アイドル新党

  • 徳間書店 (2011年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198631710

みんなの感想まとめ

元アイドルが政界に挑むユニークな物語が展開され、主人公のマキとマネージャー山崎の成長が描かれています。彼女は落ち目のグラビアアイドルから、思いつきで政治家を目指すことになり、元ヤンの度胸を活かして「サ...

感想・レビュー・書評

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  • Dカップがウリの落ち目のグラビアアイドル、マキと、その奴隷マネージャー、山崎。
    むちゃくちゃな芸能プロの社長の思いつきで、ふたりは政界を目指すことになる。
    マニフェストも何も知らないマキだったが、持ち前の元ヤンの度胸と、ヤンキーという「サイレント・マジョリティー」の心をつかむ啖呵で魑魅魍魎が跋扈する政界に参上つかまつる、というフィクションらしい勢いのある物語だ。
    かなりムリクリはあるんだけれど、確かにこういう新風があったら一票投じちゃうかも。

  • 当初のノリがあまりにも軽すぎて、「あれ…これは装画に騙されてしまった系か…?」と思ったんだけども、一生懸命に頑張って成長していくマキちゃんと山崎に心打たれた。潔く責任を取るとか、自分の非を認めるのってなかなかできないことだと思うから。ただ実際にアイドル崩れが政治家になるって言ったら色眼鏡で見てしまうだろうなぁ…。エンターテインメントとしてはなかなか面白い作品だったと思う。2011/454

  • ピークを過ぎたアイドルが舞台をTVから政界へと変えるべく選挙にでる話。
    主人公はアイドルマネージャーの山崎。彼の仕事はマキの仕事を管理することだが、ピークを過ぎたマキに仕事はない。事務所の社長は政治家になって稼げと言い出し、山崎とマキは選挙に向けて走り出す。

    政治ではなく、選挙の話。
    サイレントマジョリティを取り込む方法を、CDの売り上げに例えたのがすごく興味深かった。
    EXILEとか倖田來未のCDはものすごく売れている。だけど、周りに彼らのCDを買っているひとはあまり見かけない。だれがCDを買っているのか。それはヤンキー系の人々。彼らは当たり前のようにCDを買う。実は彼らが世界の数字を動かしている。そして彼ら自身はそのことに気付いていない。
    政治の世界にヤンキー系の人々の力を取り入れたらどうなるか。今まで選挙に行かなかったヤンキー系の人々の心をつかめたらどうなるか。

    この発想は本当に面白かった。

    選挙の話ばかりで実際の政治の話はほとんどなかったのが少し残念。
    しがらみに勝って欲しかった。

  • 記録

  • sg

  • 元アイドルの政界進出挑戦物語。

    芸能プロ社長から政治家を目指す方向転換を迫られた、崖っぷちアイドル・マキ。

    マキのマネージャーである山崎は、右往左往しながら知り合った伝説の選対・照さんの指示の下、マキの地元・春田部市議選に打って出る。

    しかし、政界の汚いしがらみから、有権者、応援してくれる支援者を守るため、辞職せざる負えないことに。

    しかし、政治家として火が付いたマキは、国政に打って出る。

    上っ面ばかり、利権ばかりの世の中の政治家に、本音をぶつけるアイドルの快進撃は続く。


    コメディかと思いきや、結構、社会派な読み応えのある作品でした。

    ご都合主義ももちろんあるけど、今の行き詰った政治や世の中を変えるのは、新しい風に違いない。

  • 途中で読むのをやめたくなって休憩したけど、そこからは一気に読めた。
    若い世代がちゃんと投票するって大事。それがこんな話に化けるなんてすごい。選挙なんて行ったことないとか自慢してる馬鹿は導入としてこの本とかで選挙に興味持てばいいのに。

  • 元ヤンキー、レディース、落ち目のグラビアアイドルが政界に進出!
    選挙のことはもちろん、政治のことなんて考えたこともない。
    主人公・マキの、正直さや熱さに、真っ直ぐすぎる行動や言動に、周囲に人たちが次第に魅了され応援の輪が広がっていく。
    マキのすることは嘘がない。
    政治家に一番大切なものって、この嘘をつかないってことなんじゃないだろうか。
    マネージャーとの恋愛模様も、ちょっとした笑いがあってマキらしい。
    読んでいくうちにどんどんマキを応援したい気持ちになってくるから不思議。
    荒唐無稽な展開だけれど、中身は面白くて読み応え十分。
    全然期待せずに読み始めただけに、良い意味で期待を裏切られた。
    とても読みやすいわりに、けっこう大切なことも詰め込まれている作品だと思う。

  • 痛快な内容であった。

  • 原宏一さんの「アイドル新党」、2011.5発行です。タレント議員全盛時代ですが、文字通りアイドルから政治家に転身した春乃マキとアイドルのマネージャーから政治家の秘書、さらには伴侶になった山崎の物語。埼玉で16号線のレディーズのアタマから芸能界に入ったマキ、弁舌・度胸・機転・パワーが炸裂、小気味よい作品に出来上がってます(^-^)

