恋のかたち、愛のいろ

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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198624842

作品紹介・あらすじ

あなたのいちばん大切な人は誰ですか?人気女性作家7人が贈る、珠玉の恋愛アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙も、可愛い!
    中身も、短編で読みやすいし、
    胸キュンのお話ばかりです。
    大好きなのは、やっぱり原田マハさんのお話。
    こんなお話が、私は大好きです。
    主人公の気持ちに同化したり、
    親の気持ちに同化したり、
    そうやって楽しんでいます。

  • 読みたい本がないときに、手にするいろんな作家さんによる短編集。
    新しい作家さんを見つけるためにはぴったり。今回は畠中・原田・ヴィシィさんのを又読んでみたいと思った。

  • 「ごめん。」
    栄転の歓送会で苦い思いをするキャリアウーマンのお話。
    きっと彼女はこの先も、罪を悔いて生きるのかもしれない。
    そして彼を忘れることはできないんだと想う。
    お互いに大事な人を裏切った代償は大きかった。
    感情に流されるのが恋愛なのかもだけど、
    決して流されすぎてはいけないんだと感じさせられるお話でした。


    「星月夜」
    外国の片田舎で片割れを見つけた留学生のお話。
    すごくロマンチックなお話。
    最後どうなったのかわからないまま終わるけど
    それがいい。
    現実ではなかなかおとずれないもどかしい恋愛を体験できます。

    「苺が赤くなったら」
    同じ男に三股をかけられた3人のルームメイト。
    苺が1番に赤くなった人が彼を手に入れる―。
    最低な彼だけど、絶対譲れないっていう女の子のキモチが
    リアルに描かれててステキ。
    最後女の子の復讐が可愛くてスキ。

    「ブルースマンに花束を」
    結婚式の控え室で何かを待つ花嫁。
    短いお話なんだけど、主人公の葛藤とかがすごく
    伝わってきて、コッチまで苦しくなる。
    大人だから、わりきる恋もあるんだろうな。

    「号泣男と腹ペコ女」
    朝のファーストフード店で過食する主婦。
    とりあえず、旦那がムカツク。
    浮気がばれていないと思ってるのか。
    社宅ゆえの気遣いとか、付き合いとか日常で
    ありえそうな恋愛。
    あー、こうゆうかんじで不倫になるんだ。
    とか、思う。
    こうやって描かれると不倫も全てが悪いわけじゃない気がしちゃうから不思議。

    「掛け星」
    久しぶりのお見合いに対峙する34歳の栄養士。
    芯のまっすぐ通った女性の
    ういういしい恋愛が描かれててステキでした。

    「地上発、宇宙経由」
    間違いメールを受け取った大学生…。
    すべての出会いは偶然であり、必然であるんだろうな。
    赤い糸か、くされ縁か・・・
    どんなつながりでも、何か1つが掛け違うだけで崩れてしまう。
    大人の儚い恋物語です。

  • 「苺が赤くなったら」が面白かった

  • 7人の作家の短編集。
    ヴァシィ章絵さん・朝倉かすみさんは 初読みでした。
    おもしろかったです。
    唯川恵、小手鞠るい、畠中恵、原田マハ、角田光代と
    人気作家さんの作品集で 満腹感いっぱいです。

  • 作家さんによっていろんな文体があるように
    世の中には他にもいろんな恋愛があるんだろな〜
    自分がしないような恋愛もあって楽しく読めた。

    今まで名前を知らなかったヴァシィ章絵さんの作品
    「号泣男と腹ペコ女」が結構面白かった。

    基本的に短編集はあまり好きではないけど
    (すぐ読み終わっちゃうのが寂しいから)
    初めての作家さんの作品を読むのに
    こういったアンソロジーの本はいいと思った。

  • 恋愛系の短編7編のアンソロジー。原田マハ一気借りの一環で。原田マハ『ブルースマンに花束を』、ヴァシィ章絵『号泣男と腹ペコ女』、角田光代『地上発、宇宙経由』がダントツに面白かった。つーか、それ以外はイマイチ。原田マハ、角田光代はさすがって感じ。ブルースマン、かっちょいいけど、結婚するならやっぱ息子の方で、ほんとこんないい男と知り合えてうらやましい。誰か私に母の姿を見出してくれないものか。童顔、巨乳どっちも当てはまらないからダメか。料理ももっと男受けするものを作らないとな。ヴァシィ章絵は初めて読んだ。さっぱりした文体で好きな感じ。他のも読んでみよう。…地元の図書館、1冊しかなかった…。

  • ちょっとビターな大人の恋のアンソロジー。
    角田さんの地球経由、宇宙行きが一番好き。
    本当にたいせつなひとには、古典的方法で伝えたいと思う。

  • 原田マハさんと朝倉かすみさんは初読みでした

    どの短編も結構好きですね

  • 表紙が綺麗だったので手に取った。アンソロジーは初めて読んだけど、作品の並べ方は大切だと思った。
    それぞれ感想はあるけれど、後半4作品(特にブルースマン〜)が好き。でも暫く女性の恋愛小説はお腹いっぱいかな、という気分になった。不倫とか離婚とかってこんなに蔓延ってるのが普通なのかな。小説だとはわかっているけど。

    地上発〜のふたりは、いつかどこかで再会して欲しい。

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