東京ローカルサイキック

  • 徳間書店 (2012年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198631512

みんなの感想まとめ

超能力を持つ男女の恋物語を描いた作品は、予想を裏切る独特の魅力を持っています。主人公たちは、悲しみで瞬間移動する男の子と、恋をすると身体が浮いてしまう女の子で、彼らの不思議な能力は地球を救うものではな...

感想・レビュー・書評

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  • 超能力がテーマだから地球を救うとかだと思ってました。
    確かに地球を救うという事になるけど。
    読んで観て下さい。
    あまり期待は出来ないけど。
    自分は好きです。

  • 何とも独特で、不思議な音色を持った作品。
    超能力を持った男女が主人公なのだが、その超能力は人類滅亡の危機を救うとか、何らかの社会貢献できるとか、そういった有能なものではない。
    好きな人のことを重い浮かべると、身体が中に浮かぶ女の子。
    悲しい気持ちになると、身体が瞬間移動する男の子。
    何の役にも立たない、お笑い種の不可思議な能力を持った二人の恋のお話なのだ。
    ところが、これがかなり面白い。
    読み始めは、破天荒な笑いを誘う二流サイコ話かと思ったら、そうではなかった。

    「普通の女の子にもどりたい!!」 
    これは古き昔のキャンディーズの名言だが、彼らも本音は同じ。
    普通の人間だったら良かったのに、と思いながら自らの超能力と格闘する。
    超能力を持った二人の男女の間に生まれる淡い恋心。
    互いに思いを打ち明けられないまま、年月は過ぎる。
    それから数年後──
    ここから一気にジェットコースターストーリーに突入だ。
    家族の秘密、友人の秘密なども明らかにされ、物語は佳境に突入していく。
    いやあ、面白かったです。
    不思議な感じの読後感。
    馬鹿笑いする話ではないのだけれど、最後まで楽しい小説でした。

    一風変わったユーモアセンスの文章とキャラクター造形が異色で、ちょっと楽しみな新しい作家に出会えた。
    著者の山本幸久氏は、2003年「笑う招き猫」で『小説すばる新人賞』を受賞してデビューということだが、それも含めてほかの小説も読んでみたいという気にさせるほど面白い作品だった。

    • まろんさん
      koshoujiさん、こんにちは!

      山本幸久さん、私の好きな作家さんなんです♪
      いつもキャラクターになんともいえない味わいがあって、筋運び...
      koshoujiさん、こんにちは!

      山本幸久さん、私の好きな作家さんなんです♪
      いつもキャラクターになんともいえない味わいがあって、筋運びもサービス精神旺盛で。
      『幸福ロケット』とか『ある日、アヒルバス』とか
      生きていることがいとおしく、楽しくなるような作品がいっぱいあるので
      koshoujiさんにもぜひ読んでいただきたいです(*'-')フフ♪
      2012/12/07
    • koshoujiさん
      まろん様
      そうですか。山本幸久さんは、まろんさんの中ではメジャーな作家だったのですね!!
      私はたまたま図書館の本日返却コーナーの中に手垢...
      まろん様
      そうですか。山本幸久さんは、まろんさんの中ではメジャーな作家だったのですね!!
      私はたまたま図書館の本日返却コーナーの中に手垢に汚れていない本を見つけ手にとったら、
      新刊で変わった表紙だったので、ラッキーと思い、その場で借りたのです。
      最初は雰囲気が掴み取れずに入り込むのに苦労しましたが、途中からどんどん楽しくなって、
      最後まで読みきれました。
      面白い作家だなと思い、返却後に図書館の蔵書を探したら、彼の本は棚に数冊あったので、
      これから少しずつ読んでいこうと思っています。
      若い人かと思ったら、けっこう年配の方なんですね。
      独特の笑いのセンスとキャラクターがユニークで、好きな作家になりそうです。
      2012/12/10
  • 「なんにも役に立ちそうにない超能力。むしろ迷惑」

    失望すると思い出の場所に瞬間移動する主人公
    恋をすると身体が空中浮遊するヒロイン

    この二人が、なんとも可愛いw
    中学生編と大学生編の二部構成で読み応えありますが、さっくり読ませる筆者の巧さが光ります。

    山本幸久氏は女の子の心理描写がいつも凄いですね。
    じつは女性なんだろうか?w

  • 哀しくなると瞬間移動してしまう日暮誠と,恋をするとからだが浮いてしまう吉原花奈は,中学の図書委員会で出会う。

    淡い恋の話だけでなく,人間をのっとる謎の生命体ピンクのクラゲとの戦いもあり,映画っぽくて楽しいが,あまり心には残らない。
    ピンクのクラゲがそんなに悪い奴じゃないのがいい。

