日本を賤しめる「日本嫌い」の日本人 いま恐れるべきはジパノフォビア

  • 徳間書店 (2009年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198627393

みんなの感想まとめ

自らを賤しめる精神に対する鋭い批判が展開されている本書は、現代日本のさまざまな問題を多角的に分析しています。著者は、政治や教育、国際関係における日本の立ち位置を探りながら、日本人が抱える自己否定の傾向...

感想・レビュー・書評

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  • 樋口喜一郎将軍の話に感動した。

  • 今まで冷静に考えてみたことはありませんでしたが、オリンピックの開催時期を除いては「日本大好き」というのは、奇異な目で見られることもあります。日本が過去に行ってきた全てを肯定するのもどうかと思いますが、一部の出来事をとらえて「日本嫌い」になるのは、著者である渡部氏が指摘するように危険なことだと思います。

    この本を読んで、正しい歴史感覚を身につけた上で、自分の目で判断できる力を養成することの大切さを感じました。ニュークレア・シェアリング」の議論を渡部氏もしていることに認識を新たにしました。核を間接的にでも保有する議論が今後必要なのでしょうか。

    以下は気になったポイントです。

    ・昭和30年11月に、旧自由党と旧民主党が合併して自由民主党が結成された(p21)

    ・社会党は村山委員長が首相に就任するにあたり、結党以来のスローガンである「日米安保反対」「自衛隊は違憲」「国旗掲揚反対」を撤回してしまい、存在理由をなくした(p26)

    ・平和条約とは、それまでの紛争をすべてご破算にして、その争いについては問題しないことを意味する、一度締結されたら過去の問題は蒸し返さないのが当たり前(p29)

    ・日本は蒋介石政権とサンフランシスコ条約の1年後に、日華平和条約を締結、東京裁判に関する条項を問題にしていない(p31)

    ・民主党は危険な団体を抱えている、例として、日教組・公労協・朝鮮総連・韓国居留民団・部落解放同盟等である(p42)

    ・1888年、陸奥宗光とメキシコの間において、初めての平等条約が結ばれた、日墨修好通商条約である(p53)

    ・昭和天皇も、大東亜戦争の遠因は、アメリカの対日移民政策であり、近因は石油禁輸であると判断している(p59)

    ・黒人の参政権は1956年から認められているが、投票に関しては「文盲テスト」があり除外された人が多かった、そのテストが廃止された1971年が実質の投票権獲得となる(p64)

    ・アフガニスタンは侵略を試みたモンゴル帝国(13世紀)、ムガール帝国(18世紀)、大英帝国(1838~1919)、ソ連による侵攻(1979~89)も失敗、成功したのは紀元前4世紀のアレキサンダー大王のみ(p72)

    ・アメリカの金融機関はリスクを避けるため、ローンを債券にして証券・保険会社に売り払ってしまう、だから気軽に貸すことができた(p81)

    ・ノーベル経済学賞は、ノーベル財団が賞金をだしているものとは異なって、スウェーデン中央銀行が出しているもので、名称は「ノーベルを記念した経済学におけるスウェーデン中央銀行賞」である(p82)

    ・岩倉使節団が欧州で見てきたものは、富国強兵をしないと欧米諸国の植民地にされてしまうということ、有色人種の国で植民地になっていなかったのは、トルコ・エチオピア・タイのみ(p86)

    ・明治政府の調べでは、当時あった藩の8割の244藩で、藩札を発行していた(p95)

    ・第一次世界大戦が終わって、欧米諸国が意見統一ができたのは、「自由貿易をやめたこと」であった、その反省から作られたのがブレトンウッズ体制(1944年7月)である(p96)

    ・アメリカの州、郡、都市が出している地方債を保証しているのがモノライン、これがCDSのせいで破綻すると懸念されている(p99)

    ・現在日本のみが円高でいられるのは、世界の先進国でありながら、製造業を手放さなかったことが一番の原因(p103)

    ・日本がアメリカと核をシェア(ニュークレア・シェアリング)しても地球の危機が増えることはない、むしろ核の空白が無くなって安全性が高まる(p127)

    ・日米安保条約の基盤が揺るぎだした最大にして唯一の理由は、中国の開放経済である(p133)

    ・世界で悪口を言われ続けたスペインと、ユダヤ人に感謝されたイギリスの差は、ユダヤ人をどう処遇したかによる(p153)

    ・日露戦争時に必要だった公債の残り半分をユダヤ人のシフが引き
    受けてくれたのは、当時ロシアはユダヤ人虐殺を行っていたことにも起因する(p157)

    ・日本は大東亜戦争においてユダヤ人を拘束しなかった、これを東京裁判で述べていたら裁判の根底は崩れた、この裁判はドイツでのニュルンベルク裁判(テーマはナチスのユダヤ人大虐殺を裁く)が同時に行っていたから(p163)

    ・日中戦争時に三国同盟を結んでいたドイツは中国へ武器輸出を続けた、中国のレアメタル(タングステン)とバーター取引をしていた(p189)

    ・リットン報告書は、満州における権益は、日清・日露戦争に由来する、その権益が侵されたので満州事変は勃発したと見るべき(p206)

    ・日本はと東京裁判を受諾して国際社会に復帰したのではなく、サンフランシスコ平和条約を締結して復帰した(p233)

  • 期待外れのとほほな本でした。当時は「渡部昇一」がどういった人物はか知らなかったので買ってしまったのでしたが……もちろん今では“クソ”であったことは承知しております.

  • <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198627398?ie=UTF8&tag=c0e88-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4198627398">渡辺昇一氏の著作には好きなものが多いのだけれど、これもオススメ。「田母神」問題から「オバマ大統領誕生」、「サブプライム」に「テポドン」に「ユダヤ人」、「教育の税制」と多岐に同氏の論が冴え渡る。常に何が真実なのかという視点を忘れないようにしたい。虚像と実像の挾間にあるものを取り払い、実像だけに迫る情報リテラシーを磨く上でも良書であると思う。</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=c0e88-22&l=as2&o=9&a=4198627398" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

  • 日本人なのに外人のようなふりをして
    日本の悪口を言うのは、もうやめなさい。

    「田母神論文」問題でも噴出した「日本人による日本叩き」に通底する、自らを賤しめる精神のありようを徹底批判。

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著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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