ハスの花の精リアン

  • 徳間書店 (2011年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198631666

みんなの感想まとめ

夢と日常が交錯する物語が描かれています。貧しい漁師のローおじさんが不思議な種を植えると、そこから現れたのは魔法の力を持つ少女、リアン。彼女はおじさんの生活を助ける存在となりますが、その噂は欲張りな王様...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて♪

    今日は夕方から妹家族とご飯を食べに行く約束を。
    なので、返却本と予約本のピックアップのついでに今日は1冊だけサクッと読み終えました。

    きっと姪っ子には「お肉」って言われるんだろうなぁ^^;

    (´ρ`*)コホン
    では、本書の内容を含めた感想を。

    絵本『ハスの花の精リアン』は、中国の伝統的な水墨画の技法を用いた美しい絵と、心温まる物語が印象的な作品です。
    嵐の夜、漁師ローおじさんが見知らぬおばあさんを舟で渡してあげたことから始まる物語は、善意が奇跡を呼ぶというテーマを静かに語りかけてきます。
    湖に植えた種から咲いたハスの花、その中から現れた精霊リアンは、ローおじさんの暮らしを豊かにしていきますが、欲深い王の娘タンによって平穏が脅かされます。

    リアンの優しさと、ローおじさんの誠実さが物語を通して際立ち、最後には魔法の力を失ってもなお、二人が並んで湖で釣り糸を垂れる姿に深い余韻を感じました。

    絵の美しさと物語の静かな力強さが融合し、読む者の心に優しく染み入る一冊です。


    <あらすじ>
    絵本『ハスの花の精リアン』は、中国の絵本作家チェン・ジャンホンによる、美しく幻想的な物語です。

    湖畔にひとりで暮らす心優しい漁師ローおじさんは、嵐の夜に出会った不思議なおばあさんを舟で向こう岸まで送り届けます。そのお礼に渡された種を湖に植えると、やがて大きなハスの花が咲き、その花びらの中から小さな少女リアンが現れます。リアンは花の精であり、魔法の力でローおじさんの粗末な舟や着物を立派なものに変え、彼の暮らしを豊かにしていきます。

    しかしその噂を聞きつけた欲深い王様の娘タン姫が、リアンの力を手に入れようと企みます。ローおじさんは捕らえられ、牢に入れられてしまいます。リアンは彼を救うために王宮へ向かい、知恵と勇気をもって立ち向かいます。物語の終盤では、欲にまみれた者が報いを受けるという、おばあさんの言葉が現実となり、リアンは魔法の力を失います。

    それでも、リアンとローおじさんは静かに湖畔で釣り糸を垂れながら、穏やかな日々を過ごします。魔法がなくても、心のつながりと優しさがあれば幸せになれるという、深いメッセージが込められた一冊です。

    この物語は、欲望と純粋さ、孤独と絆、そして自然の神秘を繊細に描いた、詩的で感動的な絵本です。

    本の概要
    湖の舟の上で一人暮らす貧しい漁師のローおじさん。ふしぎなおばあさんからもらった種を植えてみると、見事なハスが生えました。つぼみの中からリアンという女の子が現れ、以来夜毎、魔法でおじさんの暮らしを助けてくれました。でも、その噂を王の欲ばりな娘が聞きつけ…? 泥の中から清らかな花を咲かせるハスをモチーフに、花の精と親切な漁師の優しい絆を描く美しい大型絵本。ドイツ児童図書賞、産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞作家の新刊。

    出版社からのコメント
    ドイツ児童図書賞、産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞の作家が贈る、花の精と漁師の優しい絆を描いた心癒される美しい大型絵本。

    著者について
    チェン・ジャンホン…生まれ育った中国からパリに移住し、中国の伝統的水墨画の手法を用いた迫力ある絵が高く評価され、画家として成功を収める。絵本『この世でいちばんすばらしい馬』『ウェン王子とトラ』など欧米各国で翻訳出版され好評を博している。

  • 2020年度 6年生 寄贈本 
    親切にしたおばあさんから種をもらった漁師の
    ローおじさんが種を植えると、ハスが生え
    つぼみからリアンという少女が現れます。
    リアンは魔法でおじさんの暮らしを助けます。
    それを聞いた欲張りな王様とお姫様が
    リアンを連れていこうとします。
    リアンとおじさんの運命はどうなるのでしょう?
    美しい絵と優しい二人のお話です。

    2016年度 5年生
    この絵本の絵がとても素敵に描かれてまして…
    子供達の目慣れの一つになれば良いなって思いました。
    お話しで印象づけたり絵本の絵画に印象強く残ったり様々ですが…
    子供達に何かが残ってくれると良いですね。

  • 湖の小舟に住む貧しいローおじさんが見知らぬおばあさんにもらった不思議な種。蒔いてみると、たちまち大きな蓮の花が咲き、中からは魔法の力を持つ妖精リアンが現れます。しかし、噂は欲張りな王の娘まで広まり…。絵がみとれるほど美しい。筆が走る線、滲む幻想的な色使い。中国の不思議な雰囲気を感じます。リアンの優しい顔と勇ましい顔など、人物の表情も豊か。表紙が暗くて手に取りづらいけど、昔話のように読み易いので、低学年から楽しんで欲しいです。

  • チェン・ジャンホン作品、大好きです。
    やや大型の絵本というせいもありますが、
    墨の線と色づかいにぐんとした迫力を感じます。
    けれども雑音がなく、ストーリーとともに静かに、
    深くしみ込んできて…。好きです^^

    エンディングのイラストが日本語出版のために変えられているとか。原版のイラストも見てみたいな。

  • 『ウェン王子とトラ』の著者・翻訳家による新刊絵本。

    小さな船でつつましく暮らすおじいさんが、もらった種。
    やがて美しいハスの花がさき、そこからは花の精が生まれ…。

    水墨画のようなやわらかな線で描かれる心やさしく、慎ましいおじいさんと
    濃厚なタッチで描かれる欲深い皇帝やその娘のコントラストがすごい。
    そして最後の、おじいさんとリアンの、ほんとうに幸せそうな姿!

