さよならのためだけに

  • 徳間書店 (2010年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198629212

みんなの感想まとめ

離婚を目指して奔走する二人の物語は、国家レベルの結婚仲介会社が絡むことで緊張感とユーモアが生まれています。主人公たち、水元憲明と長峰月は、特Aのマッチングによって結婚したものの、新婚旅行で相性の悪さに...

感想・レビュー・書評

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  •  国家レベルの結婚仲介会社PM社のマッチングで特Aが出たため結婚した水元憲明と長峰月。しかし新婚旅行で相性が最悪だと気づき、離婚を決意する。ところが、信用を落とすことを嫌うPM社が様々な方法で離婚を阻止しようと働きかけてきた。二人は無事離婚するため共闘することにする。

     楽しく読めましたが、それだけでした。結末は予想どおりですが、決着のつけ方には肩すかし感が否めず。

  • 離婚のために奔走する物語。
    最後は予想できる結末となるが、
    おもしろい!

  • 203近未来がこうならないとは誰も分からない。サイレントグリーンを思い出した。古っ!

  • ハネムーンから戻るなり、水元と月は“さよなら”を決めた。
    二人はまったくそりが合わなかったから。
    けれど…少子晩婚化に悩む先進諸国はグローバル国策会社、結婚仲介業のPM社を創りだしていた。
    その独創的相性判定で男女は結ばれ、結婚を維持しなければならない。
    しかもこの二人、判定は特Aで夫ときたらPM社員。
    強大な敵が繰りだす妨害に対し、ついに“別れるための共闘”が始まった。
    (アマゾンより引用)

    面白かった(*^ω^*)
    近未来の話だから、現実的ではないものの、こういう未来が訪れたら、と思うと怖い気もする。
    ラストはそう来たか、ってな感じの内容で読みごたえあった。

  • 初の我孫子作品。

    我孫子さんといえば「殺戮にいたる病」や「かまいたちの夜」など、ホラー要素の強い作家さんのイメージだったので、恋愛小説?っぽい雰囲気の作品も書いてるんだなぁ。
    と思って借りてみました。(öᴗ<๑)

    近未来の遺伝子レベルの相性判断で特A判定されたカップル。

    それなのに結婚後のハネムーンから帰ってきて、全くそりが合わない事に気付いた二人は、すぐに離婚を決めた。
    特Aの離婚率は過去0%。。
    深刻な少子晩婚・高齢化社会に悩む先進諸国は、グローバル国策会社=結婚仲介業のPM社を創りだしていた。その画期的相性判定で男女は結ばれ、生涯結婚を維持せねばならないのだった。
    夫ときたらPM社員。強大な敵が繰りだす妨害に対し、ついに二人は“別れるための共闘"をするはめに!

    確かに、離婚は結婚するよりもエネルギーを使うものとはいえ、。。
    この世界は、禁離婚社会なので、あの手この手で妨害される。

    離婚したい2人が共に手を取り合い離婚する為にPM社と闘う過程がとても面白かった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

    SFなんだけど、もしかしたら近未来で有り得るかも?という設定は好きだなぁ(=∀=)

  • うーん。読んで後悔はしてないが良かったとも言えない。男女の考えの違いがいろいろ見れて面白かったし、図星で痛いところもあった。

  • だめ、冒頭で挫折

    こういう話とは思わなんだ
    我孫子さんってこういうのも出しているのね
    現実味を帯びてなくついていけなかった

  • 恋愛小説のつもりで挑んだらギャグ?SF?とりあえずなんだこれ。
    軽くてうるさい文体に疲れながら最後のまとまりを期待して読むとまあものすごく残念なラスト。まさかこれだけはないだろっていう…これ読んだ時間はなんだったの!?って感じで全く好きになれませんでした。これから読んで我孫子武丸は二度と読まなくていいやと思っていたのですが、他のはずいぶん作風が違うみたいなので考え直し始めています。

  • 結婚相手をPM社の相性判定に基づいて決定する禁離婚社会。
    特A判定をもらった水元と月は迷うことなく結婚。
    ところが、性格の不一致から成田離婚を決意。
    特A判定を出したPM社はさまざまな離婚妨害を仕掛けてくる。
    2人は離婚をするために力を合わせて立ち向かう!

    初我孫子作品、しかもジャケ借りだったのですが、面白かった。

    2人の行動が軽率すぎて突っ込みどころ満載ですが
    エンタメ小説なのでご愛嬌。
    お見合い>自由恋愛>離婚率増加←今ココ
    なので、振り戻しを考えると、
    本作は下手したらあり得そうな設定。
    しかもそれに賛同しそうな人が身近にいるので←
    うすら寒いわー。

    まさかこのオチじゃないよね?
    と思っていたオチになってしまってひどくがっかりしましたが
    みんながっかりしながら読めばよいと思います。笑

  • PM社のマッチングシステムが現実にならないかなーと、草食系男子は考える。

  • ブクログで見かけて、おもしろそうと思って図書館で借りた。ただ、なかなか読もうと思えなくて、貸し出しを延長して期限ぎりぎりで読んだ。
    テーマはDNAであり、ストーリーもおもしろい。読み始めたらあっという間に読めた。良く書けていると思うのだが、読み終わったとき、何か足りない気がした。答えを見つけようと思ったが、現時点では分かっていない。何だろう?

