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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198627799
みんなの感想まとめ
人生の才能とその代償を描いた物語は、主人公の野球人生を通じて、天才が抱える苦悩と孤独を浮き彫りにします。王として育てられた男は、周囲からの期待やプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、自身の道を...
感想・レビュー・書評
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山田王求なる人物の野球人生と生涯の話し。不思議な話しだったな。
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なんでこれこんなに評価低いんだろう。
好きではないけど、めっちゃ良い。そう思える作品。
王として育てられた男の、王でないところを交えつつ、じんわりと全てが終わっていく感じ…そして繰り返されていく。
予感はできるけど、なんだかやるせない気持ちになるな。 -
天才とは、才能を有する人のことではなく、その才能によって人生を台無しにされてしまう人のことをいう、というのは、誰あろう私の言葉である。
絵描きの天才は、絵を描くことで身を滅ぼし、音楽の天才は、音楽によって身を滅ぼし、愛の天才は、愛によって身を滅ぼす。野球の天才は、やはり野球によって人生を滅ぼすのだ。故に、本当の幸福は凡人にのみ与えられる。
この小説の主人公は王様である。そして天才である。生まれてきたときから、誰かに注視され続ける存在である。味方がいて、敵がいて、信者がいて、従者がいて、友がいて、過酷な運命がある、否の打ち所のない、正真正銘の王様だ。そしてやはり、才能によって人生が台無しになってしまう。正真正銘の天才だ。最後に生まれてきた子供は、王様であり天才である男の力によって、天才でも王様でもない、凡人としてとても幸福に生きて死ぬ未来を授かったのだろう、と私は思っている。そうでなければ。 -
ううぅーん よく分からなかった。
とりあえず最後まで読んだけど、物語の肝みたいなのが結局分からず終い。
楽しい!ドキドキ!って感情も抱かない。
伊坂さんの本は割と面白さの振れ幅が大きいかも -
常に最下位争いの弱小チームである仙台の野球チーム。
そのチームをこよなく愛す夫婦から生まれた野球の天才児。
両親の期待通りに育っていくのだが。。。
というあらすじで良いのか?
伊坂さんのライトな感じで、あまり苦になく読む事が、
できたけど、うーん。
面白いけど、なんかお話しとして地味なんだよなー。
いや、人死が出るところとかめっちゃ、記憶に残ってるんだけど。
うーん。。。 -
登場人物に温度を感じない。
面白いのか、そうでないのかよくわからない。
でも、読みたくなる不思議な物語。
強く儚い王の物語。 -
熱狂的な仙醍キングスファンの両親のもとに生まれてきた王求(おうくと読む)。両親は王求をプロ野球選手に育てるため、明らかに一線を越えた援助をし続ける。影に日向に奔走し、運よく才能に恵まれて生まれてきた王求を怪物バッターへと育て上げる。王求の内面はあまり語られない。いいなり、というわけでもない野球への熱心な姿勢に貫かれている朴訥とした青年。途中、黒ずくめの魔女が現れたりクラスメイトの父親が怪物だったり(というか節目節目にこいつは出てくる)というファンタジー。(マジックリアリズムとよびたい)
伊坂作品に通底しているご都合主義の裏返しのような(不都合主義と私はくくる)、まぁいわば出来過ぎた偶然が重なる物語で、王求がプロになってバッターとして活躍してからは、一体何を自分は読んでいるんだろうかという不思議な気持ちになる。で、最後でようやく自分が何のどういうお話を読んでいたのかがわかる。舞台だったらスタンディングオベーション並みのラストでした。 -
本は薄いけど内容はずっしり来た。一回読んでみてほしい作品。
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不思議な話だなという一言につきました。
野球の話をしているのですが、
野球の話を超えた抽象的な話のような感もあります。
ただ野球が好きなだけの天才・王求の人生が、
周囲の人間が絡むごとに徐々に変化していくわけですが、
決して天才だから歪められたわけでなく、
他人の関わりなくして生きてはいけない人間の
さだめのようなものをそこはかとなく感じました。
なんて、書いてみましたが、
正直、よく分からんなぁという話です。以上。 -
図書館にて借りる、第三十九弾。
大好きな伊坂作品。
本人があとがきで「いつもの僕の小説とも雰囲気の異なるものになりました」と書いている通りだ。
全編にわたって暗雲立ち込める。張り詰めた緊張感。
読み始めてすぐ、これは幸せな物語ではないのでないか、と感じずにいられない。
王とは感情を持たないのか、持つことを許されないのか。
王とは運命を背負うのか、王だから運命に導かれるのか。
伊坂幸太郎が自由に書きたいものを書くと凄い。と、キュリー婦人ならば思うのだろうか。 -
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伊坂さんらしい、愛すべきキャラクターがそこまで居なかった気がします。
時々出る王求の人間らしさ、少年らしさにほっこりしたけど、終始暗い印象です。
シェイクスピアを読んだことがないからかな??
