ふたりきりの戦争

  • 徳間書店 (2006年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198622367

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

戦争を背景にした物語は、淡々とした語り口で生死の境を美しく描き出します。登場人物たちの切実な思いが伝わり、特にエンヒェン、セルゲイ、アンナの再会への希望が印象に残ります。戦争の厳しい現実を描きつつも、...

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦末期のドイツ・リュ-ネブルク市。 …ロシア戦線で行方不明になった兄(クリスティアン)、反ナチスの父(ローラント)はゲシュタポに拘束、母(エルゼ)は夫の安否を尋ねたハンブルクで行方不明…。独りぼっちになった14歳の少女<エンヒェン>は、エルベ川添いの村フレ-デンボックの農村に預けられた。その村では、ドイツ軍が占領地から連行された外国人労働者たちが使役を強制されていた。ドイツの敗北が色濃くなったある日、外国人労働者が村から連行されることを知ったエンヒェンは、ロシア人の悲運の少年<セルゲイ>を逃がそうと決意した…。人目を避け、飢え疲労に苛まれながら、セルゲイの故郷ロシアを目指した二人が目にしたものは、人々の裏切りと善意、恐怖と怯え、掠奪と殺人、自決する軍人、難民の群れ…戦争に疲弊しきった人間の痛ましき姿だった〟ドイツの児童文学作家<ヘルマン・シュルツ>が描いた、やるせない戦争の極限状態の中で、国や人種を越えた勇気と愛情の物語

  • 淡々とした語り口がこの人の特徴なのね。ウェストールほどロマンチックではなく、生死のぎりぎりのところをすっきりと美しく切り取ってある。エンヒェンとセルゲイは、そしてアンナは、きっといつか再会すると思った。

  • 2019年2月10日

    <FLUCHT DURCH DEN WINTER>
      
    カバー画/城芽ハヤト
    装丁/鳥井和昌
    フォーマット/前田浩志、横濱順美

  • 第二次大戦末期に田舎に疎開したドイツの少女が、同じ村に強制労働者として連れてこられていた少女と仲良くなり、さらに移送されそうになったロシア人の少年を逃がす計画を立てたら自分も一緒に逃げることにして、終戦まで2人で逃げ延びた、という話。 意欲作だとは思うけど、そもそもなぜ主人公が少年と一緒に逃げることにしたのかよくわからないので、ちょっと感情移入しにくかった。

  • 68点。第二次世界大戦を扱った本としては悪くはないけど、他にもよい作品はあるので、無理して読むような話ではない。エンタメというより史実寄りか。
    も少しエンタメ寄りにしたほうが受けがよかったんじゃないかな。
    恋愛要素とかはなかった。

  • パパは精神の武器を作るのさ。それで、やつらをやっつけてやる!連中は手も足もでないはずだ。
    ユダヤ人問題、ソ連とドイツの問題を小説を通して描かれている。
    なんだか切ないよね。

  • 戦時下舞台の小説は得意ではないのですが、外国のものであれば以前からぽつぽつ読んでいます。
    悲しい感情が読後感に残るだけの物語ではなく、その時代に生きるということが感じられる作品は、私の単純にたのしみむだけの読書の中で成立するからだと思います。

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著者プロフィール

1950年愛媛県生まれ。中央大学大学院博士課程修了。ドイツ文学者、翻訳家。著書に『クヴェレ・ドイツ文法』(同学社)、主な訳書に『川の上で』『ふたりきりの戦争』(以上徳間書店)、『ファーブルの庭』(NHK出版)、「宇宙英雄ローダンシリーズ」(早川書房)など。

「2020年 『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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