- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784198621865
感想・レビュー・書評
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シンガポールは中国の唯一の友好国。
中国が中国中心の一方的なものの考え方からアジアを独占しようとしている時、アメリカが軍事力で中国と対峙してくれていることはアジア諸国にとっては心強い。
アメリカは中国に対して強大な軍事力を見せつけておく必要がある。
中国がどれだけの核兵器を手にしていても、アメリカがその気になれば中国を全滅させることができる。中国はそのことをよく知っている。
地球規模で見て、インドとロシアをアメリカの同盟国と考えているのは明か。
ドルはアメリカの体制そのものである。
アメリカの国家的な方針はアメリカの軍事力とドルの力で世界に民主主義体制を広げることである。中国が独自の考え方に固執するかぎり、アメリカは中国と協力して、世界を作る気持ちは全くない。
中国が自分の尺度で世界を動かし始めれば、国際社会の秩序は大きく乱れることになる。中国はこれまでの国際法や国際社会の常識を無視し、自分たちのやり方で世界を動かそうと考えている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しゃちょーの棚からお借りした本
その名の通りの内容です。
年々、10%台の経済成長率の中国
それに伴い軍事費もグングン伸びているが、何の目的のためにどのような軍備をしているのかを明かさない中国
アメリカはこれをいち早く認識し、2006〜2010年の国防戦略QDRの中で始めて中国を仮想敵国として、その対策をすることを明らかにした。
今後の戦争というものは戦闘爆撃機による攻撃ではなく、電子制御されたミサイルが主力になると言われている。
そのような状況で未だ日本はそれに対する対策を立てられずにいる。いずれ、アジアをその手に入れようとしている中国に対して、日本もそれなりの軍備をすべきとの主張は以前読んだ、憲法9条とは正反対。
しかし、現代を見る限りこの主張は馬鹿馬鹿しいとの言えない。
日本の将来、アメリカの世界戦略の凄さを知れる一冊です。
ちなみに著者は
あの「日高義樹のワシントン・リポート」の日高さんです。
著者プロフィール
日高義樹の作品





