スピリチュアル・コンパス 宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方 (超★スピ) (超★スピ 11)

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628499

感想・レビュー・書評

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  • 3つのグナについて、本書で始めて知りました。はじめて聞く言葉たちを、理解しようと、何度もページを戻っては、読み進めました。簡単にさらっと読める内容ではなかったぶん、手元においておいて何度も読み返し、自分の中に落とし込んでいきたい、と思っています。環境のことや、世界中の問題に、無関心ではいられず、かといってわたしに何ができるんだろう?と足踏みしていたところ、本書は背中を押してくれるばかりではなく、もう今すぐにあたらしい生き方―サトヴィックライフ―に移行しなければならない!と気持ちを固めてくれました。優しく、でもストレートに現実を突きつけられます。どう進んだらいいのかをくり返し丁寧に書いてあるため、ただ不安がらせるだけでなく、自信をもてるところが、読後感よく、最近読んだ本の中でだんとつにいいと思った本でした。

  • 3つのスピリチュアル・コンパス(魂の羅針盤)で、物事を分類。このコンパスで物事を見ると、気持ちのもやもやがすっきり。普段の生活のいろいろな場面が網羅されています。

  • アーユルヴェーダの伝統的思想である三つの気質(グナ)「サットヴァ・ラジャス・タマス」。
    サットヴァは純質。創造性・正しさ・自然なあり方・滋養に関係する。
    ラジャスは激質。エネルギー・変化・達成・刺激に関係する。
    タマスは惰質。無知・慣性・不活性・重さ・怠慢に関係する。
    ラジャシックな傾向を減らして、タマシックを避け、サトヴィックに生きることを勧める。

    人間の行動の背景にある気質を分類して説明しており、分かりやすい。
    例えば、今にとどまるのはサトヴィック、未来に囚われるのはラジャシック、過去に生きるのはタマシック。
    この分類を食物や建物・服装などにも当てはめていく。

    サトヴィックは魂が本来持っているスピリチュアルな気質。
    物質主義はスピリットレスな存在であり、ラジャシックな概念。
    それは社会崩壊・自然崩壊といったタマシックな結果へと導かれていく。

    エコロジーやロハスやスピリチュアルというような限定的で、人口に膾炙し、商業主義的な意味合いすら感じる言葉ではない「サトヴィック」は新鮮に感じた。

    ●サトヴィックなライフスタイルとは、肉体的要求と魂の要求を同時に満たす事ができる道。

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著者プロフィール

1936年, インドに生まれる. 45年, 9歳で出家し, ジャイナ教の修行僧となる.
73年に英国に定住, 以来グリーンムーブメントの中枢的雑誌『リサージェンス&エコロジスト』の主幹編集者として活躍する. また教育者として, 91年に革新的な教育の場であるシューマッハー・カレッジを南デボン州に創設し, 平和運動と環境運動の実践に生きる. 邦訳された著書に次のものがある. 『君あり故に我あり』(2004年), 『宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方──スピリチァル・コンパス』(2009年).

「2017年 『人類はどこへいくのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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