神去なあなあ日常

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627317

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいなあ。こういうおもしろさいいなあ。
    なあなあなかんじだいじだよなあ。みんなおもいなあ。

  • すごい。こんなに面白いと思わなかった。やっぱり三浦しをんさん素敵!大自然と古くからの伝統と職人の技とちょっぴり不思議と、あと下ネタ(笑)宮崎駿さんが帯の紹介書いていたけど、ほんとにアニメで見てみたい! 

  •  図書館で、半年待ってようやく借りられました。
     けれど、期待が大きすぎたせいか、アレ?って感じです。

     林業の人々の視点から、自然の中で生きるということ、山奥の変わったしきたりと土着的な祭。面白かったのですが、オイラの人間的器の小ささのせいで何か物足りなく感じました。なんだろう?ボキャブラリー貧困で上手く言えねぇ~。(;´Д`)

     まあ、主人公の勇気が神去の人々と触れ合い、成長していく青春ストーリーです。ベタですか。すみません。

  • 林業の世界に入っていく青年の物語。。。。あまり興味が持てないけど・・と斜め目線から入ってしまったことに、読み終わって反省。
    都会での生活に「なあなあ」は無い。
    読んでいる間、神去に入り込んで、違う時間を過ごした感じ。
    人気作品だから、今後映像化なんてこともあるかもしれないけど、私の頭の中に出来た私だけの神去村を大切にしたい!!と思わせてくれた作品。

  • 実に優しい物語であった…。
    三浦しをんさんは、最初が「光」で、人間の欲望をまざまざと見せられていたので、このような対極する美しい物語を書く人なんだとは知らなかった。
    半ば無理やり田舎の林業の里へ就職させられてしまった主人公の1年間の物語。
    「嫌々」「泣く泣く」が、村の人に触れ山に触れしきたりに触れ、神に触れ…徐々に村人として成長してゆくさまが描かれた、優しくも痛快なある青春備忘録とでもいおうか…。
    登場人物がそれぞれ個性的で好感大、犬さえも可愛い。
    四季折々の林業の大変さや、小さな村という郷の人間模様。ちょっぴり切ない恋愛などがリアル。
    読後感は爽快で、愛すべき作品だと思う。

  • これもまた山岳小説。当然...大好きになった作品。
    もうね、最初の1ページ目から面白い! そして始終面白い。
    登場人物の全員が素敵。犬のノコですらカッコよく神々しい。
    ライトノベルっぽいとかBL臭がするとか、かなりどうでもいい。
    ただただ、面白いし、山に生かされてる男達、女達の姿に
    感情移入しまくりなのです。

    勿論現実の山での暮らしや林業という産業が抱える問題は
    重いでしょうし、こんなお気楽なものではないって事くらい
    分かる。でも、今作で書かれているように、山で暮らす人達の
    気持ちと想いは、さほど遠いことが書かれているとは思えない。
    勝手放題に放置するのが自然ではなく、調和とバランスを
    人間が手をかけて保っていく事で自然が保たれる。それも
    神様のものである山に生かされ、食わせてもらってる...という
    認識と事実。
    そこがブレずに描かれている以上は、自分にとって
    優れていて面白い山岳小説なのです。

    読み終わるのがイヤになるくらい楽しい時間だったなー。

  • 高校卒業後、林業を研修することになった勇気。
    村で出会う人や山で成長していく。

    父親の実家がモデルなのかな。
    日常の様々なエピソードも盛り込まれておもしろい。
    林業に詳しくないため、描写がやや物足りないけれど、山の雰囲気はよく伝わった。

  • 現代日本で冒険が生活になる話。

  • 林業について全く知らなかったのですが本当に面白くてページが進みました。自然の美しさや怖さ、そしてその自然と共生する神去町の人々のくらしにほっこりと出来る作品です。仕事終わりに読んでこういう風に仕事がしたいなぁって何回も思ってしまいました。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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