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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198621391
みんなの感想まとめ
物語は、地球の人間の夢に忍び込む脱走犯と、それを捕まえようとするドリームバスターの対決を描いています。待望の新作として、多くのファンが心待ちにしていたこの作品では、物語が進むにつれてキャラクターが増え...
感想・レビュー・書評
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だからシェンは今でも、ハンパな疑念と確信をカクテルにして抱えている。"穴"を抜けて地球に行くのは、やっぱりデータじゃないんじゃないか。魂とか精神とかそういう言葉でないと置き換えられないものがいってしまうんじゃないか。
でも、それもまたおかしい。魂も精神も、人間の身体が発する生体電気が起こしている反応に過ぎないって、ドレクスラー博士は言っているもんな。だったら、生きている身体の存在しない場所には、魂も精神もないはずなんだ。
そうして考えてゆくと、結局―こっちのテーラとあっちの地球が、そもそもどういう関係にあるのかという問題が、根っこのところに横たわっていると気づかざるをえない。
テーラは地球の何なのか。地球はテーラの何なのか。どっちかが虚で、どっちかが実なのか。裏と表なのか。それとも相互にまったく関係のない独立した存在で、「消失」の原因はほかにあるのか。
(「モミズの決算」より)
シェンとマニエストロが"賞金稼ぎ"をしているテーラという場所は、遠い昔に大災厄が起こり大きな"穴"が残っている。そこはなんと地球の人類の「夢の中」に繋がっているのだと言う。50人の凶悪犯罪者が逃げ込んだその異次元へ二人は金を稼ぎにむかうという筋書きである。
しかし、三巻目にしてもまだこの「世界」の全体像が立ち現れない。それでも読ましてしまうのだから、まあ宮部みゆきのストーリーテラー振りには感心するのではある。
一巻目、二巻目を読んだのは既に五年前だ。宮部の久し振りの本格SFなので期待していたのだが、いっこうに全体像が現れないし、かつ刊行も遅いのですっかり忘れていたが、この前図書館を見ると三巻目と四巻目が出ていて、なんと人気作家なのに借り出されていなかった。(岡山県立図書館は一冊のみ購入の"主義"を取っている。私は大いに支持しているが、当然人気作家の本はいつも借り出し中で原則図書館には"存在"しない現象が起こる)この本も刊行から五年経ったし、今流行の推理小説でもファンタジーでもないので、一時のこういう空白が起きるのだろう。本格SFと言いながら、やっぱり宮部は宮部であり、日本のS.キングなのである。
冒頭引用した一文がこの「世界」を結局言い当てているのではないかと思う。「胡蝶の夢」の「蝶」の立場から描いた話なのかもしれない。宮部の世界は宇宙を描いても小松左京の「はてなき流れの果てに」のように、わけの分からないけれども骨格のしっかりした宇宙観を描くことはない。結局心の問題に入っていくのである。けれども、心そのものが宇宙以上に広く果てしないものだという意味では、彼女の立場は一貫していて、「模倣犯」(現代推理小説)も「ICO」(ファンタジー)も「日暮らし」(時代小説)も、結局は同じテーマを描いているのではある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋でこの本を見つけたトキは、嬉しすぎて、1も2も持ってないくせに、即決でお買い上げしました 笑。
なんてったって2年も待ち続けた待望の新作だから。思えばドリームバスターがあたしの宮部みゆきとの出会いだった。ドリームバスターなくして、宮部みゆきは語れません。
地球の人間の夢に忍び込んだ脱走犯と、それを捕まえにきたドリームバスター。まるっきりのフィクションなんだけど、巧妙な物語には、現実味が感じられて、恐ろしくなったりする。3巻で明らかにされた過去、そして新たな謎、新たな展開。一体いつまで続くんだ?笑。結末が知りたいようで、終わってしまうのは悲しい気がする。でもとりあえず4巻が楽しみ♡
そしてシェンがかっこいい♡笑
人生でこの物語に出会えたコト、それに感謝します。まだ出会ってない人は、是非読んでください。 -
うわー!もったいないことした!!
とあまりのすばらしさに自分の愚行を後悔してます。シリーズ1、2は読んでいたけれどその後「何処まで読んだかな〜」というなんとも馬鹿らしい理由で続きを手に取るのを敬遠していたのですが!
宮部ファンタジー好きな方は是非!ここまで読みに来てください!って感じの感動でした。
章ごとに区切られながら進んでいく物語。次も一緒に借りればよかった!!とまた後悔が重なる凄い気になる終わり方でした…! -
ちょっと話が長いかな。
居候になる女の子が出てきたり、博士が出てきたりして変化をつけてはいるのだが。
次の最終巻に続く終わり方なのでそれを楽しみにしておく。 -
1
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夢の世界だけじゃなくて、時間の概念まで!
