神去なあなあ日常

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 1023
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627317

感想・レビュー・書評

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  • 高校を卒業し、適当にフリーターをしようと思っていた勇気。ところが、親と先生が手を組んで、無理やり三重県神去村に送り出されてしまう。携帯も繋がらない山中、慣れないしきたりや人々に戸惑いながらも「なあなあ(ゆっくり行こう)」な林業の毎日の中で成長していく主人公の物語。
    自然の中、まったりと話が進みます。日本の伝統や自然にどっぷり浸かった気持ちです。高校生から読めそう。挿絵が優しくて好きです。

  • 三浦しをん、またやってくれました。
    今回はほのぼのとした空気感漂う内容。
    親と先生に進路を決められて林業へ、って最初の設定は小説っぽいんだけど、山での生活がリアルで、素朴でのんびりしてるのがなんとも言えずいいです。特別な出来事や事件なんかは起こらないけど、自然と一緒に生活しながら、ちょっとした人間関係やドタバタもあり、でもやっぱりなあなあで行きましょってノリがとてもいい。
    三浦しをんはなに書いても、それに対する考えというか、捉え方がしっかりしてるから良い。ただの本好き妄想好きでは終わらない、幅広いなあと思います。

  • 成り行きで林業に従事する事になった平野勇気。山と共に生きてきた村人達との交流や、大自然の美しさと厳しさと神秘さに触れ成長する彼の変化が面白い。
    何も無い山の中、じゃなくて有り余る大自然の中。考え方を変えるとなんて新鮮。 確かに多少不便でも、生きて行く上で必要なものなんてそう多くは無いよね。 
    登場人物は皆魅力的。笑えるツボもあり、大祭りのシーンは迫力満載夢一杯。全編通して、ツッコミながら読みました。
    アタシも今年は余裕をもって、「なあなあ」で行きたいな。

  • 実家の近くが舞台です。まさかこんなマイナーな場所が、、、
    山神さまが日常に存在したり感じたり、山はいいっすよ。

  • なぁなぁ精神と自然たっぷりの神去村、都会には絶対に体験できない良いところがたくさんあってほのぼのしました。
    田舎暮らししてみたい。

    山や林業には前から興味があったので、そこも深く描かれているところも興味深かったです。
    三浦しをんさんは色んな分野の仕事やスポーツを舞台に書くのがほんとにうまいと思う。
    読んでいて、細かく取材したのが分かるし、そこにいる人々の心もしっかり伝わってくるからすごい。

    参考資料にあった、林業に関する本も是非読んでみたいと思いました。

  • 林業と青春。すごい感動もないけれど、さわやか、読みやすい。今の季節には軽くオススメ。

  • 多田便利軒の2作品しか読んだことない三浦しをん、2010年も終わりに近づいた12月のこの時期にやっと2010年の本屋大賞で4位の作品を読むという遅さぶりです。

    多田便利軒を超えるのは無いだろうと三浦作品を避けていたのですが、これは面白かった!!林業??と思いながら主人公の勇気と共に色々知っていくのです。

    厳しくも優しい人々たちと過ごし働き、なんとなく高校を卒業した勇気が成長していくのだけれど、なんだかんだいって勇気は根性があると思うんだよね~
    自分だったら携帯の電池を捨てられただけで、怒り狂うかも!!まぁ電池だけってのが優しさかもしれないんですけどね(笑)

    どんな仕事も1年やって少しその仕事の楽しさを本当に少しだけれど知っていくと思うのをこの本では上手く描いてるな~こういうところを今の若い人を読んで何か感じとってほしいな~。どんな仕事でも最初は辛い、特に林業なんて肉体労働だから最初は死ぬほど厳しいんだよねでも、頑張ってると楽しさを少し掴むんだよね~。

    まぁ、美人の産地の神去村だからそれ以外にも楽しみがあるのかもしれないけど、勇気の恋は今後どうなるんだろうか??なんか微笑ましく終わるのがもう少し今後を知りたい!!って、下世話かな(笑)

    しかし、なんだろう?三浦しをん。多田便利軒でも思ったのだけれどなんてス~ッと主人公と同化しやすいんだろう。なんかRPGゲームで主人公に自分の名前つけて感情移入させているような感覚に似ていてもう主人公目線になってしまうんです。

    そういうところも。自分にはなまら読みやすいんです

    自分はこんな田舎に住んだことないです
    読んでて良いな~って思うけど、札幌に住んでいて便利なものになれて遊びに(飲みに?)行く場所が多い所に住んでいると、ここでは住めないだろうな~って思うけど、良いな~この村って思うんですよ~。

    でも、実際には無理だけど・・・。
    その分、勇気にはずっと住んでほしいな~

  • 横浜の落ちこぼれ高校生、勇気が迎えた高校卒業式。その日に、本人の意思は全く考慮されずに送り込まれた、林業への道。三重県奥部、神去地区での一年のお話。
    イマドキの男の子でも、悪戦苦闘しながら、新鮮な林業体験を爽やかに描かれてる。登場人物の目線も優しい。

  • おもしろいなあ。こういうおもしろさいいなあ。
    なあなあなかんじだいじだよなあ。みんなおもいなあ。

  • すごい。こんなに面白いと思わなかった。やっぱり三浦しをんさん素敵!大自然と古くからの伝統と職人の技とちょっぴり不思議と、あと下ネタ(笑)宮崎駿さんが帯の紹介書いていたけど、ほんとにアニメで見てみたい! 

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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