    素敵な絵本だなあ・・・もちろん文章も。
    読み聞かせしてみたいなあ。

  • 2023.9.8 5-1
    2023.9.11 6-3

  • 貧しい漁師のローおじさんは、嵐の日におばあさんを船で運んてあげました。おばあさんがお礼にくれたハスの種を蒔くと、光る花からリアンという不思議な女の子が現れました。リアンのおかげでローおじさんの船も服もりっぱになり、ごちそうも出てきます。ところが、話を聞きつけた王様のむすめがリアンをほしがり、兵隊たちがリアンをさらいにやってきたのです。中国の伝統的な水墨画の手法で描かれた、力強くもどこか柔らかい色彩の絵本。

    中国出身の作者の作品を初めて読んだのだけれど、プロフィールを見ると、原書はフランス語なのかもしれない。翻訳をした平岡敦さんはフランス語の翻訳家だった。『親指姫』や『金になったお姫様』の話に少し似ているが、貧しくとも正しく生きていれば必ず報われるというメッセージが一番強く感じられた。ローおじさんとリアンのきずなにほっこした。

  • 絵が大きく遠目がきき、お話もしっかりしていて文と絵が対応していてクラスでの読み聞かせに向いています。
    ただ、本が大きいため長時間安定して片手で持つのが難しく、奥のページにある文章が見えません・・・。
    それでも頑張って読み聞かせたい絵本。
    物語は低学年でも大丈夫そうですが、絵の色調が暗めなので中学年以上がいいかな?

  • 優しい漁師のローおじさんが、助けたおばあさんからもらって育てた蓮の中から、不思議な力を持った女の子リアンが誕生する。その力を使って、リアンがローおじさんの生活を助け、ローおじさんの生活はだんだん豊かになっていくが・・。

    優しく欲のないものはその優しさが報われ、我が儘で強欲な者にはその報いがある世界。漁師が穏やかな欲のない人だからこそ成り立った優しい物語なところもまた良い。中国らしい水墨画の世界を思わせるような美しい絵もまた素晴らしい。

  • 湖の小舟の上で一人暮らす漁師のローおじさん。おばあさんからお礼にもらった種を植えたところ、ハスの花が咲き、なんと中から女の子が!女の子は不思議な力で、ローおじさんの暮らしを楽にしてくれたのですが、それを聞きつけた王さまの欲深い娘は・・・。(約7分)

  • 中国はやはり、はすの花なんだね、勧善懲悪がいい~

  • 6分くらい。
    ローおじさんは、船の上で暮らしていました。ある日、おばあさんを舟に乗せてあげると、お礼にハスの種をくれました。
    それを湖にまくと、ハスが生えてきて、夜になると花の中から女の子が現れました。その子がハスで舟に触れると、舟は赤い漆塗りの舟に、魚篭に触れると、魚があふれました。ローおじさんは、その魚を村人に配りました。
    ローおじさんと、リアンの噂を聞いた王様の娘タンは、リアンの魔法を見たいと王様に言います。王様はローおじさんの所へ行きますが、おじさんは、リアンの居場所を教えず、牢屋へ入れられてしまいます。

  • 魔法の力に頼らないで幸せになる二人の姿に心が温まります。

  • 素敵なファンタジー。

  • 親指姫的な存在だけど、シンデレラの魔女的な力をもってる。
    超常的な力をもっていながら普通の人間になついてるっていのがちょっと異色かな?
    水墨画風な絵柄が好みドストライクでした。輝る蓮の表現とかすごくいい!

    結局不思議な力なんて持ってなく、普通の存在でいたほうが幸せですよってメッセージを読み取れなくもない。

  • H24・4 2-2

  • 絵をみてください。美しい絵を。
    ページを開くたびに絵に見入ってしまいます。

    そして「ウェン王子とトラ」「この世でいちばんすばらしい馬」も
    あわせて読んでいただきたいです。

  • 2012年5月20日(日)読了。

    『この世でいちばんすばらしい馬』の作者さん。
    教訓的な内容で良かったと思うのですが、何しろ絵が好みじゃなくて…(-_-;)
    というわけで星3つです★

  • 最後、人間になって暮らすってあんまりない気が。王様たちには罰が当たったままってのも良いな。筆に色をつけた感じの中国の絵本。

  • 2011年11月22日

    <LIAN>
      
    カバーフォーマット/前田浩志、横濱順美
    カバーデザイン/鳥井和昌

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著者プロフィール

1963年中国生まれ。画家、絵本作家。北京の美術学校に学び、1987年パリに移住。『この世でいちばんすばらしい馬』で2005年度ドイツ児童図書賞、第56回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。他の作品に、『ウェン王子とトラ』『ハスの花の精リアン』『ロンと海からきた漁師』『小さなサンと天の竜』(以上、徳間書店)がある。

「2020年 『ニマと おにばば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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