遺書配達人

  • 徳間書店 (2010年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198629502

みんなの感想まとめ

多様なテーマが織り交ぜられた短編集で、棟居刑事の物語が魅力的に描かれています。俳句や登山といった要素がストーリーに深みを与え、各篇が味わい深い体験を提供しています。シリーズものとしての背景があるため、...

感想・レビュー・書評

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  • 題名に引かれて図書館で予約
    きてビックリ
    久々に森村誠一です
    絶対思っていた内容と違う。残念

    内容は短編が9編入った事件物。そりゃそうです
    棟据刑事が毎回出てきます
    そして棟据さんもて過ぎ
    事件物で9編は1編が短くなりすぎる様な気がしました
    棟据刑事はシリーズものなのかしら

  • 棟居刑事がモテ過ぎ。

  • シリーズものとは知らずに読みました。棟居刑事の過去は知らないですが、俳句好きや登山の話を絡めて一篇一篇が味わい深いものになっていると思います。だけど文章の言い回しが私の好みではなかったなあ。いろんな偶然が都合よく重なって事件が解決するところや、『花びらの残る席』と『異国の風』に似た描写があるのも気になりました。

  • (収録作品)ケルンの一石/遺書配達人/不倫車/花びらの残る席/春青の破片/戦場の音楽祭/異国の風/迷惑屋/人生の駐輪場

  • 棟居(ムネスエ)刑事の周りで起こる事件の数々.このムネさんと個人的にかかわる人が次々と殺人事件を起こす内容は、こんなに次々はありえんやろーと思いながらも、それぞれの殺人の理由や背景、ムネさんの人情味ある対応にほっとしたり、人生について考えさせられたりする.9本の短編集.

  • 【遺書配達人】 森村誠一さん

    捜査に関連して四国へ出張した棟居。
    彼は用務を果たして後、かねてより心を寄せていた
    遍路の霊場を一、二場まわみようと思い立った。

    彼が四国遍路に心を動かされたのは俳句からである。

    彼が見た俳句には、心に暗渠をかかえた人たちが
    救いを求めて遍路に来る心情が綴られていた。

    棟居もまた暗渠をかかえ、現場での汚れを洗い清め
    ようとしていた。

    そんな彼が遍路宿で野田とであった。

    野田は区役所の吏員をリタイアしており、現役時代
    世話をした行路病者や、ホームレスの遺書を遺族に
    配って歩いているのだった。

    棟居は彼の持つ遺書から未解決のホームレス殺人事件
    解明のヒントを掴む。

    「遺書配達人」他8編。



    本分より・・
    「人間は最初に道具を発明して以来、便利さを飽くこと
     なく追求しながら、物質文明を発展させた。幸福を
     追求したはずの本来の目的が、いつの間にか歪みを
     生じ、文明はその恐るべき側面を露してきた。
     風紀は乱れ、道徳は廃れ、恐ろしい病気が蔓延し、
     さまざまな公害が発生し、ついには人類は地球そのも
     のを損傷する破壊力まで手にした。
     だが、どんなに物質文明の副産物である諸悪が
     はびこっても、人類はいまや決して石器時代には
     戻れない。石器時代どころか、車や、ガスや電気や、
     いや、パソコンや携帯のない時代にすら戻れない。
     人間はどこまで便利さを極めれば満足するのか。
     いまや人類は物質と機械の奴隷になり果てようと
     している。便利性の鎖につながれて、人間が喪失
     したものは何か。このシリーズは、それらの喪失を
     演材として収集した劇場である。」


    かなり強引に思える偶然がストーリーには多く
    ありますが、とても読みやすい本です。

    森村さんの文章は澄んだ感じがして好きです。

    彼の文章を読んでいつも思うことは、伝えたいコトを
    文章で表現するのが上手いなぁというコトです。

    日記やブログを書いていると、心の中にあり、
    文章にしようとすると、途端に輪郭がぼやけてしまう
    「想い」というモノは多々あります。

    それらを端的に・・
    いやそれ以上にわかり易い表現を使って書き換える
    技術は羨ましく思います。

     

  • 棟居シリーズ短編集。
    このシリーズってさかのぼって最初から読んだらどの位あるんだろう。
    いつ読んでも間違いないけど、やっぱり長編が読みたい。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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