情動

  • 徳間書店 (2009年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198628475

みんなの感想まとめ

女性の心の闇や家族の在り方をテーマにした短編集で、読者は多様なシチュエーションに引き込まれます。それぞれの物語には孤独感や複雑な感情が絡み合い、時には切ない結末が待っています。特に「実家」のエピソード...

感想・レビュー・書評

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  • 女性の心の闇を描いた短編集。
    7通りのシチュエーションの中、それぞれの物語の引き込まれていきました。
    基本あまりいい終わり方ではなかったけど。
    ぞれぞれ感じる孤独感。
    事件に発展してしまったものはともかくとして。
    心の中で複雑に絡み合う感情と現実。
    そんな感想を持った作品でした。

  • いろんな家族の在り方についての短編集。
    『実家』が切なかった…

  • 短編集。新津さんの作品にしては毒は少なめ、現実的な作品が多かったが面白かった。離婚後も姑と観劇を観に行き年の離れた友人と思っていたのに姑の本心を知り気持ちが急激に冷める「女友達」。夫や恋人ではなくどこまでも「兄」が欲しい「義理の兄」。夫との別れを考えるも、あてにしていた兄の遺産がもらえず子供たちも助けてくれない、追い詰められた女が起こした行動の後に届く手紙が皮肉な「実家」が特に印象に残った。家族をテーマにした短編集かな。

  • 【あらすじ】
    弟夫婦の子供、翔が生まれたとき「あら、目元が由希によく似ているわね」と言ったのは由希の母親だった。似ていたのは顔だけではなかった。成長していく翔から、絵の才能を垣間見る由希。画家になることが夢だった由希は、翔に絵の指導をするようになる。次第にその思いは過剰なまでに強くなる。しかし大きく育つ翔から、絵を描く時間が他のものに奪われていき…。他6編、家族の繋がりを様々に描く珠玉の短編集。

    【感想】

  • 家族にまつわる短編集。
    この作者さんはホラー作家さんかと思っていたけれど、そういう内容ではありませんでした。
    でも、所々ゾクッとするような話もあってよかったです。
    読みやすかったので、同じ作者さんの長編も読んでみようと思います。

  • ◆女友達・・・別れた夫の母親と、いまだにまるで友達のように付き合い続けている美登利。その母親から、別れた夫が新しく付き合いだした女の素行調査を依頼される。
    ◆愛甥・・・昔から弟夫婦よりも自分に似ていた甥の翔。彼は容姿だけでなく、絵の才能も同じように持っていた。
    ◆別居・・・田舎に住みたいと言い出した夫と別居生活を続けている妙子。自分がいなければ何もできないと思っていた夫だったのに…。
    ◆義理の兄・・・昔からどうしても「おにいさん」が欲しかった路子。その願いは姉の結婚によってかなえられる。
    ◆ステップファミリー・・・父親が亡くなり、残された2人の兄と貴子。しかし寄せ集めの家族の絆はこれで切れてしまうのかもしれない。
    ◆実家・・・兄が死んだ後にもらえうはずだった遺産は、遺言状の一言で房子の元には1円も入らないことが決まった。
    ◆一人・・・身寄りがなく1人で生きて行かなければならない者の元にも裁判員制度の呼び出し状はやってくる。

    以上7編の短編集。全て家族をテーマに書かれた作品。どれもそこはかとなくブラックな感じ。

    ◆実家・・・これが1番ダークな終わり方だったかなぁ。遺産の話というと、どうしても親族間での嫌なやりとりの話かと思うけど、この話は主人公の早とちりで自滅するという展開。何もしなければ手に入ったのはずなのに。

  • 家族にまつわる短編集。
    色々な形の家族の話。
    一番面白かったのは、一番初めに載っている女友達。
    こういう義母もタチが悪い!

  • 家族とは、を問いたくなるような短編集。やはり中心テーマは女の怖さ、恐ろしさな気がする。
    そして新津きよみはやはり短編がうまいなぁ。

  • どこにでもありそうな家族にまつわる話の短編集で、読みやすかった。

    義理の兄、ステップファミリーが面白かった。

    どこの家庭でも…誰にでも家族にまつわる何かはあるんだろうなと思った。

  • どこにでもありそうな家族の話。
    ほんの少し違えば私自身に起こりそうなことばかり。毎日を丁寧に考えて暮らしていかなければ…と思わせてくれた。

  • ホラーっぽい話なのかなと思ったら
    なんだかちょっと怖いけど、どこにでもありそうな
    家族の話でした。

    「実家」後味がちょっと悪かったな
    「ステップファミリー」は、好きでした。
    「一人」封筒の正体が最後まで気になったけど、
    まさかこれだとは。

  • いろんな家族の話。ミステリーかと思ったら違ってた。

  •  嫁と姑、甥、別居する夫婦など、色々な家族のかたちの7つの短編が収められています。はじめ、ステップファミリーの短編が気になっていたのですが、それぞれの家族で、人々の心の有りようが丁寧に書かれていると思います。

     登場人物の心情がある時は共感できたり、また別の時はそら恐ろしく感じたり。
     疲れつつもあっという間に読み進めてしまいました。

  • 女友達が怖かった。テーマが家族なのに最後まで気づかなかった‥

  • 台風でやられた畑作物の撤収
    次期作の準備、うひゃ、時間が足りない。
    なかなか、本を読むこともできないよ。

  • さりげない小さな話、でも結構きつい。

  • 途中までしか読んでなくって、図書館に返す日過ぎてしまってたので。。
    面白かったらスイスイ進んだかもしれないけど・・・新津さんの作品にしてはちょっと物足りない感じかなぁ。
    女の心理は相変わらず突いているのでそういう目線ならいいと思います。
    私はもっと事件のあるような!?ミステリーな作品がいいです。

  • 新津きよみさんは
    私の大好きなミステリー作家の一人なのだが
    本作はミステリーでは無いと思われます。
    今回も女性心理が鋭く書かれていて
    「そうだよね、意地悪いけどそう思っちゃうよね」と
    言う部分が多々ありました。
    心の中の声を字にされているようで
    ある意味やっぱり怖いです。(笑)
    面白い短編集でした。

  • 「家族」をテーマにした心理サスペンス短編。誰にでもほぼあってもっとも身近な存在であるはずの「家族」。とはいえだからこそ、こういった事態がいつ自分に降りかからないとも限らない……少しぞくりとさせられる物語が多かったです。
    お気に入りは「一人」。こういう「一人」の人は増える一方だと思いますよ。そしてそれは決して悪いことではないと思うけれど、不安も確かにありそう。だからこそ、きちんと受け止めなければならないことですね。そうすればきっと、そう怖いものではないかも。

  • 女性のこころを描くことに定評のある著者の短編7編。
    自分の中の人に言えない本音やとまどいがとても上手に書かれている。
    7 「一人」が圧巻だった。それぞれに届いた封筒・・・、想像つかなかったけど、上手い!

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著者プロフィール

新津きよみ長野県生まれ。一九八八年『両面テープのお嬢さん』でデビュー。二〇一八年『二年半待て』で徳間文庫大賞を受賞。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。主な著書に『夫以外』『ただいまつもとの事件簿』『セカンドライフ』『妻の罪状』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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