アフリカに緑の革命を! ニッポンNPO戦記

  • 徳間書店 (2008年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198625153

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  • 1986年、日本財団とカーター元大統領の財団カーター・センターがスイスに笹川アフリカ協会(SAA)というNGOを設立して食糧生産性改善のためにガーナとスーダンで開始したプロジェクトとカーター・センターの保護・衛生プログラム、グローバル2000をあわせてSG2000と呼ぶ。

    本書は、そのSG2000にプロジェクトに関わり指揮をとっているリーダーたちの活動を記したものです。

    「植えた者に、1匹の魚を与えるよりも、魚を釣る方法を教えるほうがずっと効果的で価値があるのではないか。飢えに苦しむ国の人々が、いつまでも他国の援助を求めず、自力で増産に取り組めるようになることが肝心だ。」
    というのが笹川良一氏の理念だそうだ。

    ところで、エチオピアの人の”豊かさの基準”をご存知ですか?
    ”今日は1食、食べれたぞ!オレはリッチだ!”が標準です。
    つまり、大半の人が毎日食べることすらできていないのが現状なのです。
    これが”もてる国ともたざる国の”現状なのです。
    でも、この不条理さを嘆いたところで何になるのでしょう?
    たとえ少しでも”もたざる国”が前進できるよう手助けすることが、この国の現実を知ってしまった者の使命なのです。
    エチオピアが農業大国になる日を夢見て…

    本書の中で、このアフリカに緑の革命を起こそうとしている人達のことをグリーンファイターと呼んでいます。
    グリーンファイター達の、それぞれの思いや信念が伝わってきます。

    アフリカでは飢饉や旱魃が絶えずあります。
    決して農業をやるに適した環境ではないのです。
    それでもアフリカに緑の革命を起こして、豊かな大地にするという壮大な浪漫があります。

    私自身、もっとこのような活動に目を向けていきたいと感じました。

  • アフリカに緑の革命を起こそうとする戦士たちの記録。日本財団の笹川良一を中心に農学者のボーローグ博士とカーター元大統領のЗ人がSG(笹川グローバル2000)を組んだ。農業を通してサブサハラの貧困や飢餓をなくし、援助に頼らない経済的自立を果たすため、カントリーディレクターと呼ばれる戦士たちが奮闘する。図書館で借りた本だが、朝の通勤時間、読んでいて非常に元気づけられた。1960年代にアジアで大成功を収めた緑の革命が、2000年代に入り批判の的になり、私もその意見にやや賛同していたが、 考えを改めた。

  • エチオピアはイタリアの植民地だったからスパゲッテイがおいしいそうだ。
    神は地獄に住まう。楽園には神はいらない。
    緑の革命は資本主義と同じで終わるがない。資本主義は時代や市場の変化に応じて欠点が生じればそれを修正していくものであり、緑の革命もまた、不断の改良を続けるプロセスの連続だから。

  • 生まれたときから物質的に恵まれた社会環境で育てば、物事の判断基準が物質になってしまう。非物質文明社会で育てば、別のものさし、視点が生まれる。
    自立による貧困からの脱出を支援する団体の活動取材記録。自らを「緑の戦士」と捉えて活動するNPO職員。人が不退の決意で行動するための「御旗」の重要性を感じる。

  • SG(笹川グローバル)2000のアフリカ支援レポート。アフリカの、それも支援をしなくてはいけない地域の環境の劣悪さ、治安の悪さは想像を超えている。極度の貧困や呪術などの因習とも戦わなくてはならないグリーン・ソルジャーの活動は、宗教の伝道師に近いもの感じさせる。
    貧困と飢餓を救うための活動ではあるが、アフリカにおける“緑の革命”に対する環境団体との考え方の衝突は、理想と現実のバランスシートとについて考えさせられる。

  • 図書館で借りて読んだ。
    笹川良一の笹川グローバル2000の活動のリポート。
    ノーマン・ボーローグ農業博士「緑の戦士」によって設立されたNPO

    こんな危険な国へ取材へ行く 大高 未貴 という著者に興味を持った。

  • 2009/1/21

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