  • 結婚でなくても、あるかもしれないね。

    相性とかデータで、安心・慢心。

  • 【読み始め:2012.11.09/読了:2012.11.10|3.5~4h】

    面白かった!いや、文句なしに楽しかったです。
    元々は友人に何か面白い本はないか?と尋ねて、「夫婦が力を合わせて離婚する小説があるよ」と薦められたのがキッカケでした。
    おおまかなあらすじも一緒に教えてくれたんですが、あらすじを知ってても面白かった!
    文体も変に回りくどくなくて、読みやすかったです。水元さんと月の視点で進んでいくのも分かりやすくて良かった。
    思わず一気に読んでしまいました。ここ最近は途中で休憩を挟んで少しずつ、という形で読んでいた小説が多かったんですがこれは本当に面白かったです。手放しに、純粋に読後に「楽しかった!」と思える作品。
    おおまかな結末はあらすじの時点で予想がついてはいましたが、そこに辿り着くまでの過程が面白い。
    登場人物もちゃんとキャラが立っていて、途中で誰が誰やら……なんて混乱する事もなくスムーズに読めました。
    ただ、月の会社の局長が中々に面白そうなキャラだったのに特に他の人物との接点が無かったのが残念かなぁ……てっきりサイゾーの奥さん、とかそういうありがちな流れでもあるかな、と期待してしまったんですが。
    そんな瑣末でお粗末な予想はともかく、久々にアタリでした。やっぱりちゃんと収まるところに収まっている話はいいですね。話が進むにつれて、段々と水元さんも月も魅力的に見えてくるのも良かったです。
    最初は二人共仲が悪いし、お互いがお互いを罵る様も納得できたんですが……一冊の中でちゃんと主人公二人がある意味で成長して、歩み寄っている姿が描かれているのが素敵でした。

  • サクサク読めて面白かった。何となく先はよめてしまう感はあったけどわたしは好きです。この作者の本は初めて読んだので、他の本もまた読んでみたい。

  • 結婚は手段であって目的ではないってことかな。

    特定の企業が世の中を支配しているってことを考えると怖い話ではあるけど、基本的には難しいこと考えずにサラッと読める作品だと思います。

    暗い作品や斜に構えた作品が苦手の私には楽しく読めました。

  • PM社という結婚仲介業の独自の相性判断で

    特A判定だったにも関わらず

    相性が悪いと離婚を決意。

    ただ夫はPM社の社員のため

    そう簡単に離婚は許されるはずがなく。。。。

    離婚のために戦う二人の話。

    ハッピーエンドでした。

  • 結婚の相性診断が当たり前になった社会で、相性は抜群のはずなのに、気が合わないカップルの起こすドタバタ劇。
    発想が面白く、それをうまく生かしたストーリー。
    このややこしさが男女の仲というものか。

  • 離婚するくらいなら結婚すんな。

  • 結婚相性「特A」のカップルが挙式早々離婚を決意。
    旦那は特Aをだした、世界的結婚相談会社のサラリーマン。
    「特A」ランクの離婚は許されない。かかるのは首だけじゃない。

    かまいたちの夜を書いた人にしては所々ご都合主義。

    登場人物が絞られており、感情移入もしやすい。
    1人称で、数ページごとに視点入れ替わる。
    トリックがあるわけではなく、ただ読読み易くするために入れ替わっている感じ。そこが重要なんだけどね!

    殺戮に至る病を書いた人とは思えねぇほど、読後感は爽やか。

    OK読んだ! OK面白かった!読むかい?

  • +++
    ハネムーンから戻るなり、水元と月は“さよなら”を決めた。二人はまったくそりが合わなかったから。けれど…少子晩婚化に悩む先進諸国はグローバル国策会社、結婚仲介業のPM社を創りだしていた。その独創的相性判定で男女は結ばれ、結婚を維持しなければならない。しかもこの二人、判定は特Aで夫ときたらPM社員。強大な敵が繰りだす妨害に対し、ついに“別れるための共闘”が始まった。
    +++

    水元と月(ルナ)それぞれの視点で語られる離婚に向けた闘いの物語。なのだが、実にさまざまな要素を含んでいて興味深い。たとえば少子晩婚化、たとえば個人情報、またたとえば遺伝子ビジネス、などなど…。男女の出会いとは、恋愛とは、結婚とは、といういつの時代にもただひとつの正解などない問題を、近未来という舞台設定で取り上げて答えを出そうとするが(PM社)やはり答えなど出るはずもない、人間にとっての永遠の命題なのだと思わされるのである。水元と月のお互いに対する印象や感情の推移も期待どおりでうれしくなるし、最後の決断も潔いもので好感が持てる。これからの二人がどうなっていくかは未知数だが、PM社の得A判定はまったく間違っていなかったと思えるラストである。それなら本作丸ごと何の意味もなかったようだが、タイトルのとおりさよならのためだけに共闘した二人だからこそ得たものが大きいのだろう。はらはらどきどき面白い一冊だった。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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