大恐慌入門 何が起こっているか?これからどうなるか?どう対応すべきか?

  • 徳間書店 (2008年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198626617

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

経済の危機とその影響をテーマにした本は、読者に漠然とした不安を抱かせる一方で、金融や経済に対する理解を深めるきっかけとなります。特に、デリバティブ市場のバブル崩壊がもたらす恐れや、最悪の場合の結論とし...

感想・レビュー・書評

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  • 事実を元に推論(政府、中央銀行への批判)。
    とりあえずヤバイがいっぱい書いてあるが、こんな簡単に崩壊してたら、マズイですね。

    知らない情報が多く真偽はわからず。

    ◉気になったところ
    ・サブプライム問題は問題の一端に過ぎない。別の超バブルが崩壊寸前(P44)
    ・AIGは2005年にCDS市場から撤退していた(P36)

  • サブプラムローン問題がいよいよ本格化してきて世界経済に悪影響を及ぼすと言うことが明確になってきました。「歴史は繰り返す」と言われますが、今度来るであろう恐慌は1929年の時とは比較できないほど大きなものになるかもしれません。

    恐慌が来る来ないは別にしても、今世の中で何がおきているかを解説してくれている本を読むことは、これからの生活においても重要かもしれません。この本に述べられているように、サブプライムローンは本質的な問題のほんの一部に過ぎない(p239)と書かれている部分にはぞっとしました。

    以下は気になったポイントです。

    ・商業銀行ならば自己資本比率8%という歯止めがあって、12.5倍までしか投資できないが、SIV(特定目的会社)を使って自己資本の30-50倍近い投資をしてしまった(p5)

    ・金融商品の元金を保証する保険であるCDSの想定元本は5400兆円で、世界GDPに相当する(p29)

    ・ヘッジファンドはCDS市場に参入した、企業が倒産しなければ保険料はただ取りとなうので美味しいビジネスであった(p33)

    ・CDSで損失を受けた保険会社AIGは、2005年の段階から撤退していた(p36)

    ・2008年10月にアイスランドが破綻してから、アルゼンチン・パキスタン・ベルラーシが財政危機になった(p48)

    ・アメリカで10ドル以下の株価は、日本の50円以下と同じで実質倒産価格である(p60)

    ・金融庁は、日本国内の投資家が持つCDSは、79兆円であるとコメントした(p62)

    ・フレディマック、ファニーメイ問題で一番あきれるのは、530兆円の住宅ローン債権、170兆円の社債を自分で保証している点である(p70)

    ・AIGは50兆円の保証に対する担保不足として9兆円の資金を投入した、全体5400兆円の市場では、1200兆円以上の損失が発生していると考えられる(p106)

    ・今回の事態は日本で13年かかって起きたことが、わずか1年で起きた(展開がとても速い)と見るべきである(p107)

    ・エンロンがアーサー・アンダーセンと組んだように、ヘッジファンドは格付け機関と組んだ(p139)

    ・日本では13年かかって株価は80%下がったが、ロシアは5ヶ月で下がった、これによりロシア国内の銀行は実質すべて倒産状態であろう(p168)

    ・AIGは当初、9兆円の資金援助が報じられたが、2ヶ月も経たないうちに、15兆円に増額された(p186)

    ・株価指数が1年で70%も下がる国が、プラス成長できるわけがない(p190)

    ・今回の危機は1929年の大恐慌を超えている、モデルは実は14世紀の暗黒時代である、1347年10月に中央アジアからイタリアに伝わった毛皮に潜んでいたペスト流行と似ている(p230)

    ・今回のサブプライムローン問題は、CDO(債務担保証券)300兆円の一部の問題に過ぎない(p239)

    ・いま投資すべきなのは、「円高」にかけるべきである(p242)

  • 9784198626617  262p 2009・1・25 3刷

  • 2010/8/20:
    2012年​までに大恐慌となるのかどうか?​とりあえず、今日現在は、GMの​再上場などもありどうにか、押さ​え込んでいる感じ”

  • 想定元本6京円といわれるデリバティブ(金融派生商品)のバブルが崩壊し訪れる世界とは・・・。



    経済・金融音痴ですが、漠然とした危機感がこの本を手に取らせました。

    知識がなさすぎる僕には、この本を線(ストーリー)として理解はできませんでしたが、点(トピック)の集まりとしての危機感は感じ取れました。

    そして、その最悪の結論は第三次世界大戦であるということ。

    こういった論を自分で咀嚼できるほどの知識がないのが非常に口惜しいので、すこしずつでも経済・金融音痴の解消と、さらにはその大きな流れの歴史的意義を認識できるよう歴史音痴も解消しようという意識が新年早々強まったのでした。
    そのことがこの本を読んで一番の収穫です。

