D列車でいこう

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198623296

感想・レビュー・書評

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  • アイディアがいいわー

  • 〈内容〉リタイヤを前にした男女が、知識と経験と技術を生かし、再度夢とロマンに人生をかける。元気が出るロマンチック・ビジネス小説!

  • なじ■
    廃線の決まったローカル鉄道を救う為に
    3人の男女が「ドリームトレイン」という会社を設立。

    ローカル線を賑わす為に
    本当に色んな方法を実践していて、
    みんな凄く苦心しているんだけど
    読んでいてとても楽しかったです!
    現実でもこういう風に救えるローカル線が
    あるんじゃないか…と思えてしまう。

  • 山花鉄道を存続させるために立ち上がった3人のお話。
    3人のアイディアがどんどん形になっていくのが面白かった。

  • ちょっとした経済入門書見たいな感じで面白かった。

  • 細かい事を一切合切気にせず、読み切ってしまえば
    結構楽しい、大人向けのファンタジーとも言えるかも。
    オビに「ロマンティック」って書いてあるのも確かに分かる。

    サクサクと夢の実現に向かって第2の人生を迎える
    男達がノビノビ、自由な発想でビジネスを進めていく様は
    読んでいてちょっと羨ましくもある。
    途中ロングテール商法やニッチマーケットについての記述が
    ありますが、現在の音楽ソフト業界が直面しているのがまさにソレ。
    結局AMAZONの一人勝ちなのだ。

    鉄道オタに絵描きに、ゲーム、そしてロックバンドと少々盛りだくさんで
    実は鉄道救済の本質とは関係ないんじゃないか?? とか
    これ一過性の鉄道おこしで、将来的にはどうするんだろう...とか
    思って読んではいけません(笑)。
    中年男性向けのファンタジー・ビジネス小説なのです。

  • 3人のファイターが、立ち上がり、廃線の憂き目に遭遇している、地方の私鉄を立ち直らせようと試行錯誤する話。経済的な面、工学的な面、各々に面白いとは思うんだけど、各部の詰めが甘い。町長が難なに3人の計画に乗ろうとしない辺りで株価の問題が出てくるけど、その後に何ら触れられず、DT社の女社長がセクハラを受けて悔しい思いをした処も振るだけ振っておいてオチは何もなし。最終的に、結果はどうなったのか、尻切れトンボで解らずじまい。最近こういう小説多いよ。続き物で、読者にこの後、どうなるのか想像させるなら判るけど、これはこれで終りの話でしょう?何か納得行かないな。

  • 鉄道会社再生のストーリー。3人の個性がたまらなくいい。アイデアも面白い。

  • 赤字のため廃線となる予定のローカル鉄道を再建するチームの話。経営シミュレーション小説のようであるが、その実ほとんどマーケティングやプロモーションに終始しているため、意外に楽しくしかも読みやすい。ロングテール、パレートの法則、バズマーケティング、ライフサイクルエクステンション、経験価値マーケティング、アンダーレーダー型広告…。様々なマーケティング関連の用語や手法が登場し、様々なアイディアが実行され、それがことごとく成功するドリームストーリー。学園祭前の躁状態を彷彿とさせる展開はいささかくたびれるが、まあ夢物語ですから良いのではないでしょうか。ただし、これを読んで実際こんなもんなのかと思うと大変です。現実はもっとシビアでもっと様々な障害に見舞われますから。何かを始めるのに遅いという事はない。そんな何かを始める勇気を与えてくれる良書です。しかし…表紙は…。これじゃコミックだと思っちゃうじゃん!

  • いろんな人のレビュー見て気になった本。
    結構最新の本にしては図書館で予約なしですぐ借りれた。
    そして表紙を見て「あら?もしや失敗?」と思ってしまいました....が!
    スミマセン(o_ _)o))
    これいいよ!
    千葉のぬれ煎餅作って売ったり、社内で飲み物売りながら黒字にした某電鉄を思い出しながら読んだ。
    最終的に全員の夢が叶ってみんなが一生懸命で2日かけて読んだけどどこで区切ればいいか困るくらい止められなかった・・・・・
    表紙で決めつけちゃいかん!

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著者プロフィール

1954年東京都生まれ。東京大学在学中に野田秀樹らと劇団「夢の遊眠社」を設立。企業のエンジニアを経て、シリコンバレーのベンチャー設立に参加。99年「天使の漂流」で第16回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。2005年『覇権の標的』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞を受賞し、デビュー。主な著書に『D列車でいこう』『インバウンド』『横浜黄金町パフィー通り』など。『終電の神様』で第9回エキナカ書店大賞受賞。

「2022年 『終電の神様 殺し屋の夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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