ゆっくり読まないとついていけない…. -
理屈がちょっと難しくなってきたかな。
面白いけど。
番犬かっこいいなーてのと、時間鉱の話が途中で次の巻にいってしまうので、モダモダする。 -
1・2を読んでから、久しぶりなのに
彼らの設定の中に割とスムーズに入れた。
前回までの事がおぼろげなんだけど
オモシロク、すっと入れた。
ネタを拡げてみたって感じで
4が楽しみ。 -
読了メモ
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宮部みゆきさんの世界観すごい。
リアリティあるだけでなく、
ユニークさというか、斬新というか、
自分の中にはない世界観で、
読み進めるときに予想がつかなくて、
素直にドキドキワクワクする。
この先どーなるの!? -
ファンタジーは、つまらない
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「時間」の概念についてがとても興味深くて、面白かった。
時間は、私たち人間が作ったものなのか。
それとも、地球が存在するそのずっと前からあるのか。
SFファンタジーテイストなんだけれど、いろんな設定や記述が綿密で考え込まれていて、この世界観を思い切り味わうのが心地良いのです。
宮部さんはやっぱうまいよーーー、うん。 -
同じドリームバスターでもある友人が行方を絶った。
シェンは彼が最後に向かったという謎のフィールド『時間鉱山』へと飛ぶが、そこには3人の日本人が迷い込んでいた。
鉱山を探索するシェンたちを奥へと誘い込むように、動かなかったはずのトロッコが動き、照明が灯される……。そして残された足跡。
時間とはなにか。記憶とはなにか。母親の幻影に導かれ、シェンは闇がさざめく大トンネルの奥へと向かってゆく。
肉体を失い、精神のみとなった異世界「テーラ」の凶悪犯50人が逃げ込んだ先は、私たちの夢のなか。
その夢のなかに潜り、凶悪犯を捕まえる賞金稼ぎシェンとマエストロ。ドリームバスターシリーズ第3弾。 -
前回出てきた、理恵子のその後。
一巻で登場した人物との出会いや、錨の副作用で怖ろしいものが見えるようになっている。
血まみれローズ…。
あの中にローズの場があるってこと…?
そして、同じく前回登場したタカシ。
タカシを守るために、モズミが死を覚悟して行った方法とは。
少し切ない。
タカシが歪まず成長してくれることを祈るばかり。
そして、時間鉱山という場(詳しくは場ではないのだけれど、よくわからない。)
そこは、限りなく広く、人も複数いる。そこで、シェンの友人、マッキーが消息を絶った。
マッキーを捜しに来たマエストロとシェンが出会ったのは、わずか11才のヒロム、そして、自殺をはかったキエとユキオ。
どうやら、地球で仮死状態にある人が来る所らしい。
ちらりと横切る柿本がすごく怖ろしい。
時間という概念が曖昧なこの場所は、D・Bにとってとても危険な場所。
しかし、シェン一人がこの時間鉱山に残ることになる。
次はどうなるのでしょう…。
ピットはやっぱり…。
なんだか不吉な予感が積もる一冊。 -
理恵子、提督と接触ありましたっけ?
それはさておき。三巻。今回も地球人視点の短編を最初に挟んで、スタートしました。
一本目は現代日本人の視点、しかも前巻のヒロイン視点だったので、比較的リアリティがあり、入りとしてはとっつきやすいやも知れません。でも本音は早く異世界メインの話を読みたいんですけどね。後々きっとこの回も意味を持ってくるはずなので、ちゃんと読んでおきましょう。
またもやこのヒロインにはムズムズさせられました;何でそんなこと言っちゃうんだよ!バカバカバカ!てなもんです。筆者の思う壺でしょうね(笑)最後はホッとするとこで終わりましたが、まあこれで終わりはしないはずです。いやあ、人間仲間が一人でもいるとかなり救われるものですね!
二本目は前巻の話の続きにもなっていました。悲しい、切ない話です。なんか、こう言っちゃあまりにアレですが、グリーンマイルを彷彿とさせるんですよね・・・
あ、でも悲しいだけでなく、今回から登場する新しい登場人物が個人的に好きです。一巻で折角見つけた好きな人物がその後運悪く登場しなくなってしまったので、これは幸いでした。やはり好きなキャラクターがいないと楽しくないんですよね。
三本目はまたまた新たな謎、疑問。無限に世界が広がっている感じしますね。
人物同士の掛け合いなども大分馴染んできた感があり、読んでいて気持ちがいいです。画が浮かびます。
手元にはあと四巻だけ。
早く読みたいけど勿体無いような・・・
複雑な気持ちです。 -
2巻目に出てきたOL理恵子が少し前向きになって後日談として登場しました。1巻目の道子とドリームバスターについての話を共有したり、柿本がまだ今後どう出てくるのか気になりました。
タカシの話は少し切なく、さすがのシェンもどうすることもできず。
時間鉱山の話が次巻までもつれ込みますが、かなりはまりました。 -
【感想MEMO】
シェンの母親の影がチラチラと出てくるこの巻。「時間鉱山」という不可思議なフィールドの謎もまだ解けていないし、次巻が楽しみ。
著者プロフィール
宮部みゆきの作品
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