  • リーマンショック後の世界がどのようになるか、予想。

    著者の予想に反して、世界は良い方に進んでいる。
    とはいえ、著者指摘の問題は現状も内包しまくっているので、注視することは必要。

    とくに、最近(2010/07/17)ファニーメイとフレディマックの動きが怪しいので、
    かなりビビッている今日この頃。

  • 世界経済が不況に陥り大恐慌(1929年)へと転げ落ちた1920年代、ヨーロッパではファシズムが台頭した。オルテガが『大衆の反逆』(La rebelión de las masas)を著したのは1930年のこと。大衆(las masas)という心理的情況を「慢心しきったお坊ちゃん」に譬(たと)え、無責任な群衆心理を唾棄すべきものとして糾弾した。

    http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100629/p9

  • たしかにそうなんだか、どうなんだか
    信用取引というかマネーゲームって恐ろしい
    そんなに借金できないもん

    楽観論はいけないのはわかった・・
    でも、だめですから食料備蓄をといわれても
    不安をあおるのはどうも
    いつの時代も希望は必要ってことよね

  • 2010Feb03開始

  • 初めての経済の本。とても面白かった。日本で流されるニュースはかなり制限されていると感じた。ちょっと終末論っぽい。読んでると世界が破滅するみたいで怖くなる、けど面白い(笑)経済学って複雑なんだな。

  • 今何が起こっているのか、ニュースではよくわかっていなかったことが知ることができた。

    必需品の確保、昔の日本人が持っていた心を取り戻すこと。

  • この本で得られた気づきは,
    『現状を認識する』

    リーマン・ブラザーズの破綻。
    これを契機に,一気に金融の大混乱が始まった。
    AIG危機,各国の相次ぐ銀行の国有化,そしてアイルランドの国家破綻…。

    金融どころか国家破綻の問題にまで発展した。
    サブプライムローンとは,そんなに大きな問題だったのか。

    実はもうすでに世界は金融崩壊している。
    現状,世界中の株価の時価総額は3000兆円ほど減少した。
    世界のGDPの6割がなくなってしまったのだ。

    なぜこのような状況になってしまったのか。
    その原因は,デリバティブという『金融ばくち』に熱狂してしまったから。

    金融を司る大本である世界中の大銀行が,ノーベル賞受賞者や高等数学を使う数学者などによって作られた金融工学によって,
    確実に収益が取れると信じ込んでしまったのだ。
    「儲かるのであれば,どんどんお金を投資しよう」
    ということで,自己資本の0倍まで借金をして勝負してしまった。

    その結果,彼らがやった『金融ばくち』の総計は,想定元本で6京円!!
    6兆円の1万倍が6京円です。

    今この6京円のデリバティブ市場が音を立てて崩れている。
    これから資本主義の崩壊が始まり,まさに恐慌へ突入しようとしている。

    その前兆が,グルシア問題。
    ロシアにとっては,資源を押さえることが生命線。
    そのため,大量の石油が眠っていると思われるカスピ海は,喉から手が出るほど欲しかった。

    しかし,アメリカも負けてはいない。
    ここでアメリカ,ロシア双方の派遣争いがあった。
    結果は,ロシアの進撃によって勝負は一気に決まったが,
    この争いと重なり,今回の金融危機で株価の大暴落,急激な不況から,ロシアでは人々に不平不満がたまり,
    その不満が外へ向く。そして全く似た境遇となる中国と結びつき,2大陣営に分かれての大々的な対立が始まる。

    そんな状況下にある世界で,日本はどうなのか。
    日本での問題はなにより,危機感の欠如。
    世間一般が,今回の不況に対して,通常のものであると考えてしまっている(自分もそうです)。
    これでは,いざ危機が来たときに,対応ができなくなり,処方箋を間違えてしまう。


    だからこそ,今自分たちがすべきことは,しっかりと現状を認識しておくことなのだと思います。
    現状をしっかり認識しておけば,いざ危機が来たときに(もう来ているとのことですが)自分なりに対応できるのではないでしょうか。

  • 僕が金融に興味を持つきっかけになった一冊。
    かなりの悲観論だが、わかりやすくまとまっていて納得できた。
    この分野は人によって描くシナリオが違いすぎるので、できるだけ多くの種類の意見を入れて、偏らないようにしたい。

