プシスファイラ

  • 徳間書店 (2009年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198628239

#SF

感想・レビュー・書評

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  • 鯨やイルカが超音波によってコミュニケーションをとっているというのは現実に聞いたことがあったが、
    この作品では超音波による0と1の表現の組み合わせでバイナリ言語を獲得した鯨類が、独自のコミュニケーション体系を発展させ続け、地球規模でのなんかものすごい生命現象に進化していく様とその行く末を描いている。
    読み進めるうちに、ここで描かれているようなコミュ体系や文化を鯨類が持っているのは必然のような気がしてくる。

    文中にネットワーク用語が多用されていて、巻末のヘルプを参照しながら読むようになっており、なかなか読むのが大変だけど、
    読み進めるうちに鯨たちのコミュニケーションの仕組みとあわせて、現実のネットワーク用語の定義や概念に見当が付くようになった。

  • 図書館で借りた。
    個性派。面白いけどもっとできる。
    以下、酷評ですが激励のつもり。

    あらすじのわりに読みやすい文体。ちょっとカタカナ多くてうざいときある。ワイフとかピープルとか古い。
    通信用語や自然科学の専門用語が盛りだくさんだけど、大学生から社会人くらいなら脚注なしで読めるんじゃないかな。
    一章の一節から二節への仕掛けが秀逸。あらすじで個性派出オチかとおもったけどそんなことなくてよかった。
    一章二節ひたすら解説が長い。いらない。発想は面白いのに、キザに現代の専門用語さ使いまくってるから読みにくい。概念を説明すればいいだけで用語なんてどうでもいいのに。せっかく博識なんだからこだわりの用語だけ使えばかっこいいのに。
    クジラと通信の絡め合いは上手くて面白いけど、IT知識をばんばん使うばかりで、まだ完全に自分の創作物にはできてない感じ。舞台設定が舞台設定なんだからもっと現実を無視して自由につくりこんでほしい。
    あと展開が単純明快、悪く言えば陳腐。犯人さがしがゆっくりすぎる。もっと怒濤の展開にしてほしい。法廷シーンは面白い。
    二章ちょっと難しくなる。カイエと一角の首長のやりとり(素直にシャチVS一角って書けばいいのにと思わなくもない)、ピールが死を超越するとこ(ネタとしては既出だけど)だけでいい。
    一章も二章もオチがはんぱ。
    三章で人間でてきてげんなりする。日本の出し方はいいけど日本の扱いが日本人的だな。イルカと繋ぐとこ面白いから、そこから始めればいいんでない?
    そのあと核の話くらいからぶっ飛んでく。説明じゃなく描写にしてほしいなぁ。まぁ存在があれだからしょうがないんだけど、ついてけないので読み飛ばす。ここだけ別の本にすれば?
    オチもうひといきなんかほしかった。納得はできたけど、たぶん二割くらいしか理解できてないと思う。必然的に不死ネタに落ち着くよねー。
    考えさせられる。SF書きたくなる本でした←

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