シェイクスピアを読んでからもう一度読んでみようかな??
でもいつもの伊坂さんの作品のほうがリラックスして、くすっと笑って楽しめる印象です。 -
山田王求、ひたすら脳内で大谷選手を想像していた。シェイクスピアのフレーズが混ざっていて、一風変わった雰囲気だった。楽しかった。
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やっと!!初伊坂です。
私より少し年下の年代に、すごく人気のある作家。
東野さんなんかよりずっと人気あるだろうに、直木賞は未だ。
とにかく乾いた印象。感情移入を拒むかのような。
かと言って磯崎さんのように、不親切ではない。
この辺が若い人に受ける理由の一端でしょうか。
よくある風景の中の、おとぎばなし。
よくあるというのは、日本人にはお馴染みの「プロ野球」が舞台の作品だから。
でも、おとぎばなし。・・・それもなんとシェイクスピア。
実を言うとシェイクスピアを読んだのは10代の頃なので、
既に、かなりいろいろな物語が頭の中でごっちゃになっているのだが
人物の役割や、せりふ回しから、ああ、とわかる。
日本人の日常であるプロ野球の中にあって、かけ離れた世界を描いているんですね。
その余裕の文章、テクニック。
この作者の、物語作家、小説家としての力量を感じました。
作者自身が、自分らしくない作品になりました、と書いているので
私はもっと彼の作品を読まねばならない、と思ってます。 -
面白かったかつまらなかったか、と聞かれたらつまらない、と答えるかもしれない。
でも何か語りたい、読んだ方の感想が知りたい、と思わせてしまう読後にものすごく「残る」一冊。
超常現象並みの野球の能力を持った少年の人生。
作者はものすごく普通ならざる題材を使ってものすごく普通のを書きたかったのかなあ、と思ったりしました。 -
普通にストーリーをなぞるだけならなかなかの悲劇だったのではないか、そう思えて仕方ない。
王として生まれ、王として育てられ、王としてあり続ける。頂点として誰からも認められる実力を持っている者の宿命とはいえ、過酷すぎる。
本当に王は求められているのか。それすらもわからず話は巡り巡る。 -
天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。
一気に読破しまいたが、賛否評価がわかれる作品だと思います。若干、いつもの伊坂幸太郎とは違った印象をうけた。あくまでも一個人の印象の感じかた・・・ファンの方は、ぜひ読んでみて感想を!! -
「あるキング」
野球選手になるべく運命づけられたある山田王求はプロ野球仙醍キングスの熱烈ファンの両親のもとで、生まれた時から野球選手になるべく育てられ、とてつもない才能と力が備わった凄い選手になった。彼はいわゆる天才であった。しかし、その天才の運命は少しずつ歯車が狂いだす。
天才野球選手・山田王求の生まれる瞬間から幼児期、少年期、青年期のそれぞれのストーリーが、王求の周囲の者によって語られる形で進んでいく「あるキング」ですが、やはり気になる要素は「黒尽くめの3人の女性」と「緑色の獣」です。どうやら「マクベス」も取り込まれているようですけど、肝心のそれを私は詳しく知らないのでなんとも言えませんw
黒尽くめの3人の女性は常に王求の周りに登場し、当たり前のようにその場に存在し、じわじわと周りを侵食していきます。そして、緑色の獣ですが、私は最初狂った人間の描写表現であると思ったのですが、どうやら違うようです。
そんな2つの未知に加え、天才を超える才能を身に付けた王求には苦難ばかりが襲い掛かります(少なくとも父親の言う名前でからかわれる試練などとうに超えた)。凄すぎてすぐに日本の野球界から異質扱いされる王求ですが、これが王なのか?とも思えます。
勿論、「王は何でも出来る」という描写と「マクベス」の要素から、人から信頼と尊敬を集める偉大な王ではないより特別で且つ孤独な王ということは分かるのですが、どうしても王求の人生には悲しみを覚えます。
果たして彼は野球をしていて幸せだったのか?私は物語の終盤で王求はそれでも野球が好きであるということを知ることが出来ますが、それでも幸せなのか?と思ってしまいます。
凄いを超えることでより凄くなれるのではなく、より孤独になり、それでも王は前を進まなければいけない。そんな王求の王の道はあまりにも悲しすぎます。 -
野球界の王として求められ、生まれ育った王求。王求からは野球をしたいとか野球が好きだという感情は垣間見えないのに、プロになって活躍するまで野球を続けられるのが異常だと感じた。野球をする運命と定められている様は王そのものだった。また王の熱意なのか執着なのか運命なのか、に影響されて動く周囲の人々の熱を感じられて良かった。マクベスへの学がなく、自分の無知への悔しさを感じる部分もあったが面白かった。
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ある少年がプロ野球選手になるまでのお話。王求と名付けられ次々と記録を更新していくのだった。野球選手によくある誰かの為に打つホームランなどジンとくる場面もあった。
楽しめました。
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