神君幻法帖

  • 徳間書店 (2009年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198626808

みんなの感想まとめ

戦う必然性や虚無感をテーマにした物語が展開され、忍者同士の死闘や秘術が描かれています。オマージュとしての側面が強く、原作の『甲賀忍法帖』への敬意が感じられる一方で、現代の科学技術を取り入れた説明がやや...

感想・レビュー・書評

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  • やはり山田風太郎には敵わない。戦う必然性、作者はあとがきで空疎であればあるほど虚無的でよいと述べているが、読み手としてはなんともしっくりこない感じがしてしまう。
    そして、説明に使われている科学技術が最近のものであるだけにちょいとちぐはぐな感じ(ナンセンスという意味では的を得ている。)を受けた。
    もう一度甲賀忍法帖を読み直してみたくなった。

    あとがきの、山田風太郎の作品の作り方が少年ジャンプに繋がっている(多数VS多数)という指摘は非常に面白く、頷けるものだった。

  • 伝奇小説っぽいが理屈が鼻につく
    もっと自由に話を展開すべきでは

  •  山田風太郎の大傑作『甲賀忍法帖』へのオマージュ作品。なんと装画まで一昔前の角川文庫の妖しさ(画・佐伯俊男)そのままで、オールドファンは胸が躍る。

     原作同様、対立する忍者同士が秘術を尽くして死闘を繰り広げるストーリー。
     登場する忍者・忍術はもちろん山田正紀のオリジナルだが、荒唐無稽な忍術のひとつひとつに現代風の解説がついているのがユニークなところ。ツーミラーズニューロンによる読心術、ノンコーディングRNA、眼力による遺伝子情報の操作など、トンデモ科学のオンパレード。
     著者が楽しんで書いているのがわかるし、読んでいても楽しかったが、さすがに後半になってくると、そこまで無理に科学的に証明しようとしなくてもと、やや辟易した。

     『甲賀忍法帖』は21世紀になっても、映画、コミック、アニメに展開されているが、間違いなく日本が誇るSFの金字塔だとあらためて感じた。
     そういう意味では、絶対に原作を超えられないので★4どまり。あと、原作では10人対10人だったのが7人対7人に減っているのが少し物足りなかったかな。

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著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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