大きなウサギを送るには

  • 徳間書店 (2007年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198622855

みんなの感想まとめ

友情や家族の絆をテーマにした物語が展開され、主人公のコンラートは新しい環境での人間関係を探求します。彼は近所の女の子フリーデリケと出会い、彼女の家庭の複雑な事情に触れることで、成長していく姿が描かれて...

感想・レビュー・書評

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  • ドランスフェルト通りに引っ越してきて3週間め。
    この通りは新しい家だらけ。家の造りも似ていて、みんな同じような時期に引っ越してきている。
    バンテルマン家の長男コンラートは、この通りに住んでいる人達の調査しはじめ、小さいノートに書いていた。
    ここの家は男の子ひとりで趣味が何で・・とか。

    調査していて知り合ったのが、フリーデリケという名の女の子。
    彼女の親は離婚寸前で、父は大きなウサギを置いて、他の女性と暮らしている。

    はじめは女の子と遊ぶなんて・・・と思っていたけれど、フリーデリケの強引さに振り回され、
    彼女の父親の恋人にいじわるをするため、ウサギを持って、その女の家に行くことに・・・・


    コンラートのパパが、毎晩こどもたちに
    自分でお話を考えて、それを話して聞かせているのは優しいですね。
    コンラートは、離婚ということに同様していて、パパのお話の中に、どうして?を混ぜるように話しかけていて、自分なりの答えをみつけていく。

    深刻な話だけれど、明るく展開していて、読みやすい

  • コンラートはもうすぐ5年生になるドイツの男の子です。ユーモラスで友達みたいなパパとやさしいママ、しょっちゅうココアをひっくりかえす5才の弟と4人家族です。新しい住宅地に引っ越してきて、同じ年の女の子・フリッツと出会います。
    フリッツの家は両親が離婚寸前で、お父さんはペットの大きなウサギを残して家を出て、お母さんは精神的に追い詰められています。フリッツは、お父さんの恋人を憎み、動物アレルギーのあるお父さんの恋人にウサギを送りつけてやる!と思いつきます。
    このいやがらせ、果たして成功するでしょうか?
    明るく幸せなコンラートの家と、離婚の問題を抱えて暗いフリッツの家。新しい友達のとっぴょうしもない行動にふりまわされ、それでも、フリッツの気持ちに寄り添ってあげる、ちょっぴりほろ苦くて、心あたたまる物語。

  • 話自体より、ドイツの子供に対する親の態度が、すごいと思わされた。この家が特殊かどうか判らないが、5歳の子供が、理由も言わず「明日車で、ガールフレンドと兎を乗せて、町まで送って」と言って来て、日本の父親は送るだろうか。普通送っても、子供達だけで行かせないだろう。この親は送って、携帯を持たせ、自分は帰ってしまう。うーむ、子供に対する親の態度の違いは大きい。

  • のんびりやの男の子と、気が強いけれど両親の離婚騒動で傷ついている
    女の子の友情を、生き生きユーモラスに描くドイツの話題作。

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著者プロフィール

1992年上智大学大学院文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。現在、大学でドイツ語担当非常勤講師を務める。訳書に『ぼくのあいぼうはカモノハシ』『世界一の三人きょうだい』『ウサギのトトのたからもの』『小さいおばけ』『小さい水の精』『ぼくとヨシュと水色の空』「ひみつたんていダイアリー」シリーズ(徳間書店)、絵本『あおバスくん』(フレーベル館)『うさぎ小学校』(徳間書店)ほか。

「2022年 『ふしぎなメリーゴーラウンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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