元死刑執行官だけが知る監獄の叫び

  • 徳間書店 (2008年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198625573

みんなの感想まとめ

刑務官という職業の実態や、その背後にある社会的な問題を深く掘り下げた作品であり、読者に新たな視点を提供します。著者は元死刑執行官として、拘置所の現場や収容者の生々しい状況を描写し、刑務官の業務が想像以...

感想・レビュー・書評

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  • 刑務官、という仕事をあまり知らなかった。

    裁判官、弁護士、警察官などは、映画や小説などで扱われることが多いのではと思うが、刑務官が主人公の創作物ってあるのだろうか。

    全く無知で読むと、想像を超える大変な仕事だった。
    体力も気力も並大抵では出来ない。
    本文中にも「行刑施設は治安の最後の砦」とあるが、まさにその通りで、『人権』という権利を傘に子温いことを主張する、『人権派』の方々は、一度本書に目お通してから主張してもらいたいものだ、と思う。

    この本の主旨ではないが、関連せざるを得ない「死刑論」についても、著者の主張を支持したいと思った。
    常に、被害者側の人権を優先させるべきだと個人的には信じているし、極刑を言い渡されるような事を行った時点で、そうでない人と同等の権利を得ようとするのは筋違いだと思う。

    脱線したが、この刑務官含め最後の砦を維持管理する人員不足は、他の業界でもそうだが、とりわけ待ったなしに思われた。あとがきを見ると2008年だったが、今はもっと大変なのだろうと思う。

  • 死刑執行官とあるがそれはほんの一部の業務。
    拘置所の職員の話だ。
    収容者の話も生々しいが、死刑についての考え方や、刑務官の話、人権派弁護士とのやりとりが興味深い。
    死刑存廃についてこういう議論が表に出てこないのはどうかと思う。

  • タイトルからして、死刑を待つ受刑者の記録的なものかと思ったら、叫びは疲弊する刑務所の現場職員さんの、ギリギリ状態の悲鳴でした。
    事勿れ主義の幹部との板挟みや、無責任な人権派弁護士に対しての怒り…。特に後者への怒りパワーがものすごいです。いい本に出会えました。

  • 刑務所の裏側、知らない世界を知れた
    死刑廃止論についての死刑執行官の意見は貴重
    意見は偏りがあるけど興味深かった

  • 拘置所・刑務所の中は、一般人は知らないことが多いが、元職員の偽らざる現実の内容。

    弱みを見せると、それから職員をゆすることや暴れることもあり、または人権弁護士なども含めて差し入れにいろいろなものが入っていたり、または出所してもすぐに事件を起こしたり、または脱走したり、本当に現場ではいろいろなことが起こっているんだと感じた。

    法務省管轄になるとは思うのだが、現場を知らないで机上の空論だけで、いろいろな制度設計や処罰に対して考えるのはどうかと思う。理想と現実という言葉はあるが、職員が少ない中で必死になっている方の苦労がわかる本。

    ぜひいろいろな方に読んでもらって、現場の苦労を分かってほしいと思う。

  • 拘置所・刑務所の中では日々、まるでドラマのような騒動が起きている。
    拘置されている犯罪者達の突飛な行動を見ると中の職員の御苦労がよくわかる。
    自殺未遂、自傷行為、異物嚥下、精神障害者を装った行動など、その対処には相当なエネルギーが必要であり、並大抵な覚悟では務まらなさそうだ。
    死刑囚への対処もまた大変そうである。
    特に死刑を言い渡されてから執行までが長すぎる国なので受刑者と職員共に神経を擦り減らすことになるのだ。
    腐敗刑務官の根絶問題などにもしっかり取り組んでほしい。

  • 死刑制度をもっとよく知った方がいいね。

    今のような状況でほんとに回るんかいな裁判員。


    あー鬱だ欝だこの国は欝だ

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