RUN RUN RUN

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 54
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198621414

感想・レビュー・書評

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  • キャバ嬢と高校生と編集者

    何か重い物を抱えている3人が夜の新宿でであった。
    それは、もしかしたらすごい偶然で、必然で、宿命だったのかもしれない。
    表紙が結構すき。右上に三足の靴が何故あるのかは
    本文を読めば分かったこと。
    視点がころころ変わるから
    注意して読んでいた。

  • 最初はちょこっと暗い。けど、後半はウキウキしてくる。バラバラな三人が、旅館に泊まるとき三姉妹設定になるところからが、いい。
    続きとか出たりしないかなあ。その後の話、みたいななの。気になる、三人は再会したんだろうか。個人的に一緒に暮らし始めたりしていたら嬉しい。

  • うん・うん・うん!!
    そうだよね~~
    はじめての人でしたが、いいわ

  • 私も新潟に行きたい。
    いや、新潟じゃなくてもいい。
    現実からわーっと逃げて、海辺で叫んでダッシュ。
    疲れたらそういうのもいいじゃない。

  • 最初読みにくいなと思ったけれど,
    途中ではまった感じ。
    季節が冬ってことで,冬の描写が好き。

    人は独りで生きているけど,一人きりでは生きられない。
    っていうのは,人はたとえ全くの他人同士であっても何らかの影響を与え合うものだからかなあと思う。
    他人だからこそ,自分の過去を知らない人だからこそ言えることもあると思うし。

    マコトの窮屈な生き方がとてもつらかった。

  • ■高校二年、十七歳の冬。わたしは魔女にさらわれた。二十四歳、人生崖っぷち。あたしは深夜のバッティングセンターで捨て猫を拾った。三十歳リーチ、いまだに自分捜し継続中。私はいきなり後頭部に空き缶をぶつけられた。―それが、わたしたちの旅のはじまりだった。

    ■■沈み込んだ泥沼から、前へ進むための第一歩を踏み込むまでの物語。他人のことはなかなか見えてこない。だけどみんな心の中にそれなりのもの抱え込みながら、ときどき俯いたり、必至で足掻いたりしながら生きてるんだよなぁってことを思いました。ここに出てくる24歳のキャバ嬢がかっこよくて好きです。姐御タイプ。冬の匂いのするお話でした。
    この作家さんはライトノベル中心に活躍してるらしい。

  • 爽快

    ずんと胸に残って、少しだけ切なくてじくじくする。
    前向きなお話

  • 十七歳・二十四歳・二十九歳
    様々な葛藤を抱えた3人は偶然に出会い、そして旅に出る。
    知り合ったばっかりの見ず知らずの人と一緒に旅行なんて現実的ではないですが、フィクションならではということで(笑)
    出会ったばかりの頃はギクシャクしているのに、最後には本当の姉妹のように打ち解ける3人。
    そんな関係が素敵だなぁと思いました。

    なんとなーく先は読めてしまいますが、徐々にそれぞれの抱えているものが露見していく表現はとても良かったです。

    旅行に行きたくなる!

  • 2010.2.28 午前二時半

  • 装丁がかなり好み。でも、図書館で予約して読んだから装丁に惹かれて、ということはナイ。
    3人の偶然遭った女性が突発的に出掛けよう!・・・なノリになる話。

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著者プロフィール

1967年5月生まれ。「ワイヤード」などのライターとして活躍しながら小説を執筆。繊細かつ情緒溢れる独特な筆致が注目を浴びる。著書『BLOODLINK』は2ちゃんねるラノベ大賞で1位、『ノーサイドじゃ終わらない』は「このミス!」ランクイン。

「2015年 『BLOODLINK 5 地涌の哭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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