  • 山本幸久=お仕事小説なのですが、時折こうした軽い青春恋物語もあります。
    今回はサイキック(psychic:霊能のある人。超能力者。また、超自然的なさま。)のタイトルが示すように、ジュブナイルSF的な作品です。
    哀しくなると思い出の場所に瞬間移動してしまう少年と、好きな男の子を思うと体が浮き上る少女の恋愛物語。そこに雑誌「モー」(笑)やら何故か喧嘩が強い怪しげな超常現象の教授が絡んで。。。。
    最後は、そんな無茶な~と言いたい様なドタバタ劇で終わります。
    ま、深く考えずに楽しみながら読み飛ばす本です。

  • オモロい、山本幸久作品で久々に相当嵌った。深さはないが、疾走感と甘酸っぱさがマッチした青春小説の秀作になっている。環境問題とか醜い人間の内面に迫るとか、そういう難しい事を変に考え込ませない、なのにオモロい、それでいいのだ。

    哀しい事を思い出すとテレポートする男の子、興奮してドキドキすると空中浮揚する女の子、2人の超能力者が主人公。この2人の恋模様を中心に話が進む。他にも微熱が出ると一部の人々の頭にピンクのフワフワを見てしまう人や、スーツにヤンキースのメットをかぶった男など、異端者異能者が出てきて、それ以外にも人間以外の知的生命体が出てきて…

    そうか、これ山本版の「Xmen」だ。それにしても山本幸久が描くとXmenがこんなにも優しく楽しい話になるのかぁ!


  • 2017/8/4
    出てくる人がみんなかわいい。
    ピンクのクラゲは憎らしい。
    RR教授が特に好き。
    うっかり感動してしまった。
    あと流珈琲!また出た!

  • 楽しかった。

  • 本とも2007年7月号〜2009年1月号連載を全面改稿し、2012年9月刊行。謎の単一意識憑依生命体との戦いもあるという、立派な超能力SFです。プライベートでローカルな出来事として超能力を受け入れる登場人物達には、それなりのリアリティがあり、異能がもたらす事件は、滑稽でもあります。ハラハラドキドキ感いっぱいかつコミカルに描かれる世界は、非常に楽しいです。さすが、山本さん。

  • 今までの山本幸久作品とはちょっと違った趣。お仕事小説ではなくてSFラブストーリー。読んでいてこれは本当に山本幸久だろうか…?と思うくらい違う。好きな人のことを思うと体が浮いちゃう花菜と悲しいことを思い出すと瞬間移動しちゃう誠。親友の友美は37度以上の熱を出すと人の頭にピンクのクラゲが見える。まさかクラゲがなー…。2012/683

  • 誰も傷つかず、程よくへんてこりんなおはなし。

  • 山本さん本は読みやすい!
    初恋と家族の愛とサイキック~クスクス笑えて暖かくなります。
    映像化したらおもしろいかも~

  • この設定についていけなかった…
    2013.10.6

  • 今までとは違ったテイストだった。ドタバタSF小説という感じ。特に後半になるにつれて突拍子もないことが多かった。それでもいつもの作者らしい優しさを感じる部分もあるのでそこは楽しめた。

  • 山本作品は欠かさず読んでいます。話がかなりぶっ飛んでいますが、ほんのりとした味わいが好きです。

  •  オシゴト小説で有名な山本幸久さんによる、少年・少女エスパーもの。
     前半は、空中浮遊できる花奈と瞬間移動できる誠の微笑ましい恋が描かれるが、後半は別の生命体が登場するなど本格的なSFっぽくなり、ちょっとおかしな方向に話が行き始める。
     あまり得意でない分野に足を踏み出して、結局どっちつかずの話になってしまったのがもったいない。

  • 途中まで面白かったけど、段々ごちゃごちゃしてきて・・・
    もうすこし落ち着いて読める感じだったらよかったのですが。。。

  • 二人のもどかしいような恋愛と、超能力と、あとは謎のピンクのクラゲが絡んでくるストーリー。

    時がたち、故郷と東京とで離れることになっても、花奈のことを忘れられなかった日暮くんの一途さに、純愛っていいなぁ、と思いました。

    夜中に切なくなりながらも、読み進めて一気に読み終えました。

  • う〜ん。
    てんこ盛りな感じでした。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本幸久の作品

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