伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術

  • 徳間書店
3.80
  • (57)
  • (78)
  • (63)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 791
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198624262

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 感情ではなくシステムで勝負する
    【内容】
    先物取引での、伝説のトレーダー集団(タートル)のメンバーが語る、タートル流投資方法の極意。

    【感想】
    投資の本は2つに分類される。
    ・心構えを記す本
    ・チャートの読み方(基本)を記す本

    この本はそのどちらにも分類されない。

    タートル流の投資システムや、他のシステムの紹介。
    システムを作るときのバックテストのやり方や問題点を丁寧に述べており、非常に勉強になった。

    また、やはり僕のやり方は間違っているのだということもハッキリした。

    反省したいが、大ピンチ中。

    【引用】
    「損失回避」が作用すると、人は儲けを得るより損失を出すまいとする心理が強くなる。ほとんどの人にとって、1000ドル失うことと1000ドル儲けないことは同じではない。しかし合理的な観点からすれば、どちらも総額1000どるのマイナスの交換であり、同じ意味になる。研究によると、損失を出した時の心理的影響力は、どうやら儲けが出た時の2倍になるらしい。

    ◆4つの意識すべきこと
    ・エッジ(優位性)のある取引・・正の期待値をもつ戦略、すなわち、長期で見てプラスのリターンを生む戦術をみつけること。
    ・リスクを管理・・損失期間にも取引を手仕舞いせずに済むよう、リスク管理すること。
    ・首尾一貫性・・逃したものが大きな魚かもしれないから、システムにしたがって行うこと。
    ・シンプルさ・・理由なんて後からいくらでもつけられてしまう。シンプルに考えよ。

    リスクは友達だ。恐れてはいけない。理解し、制御し、共に踊れ。

    個人の成功を妨げるのは、客観的な現実ではなく、自分には不可能だと考えて限界を設けてしまうことなのだ。

    たいていの人にとっては、負けポディションから抜け出してトレードがうまくいかなかったと認めるよりも、負けトレードが好転するという希望にしがみつくほうがずっと楽なのだ。

    人間の感情は取引のチャンスがうまれる源であり、同時に最大の敵でもある。感情を支配すれば成功し、無視すれば危機に陥る。

    ◆6つの信条
    ・取引をする際は、長い目で見て考えること
    ・結果偏重をさけること
    ・正の期待値を持つ取引の効果を信じること
    ・現在形で取引せよ・・過去にくよくよしたり、未来を予測しようとしたりしてはならない。全社は非生産的で、後者は不可能だ。
    ・予測しようとせず、確立で考えよ
    ・取引には自分で責任を取れ。・・・失敗から何かを学ぶこと

    正しい人間がよい取引をするわけではない。正しく取引すれば、それが良い取引になる。
    長期的展望にたってものごとを考え、ここの取引の結果は無視する。

    エッジを無視するものはエッジを重視する連中の餌食にされる。

    粗悪な手法を使ってトレーディングすることは、大しけの海に浮かぶ小舟に乗ってジャグリングを習うようなものだ。

  • 兎に角、ルールを守ることが大事!
    ブレない心が必要!

  • タートル流の投資術が書かれておりますが、トレンドフォロータイプのメカニカルトレーディングシステムが中心となっています。そして、リスク管理や参入の時、ストップ(損切)、退出の時期について解説しています。
    とくに以下の言葉は守りたいなと思いました。
    「わたしたちが教えて内容の8割がたの完成度をもつ規則のリストをつくり出せる。その人たちにできないのは、ものごとが悪い方向へ進んでも、確たる自信をもってその規則を守ることだ」

  • ドンチャンブレイクアウト!
    今も私のトレードの基本
    苦悩も多いが参入がハッキリしていてやり易い。
    ATRはかなり試したが何だか上手く行かなかった。
    結局勝率が低すぎるとモチベーションが上がらない。
    継続を考えるとスイングブレイクアウトは監視も含めて難しいと感じる。

    結局至ったのは自分が出来ることが何か?
    自分が狙えるブレイクアウトを探すことで上手く行き出した。
    あと毎日改良する事。

    まぁそんなに儲かってないトレーダーですけど…

    大花火?と初めて読んだ頃は何のことかわからなかったが、今ではハッキリ理解できる。
    久しぶりに図書館で見つけて再読
    いい時間過ごせた

  • すごい本!
    内容はトレードだが、著者も言っているようにエピローグがすばらしい。
    もちろんタートルズの実際の手法や、パフォーマンスの管理の仕方、心構えなどどの章もすばらしいが、そこも含めてエピローグの「世界をよりよい場所にする」という言葉に感動した。
    改めて自分でもなぜトレーディングをやりたいか考えると、規律を守り、エゴをすて、世界をよくするという思いがすばらしいからだと思う。そうなりたい。

  • 自己管理。
    これに尽きる!

    所々、難しい所があったが、
    読んで良かったと思ってます。

  • それなりに面白かった

  • 難しかった

  • 内容難しい

  • 伝説のトレーダーを育てた内容として、一読。
    後半の細かいクニックの前に、首尾一貫した思考や取り組み姿勢がわかり、これは参考になりました。やはり、シンプル、一貫性、真面目に教えを守りきる、統計をもとにリスク管理をしっかりする考え方は、長期投資にも十分通用すると思います。

全60件中 1 - 10件を表示

カーティス・フェイスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スペンサー ジョ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×