  • やや堅さがあるし、章わけなんかも
    もっとわかりやすくできる余地が
    あるように感じた。真面目なタッチで、パンチは
    弱いが、確実な視点でものを見てると感じた。
    今後、力が抜けた著作に特に期待。

  • 世界中で過去一年で3000兆円が失われた。目に見えない世界 デリバティブ金融派生商品 6京円 三菱UFJのモルガンスタンレーへの出資6000億は論外。ロシアの株価 5ヶ月で75%低下(日本は13年かかって80%低下) 5位のベアスターンズはCDS市場の保険の受けてで破綻すると金融がドミノ倒しとなる危険性があったので救済。リーマンはCDS市場への関与がすくなかった。 破綻。 日本で13年かかっておこったことが、今回わずか一年でおこっている。 船井幸雄断末魔の資本主義2002 LTCM/エンロン デリバリィブで崩壊 日本は実体の不動産でバブル アメリカは証券化証券などの非実体でバブル 農林中金 巨額損失 日本には危機感が欠けている。自分を捨てて公に尽くす、次の新しい素晴らしい世の中を作ろうとする有意の人が求められている 買い 生活必需品やエネルギー医薬品 goldや穀物などの商品は見直される 株や債券はだめ 相場の上昇は普通小型株から始まる ジャスダック、ヘラクレス、マザーズ 保険的な感覚でベアオープンの投資信託 投資とは無縁のひとは、現金をもって生活必需品を握りしめる 助け合い共生を目指す人になる

  • 2009年初頭現在起きている現象を理解するのにいい本
    サブプライムやCDSの危機の進行速度と規模が的確に説明されています。
    さまざまな要人が言っている抽象的な表現の意図するところが理解できます。

  • アメリカFRBはこれまでどんだけ〜♪資金投入してるかわりますか?あまりにも毎回のことで慣れボケしちゃってますよね。
    2007年12月金融機関に貸し付けるTAF(ターム資金貸付)
    2008年3月16日ベアー・スターンズの救済
         3月27日証券会社に証券化商品を担保に米国債を貸出すTSLF(米国債貸付)
         9月のファニーメイ、フレディーマックの救済
         10月のAIGへの9兆円の資金供給
         12月以降金融安定化法で68兆円の公的資金による不良債権買取
    2009年 1月アメリカビッグ3への救済
          2月シティーの優先株を普通株へ転換

    惜しげもなくつぎ込んでますよね。しかしお金はどこから来ると思います?お札は造幣局で大量に刷ってるんですよ。これが。つまり今後必ずこのひずみが来ます!間違いないですね。
    このFRBの財務内容悪化がドル大暴落(超円高)へと突き進みます。しかしアメリカはこれを是が非でも阻止するため第3次世界大戦勃発のシナリオがあるくらいです。まさに1929年以降の第2次世界大戦の歴史は繰り返すということです。ハイパーインフレに見舞われお札は紙切れとなりゴールドや穀物などの資源物資が唯一の信用できる物となるでしょう!
    とにかく今の日本人はまったく平和ボケしてます。危機感を持ってください。ではどうすべきかはこの本を読みましょう!
    まあ簡単に言うと一般市民は失業しないよう働き、ひたすら貯金せよ。余裕資金があれば円高に賭けましょう

  • デリバティブについて理解がある筆者が描く今後の世界経済。非常に暗く読んでいて憂鬱になったが具体的な施策を打てない現状からすると現実的なシナリオだ。
    国家が破綻し戦争が起きる。考えたくはないが可能性としてあり得る。そんな中どうやって生きていくか。自分の今後の人生についても考え直すいい機会になった。

  • 081231
    船井幸雄師推薦本

  • 毎日少しずつ読んでいます。
    繰り返し読んでいます。

    実感としてとらえられるまで時間がかかりそうですが。

    いろんな人の「お薦め」になってきてますね。

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著者プロフィール

経済アナリスト。(株)アセットマネジメントあさくら代表取締役社長。1954年、埼玉県生まれ。77年、明治大学政治経済学部卒業後、証券会社に勤務するも3年で独立。顧客向けに発行するレポートで行った経済予測がことごとく的中する。故・舩井幸雄氏が著書のなかで「経済予測の超プロ・K氏」として紹介し、一躍注目される。『2013年、株式投資に答えがある』『すでに世界は恐慌に突入した』(以上、ビジネス社)、『株の暴騰が始まった!』『世界経済のトレンドが変わった! 』(以上、幻冬舎)、『暴走する日銀相場』『株、株、株! もう買うしかない』(以上、徳間書店)など著書多数

「2021年 『株高・資源高に向かう世界経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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