夏の改札口

  • 徳間書店 (2007年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198624064

みんなの感想まとめ

人生の深淵を覗き見る短編小説集であり、各短編はさまざまな境遇にある登場人物たちが描かれています。酒に溺れる男や引きこもり、病魔に侵されたワンマン社長、老老介護の現実、自殺志願者など、彼らは死を身近に感...

感想・レビュー・書評

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  • 装画/Susan Leool
    装丁/鈴木正道(Suzuki Design)

  • 人生の深淵に沈みそうになる人の短編7作。

    ・夕立ち
    ・蛇飼う男
    ・青空の記憶
    ・老信者
    ・夏の改札口
    ・犬死にの旅
    ・ベランダの鳩

    酒に溺れた男や、引きこもり、病魔に侵されたワンマン社長、老老介護、自殺志願者、痴漢に間違われるサラリーマン、夫婦生活の破綻などの境遇から、死を身近に感じながらも生還を果たす登場人物。

    派手さがない代わりに、簡単に死の淵へ落ちていくこともある人の脆さが表現されている。

  • 7つの短編

    ・夕立:あの日 傷ついた自分に重ねて・・・思いやりや強さ、そして優しさを感じた。

    ・蛇飼う男:気が触れるってこういう感じなんだろうな。

    ・青空の記憶:幼い時にも感じた愛情を ふと今・・・

    ・老信者:何かに夢中になれると若くなれるんだ?

    ・夏の改札口:自殺志望の人たちが数人集まり・・・

    ・犬死の旅:そんなんで死ぬ事を考えるか?自分の方が強いと確認できた。

    ・ベランダの鳩:うかつにもラストにホロりと。

  • 図書館で借りてきた。福澤節。短編集だけど、テーマは自殺。重苦しい展開の中、珍しく最後は自殺せずどうにか、踏ん張ろうとする主人公達にエールを送りながら、いつもながら他人事じゃないという思いで、読み終わった。

  • 現実にもっと悲惨な事件が起きているせいか、それほどのインパクトはなかったですが、それにしても死へ向かう人々の心理が真に迫っていて読後感悪いです。読んで嫌な気持ちになりたくて読んだから、いいんですが。責任転嫁する奴は自殺しない、という言葉が凄く印象に残っています。私も自殺しないな。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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