  • シリーズ化して少し丁寧に書かないと折角の面白い話が伝わらないかな。上下巻に分けてもよかった。

  • 見た目と題名のインパクトで借りたけど、読みやすくって一気読み。ほんとに政治の話だとは思わなかった。

  • 私はヤンキーの言葉遣いは好きではありませんが、
    彼らのピュアな部分は嫌いではありません。
    晴香さんは姉御っぽいし、
    マキちゃんは一歩踏み出せば男前。

    政治なんて興味なかった元ヤン層や若い人たちが
    政治に興味を持ったらスゴイことになるなぁ。
    でもホントにアイドル新党なんてできたら
    ちょっと困るかも。
    やっぱり遊び半分で出馬&投票してる感が否めないです。

    本書の半分ほどであっさりマキちゃんは市議選に
    当選してしまい、選挙ってそんなもんなのかい?と
    驚きつつも、実は裏側で支援する人たちが骨身を
    惜しまず、尽力してくれていたんですね。

  • まあ、話としては面白いけど・・・
    気持ちは、わかるけど・・・という感じですね。
    現代の政治家に対するという意味では、共感できる部分もある。
    でも、こんなこと、ありえないでしょ。
    こんな人が、国政に当選されても困るしね。
    政治版AKBの結成、みたいな感じだけど、アイドルに選挙に出て欲しくないな。
    だって、国会が可愛い女の子だらけになったら、華やかにはなるだろうけど、政治が怖くてしょうがないですよね。
    まあ、この本読んで、そんなに真面目に考える必要もないんだろうけど・・・

  • なかなか勢いのある作品だった。

  • ヤンキー、サイレントマジョリティー(マジョ)、アイドル崩れ。。。

    そんなものを政治とつなげてみると。。。

    状況設定はおもしろい。
    中味もいろいろな顛末があって、飽きずに読めた。

  •  売れなくなったグラビアアイドルが事務所の勝手な都合で選挙に出ることになり、結果、国会議員にまでなるという破天荒なストーリーの小説である。立候補した本人には始めは政治家になる意志などまるでなく、社会認識も皆無だったのが、選挙戦を戦ううちに世の矛盾に気づき次第に政治家としての意志が芽生えていくという、ある意味ありがちな展開ではある。
     この小説がAKBの総選挙などを連想させることから読者をひきつけようする意図は明らかであるし、政党名などに現実の政局のもじりなどがあることも誰の眼からも分かる。ただ、この小説を現状批判の意味をこめて読むと実に興味深いものになる。政治がいかに政治家のために行われ、国民の生活からかけ離れているかということ(最近そんな名前の政党が出来たが)、経験や知識はあっても情熱がない政治家よりも、その逆のほうがまだましなこと、主人公がマジョとよぶ政治無関心層が、結果的に日本の政治の進展を妨げていることなど現状批判の書と読むと面白いのだ。
     政治をショーとして演出することには様々な批判がある。またそれに踊らされる国民にも大きな責任を感じる。古代に会った衆愚という考え方が現代にそのまま当てはまるのではと思わせる内容であった。

  • 一時期は売れっ子だったが今や下火になってしまったアイドルの春乃マキ。そのマネージャーの山崎はプロダクションの社長に借りがあり、頭が上がらない。そんな社長からある日鶴の一声が降りる。「芸能マネージャーは解任だ。今日からおめえを塙エージェンシー所属の政治家秘書に任命する」「どこの誰の秘書?」「春乃マキ議員の秘書に決まってんだろうが」こうして市議会選挙に立候補させられたマキと山崎は、ヤンキー時代の仲間やマネージャーに支えられ、精一杯生きているサイレントマジョリティの代表として生きることを決意する。様々な問題が降り注ぐ中、彼女は当選することができるのか?

    政治のせの字も知らないアイドルが政治家を目指す話。
    とりあえずマキは完全に僕が嫌いなタイプの女性ですw
    話の終わり方が少しあれですけど、悪くは無いです。悪くは・・・

  • 表紙にそそられて手に取った本。どっちかっていうと当たりでした。
    設定は全く以って有り得ないんだけど
    すべてうまくいくわけじゃないところにちょっと共感した。
    ああいう形で聴衆を魅了しちゃう人っているんだよな。
    まぁあれだけがっちり掴めるんならアイドルとして成功しそうなもんだけど
    と突っ込みたくなるのは置いといて。
    ホントにああいう政党ができたらいいのに。

    ただ、セフレ(性奴隷?)って設定はホントに必要だったかなと思わなくもない。

  • 元ヤンキーで、一世を風靡したアイドル・マキの人気が転落。
    事務所社長にだまされ、市議会選挙に立候補させられてしまう。
    アイドルを集めて新党を結成。

    ヤンキー時代の仲間、男性マネージャーに支えられ、頑張っている人たちの代表として、あきらめずに投票日を迎える。

    はたして、当選するのか!?



    ありえないけど、ありえそう。
    おもしろい。

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒。97年に作家デビュー。2007年『床下仙人』が第1回啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれるなどベストセラーに。他の著書に「佳代のキッチン」シリーズ、『天下り酒場』『ダイナマイト・ツアーズ』『東京箱庭鉄道』『ねじれびと』(以上、祥伝社文庫)、「ヤッさん」シリーズなど多数。最新作は『間借り鮨まさよ』。

「2023年 『うたかた姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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