ROMES 06 まどろみの月桃

  • 徳間書店 (2011年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198632144

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

空港の最新システムを舞台にした物語は、登場人物たちの人間関係の変化と、緊張感あるストーリー展開が魅力です。特に、知的で協調性のない成嶋と、彼に振り回される砂村のやり取りは、ユーモラスでありながらも深い...

感想・レビュー・書評

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  • 空港の最新システムROMESの3作目。
    今回は前作ほどインパクトはなかったですが、ROMESの性能はすごいですね。私も成嶋さんみたう操ってみたい。空港に行ったらカメラの位置とか確認してしまいそう。
    残念ながら続きは出てないみたいですが、また知的だけど協調性のない成嶋さんや、振り回されてる砂村さん、可愛いラブラドールのハルに会いたいですね〜。

  • 砂村さんがとてもとても振り回されているのだけれど、自分の現状に納得しかかっている気がして爆笑(笑)

  • 空港と密輸品をめぐる3巻目。重要そうな人物が重要じゃなかったり、偉そうな人間が実はそうじゃなかったりと人間関係がくるくると変わっていくのがとても面白かった。終盤の砂村や成嶋動きとそこから続いていく結末がすっきりとはしないけどそこがいい。

  • 評価は4.

    内容
    世界最先端の施設警備システム・ROMES06を擁する西日本国際空港で、ついにテロ事件が起きた!? 中国のVIP暗殺を試みるテロリスト・グループのあまりにも周到な計画。ROMESの天才的なシステム運用者・成嶋は、故国と家族──すべてを失った男の執念から、空港を守り抜くことができるのか?

    巨大な中国に立ち向かうモンゴル人民の悲しい話だね。まぁしかし、中国への復讐を日本国内でやるのはどうかとおもうが・・・ただ、民族紛争は私では想像も付かないほど根が深くて出口の見えないものなんだろう。

  • すきなROMESシリーズの3作目。全体的に小さい出来事が多いが、切り口が今までと少し違うので、それはそれで良い。しかし、帯の文言ほどではないので、それに期待すると評価は低くなるかもしれない。

  • ・・・あぁ、読み終わっちゃった。
    相変わらず砂村さんは、ハル以下の処遇で気の毒ですが、たぶん、成嶋さんは砂村さんの気持ちを理解した上でのあの態度。
    「民族問題」というのですか?解決の糸口はあるのでしょうか?

  • ROMESシリーズ3作目。
    相変わらずのスーパーシステム。
    砂村も相変わらず報われない。

  • 月桃ってサンニンのことなんだね。目的のためには手段を選ばない、八角さんの強い思いと、おなじみの空港の万全のセキュリティ。民族の歴史が絡んでるからか、すごく面白かったけど、面白いという表現でいいのかわからない。安定の面白さのなかに詰め込んできたな、という印象。

  • 淡々とした話。

  • 関西の国際空港のROMESシリーズ第三弾。
    今回は、中国のチベット弾圧とテロがテーマで
    いつもの西空の警備の面々+空港外での動きが
    リンクするという過去2話と違った趣向。

    主人公の成嶋 優弥の過去もちらっと出て来たりと、
    これからの展開がまた楽しみ。

    エピローグも含めて、今回は悲しいしんみり、
    どーんと一本深い国際問題が通っているからか、
    無事解決万歳という今まで通りにはいかなかったようです。

  • ハルの西空内アイドルっぷりが凄まじい(笑)執念ともいうべき思想をずっと奥に秘めながら、着々と仕掛けていく彼が本当に凄い。対する成嶋さん、今回は相手が上手だったな。システムとしては勝ったけど、人間として、ずっと先を行かれてしまった。にしても体張った砂村君にもうちょっと周りは労わればいいと思う。アンナの純情ぶりは好ましかった。

  • 五條先生の本には、感情よりも理想や目標を追い求める登場人物が出てきますが、この本も例外ではありませんでした。

    成嶋さんはその典型を煮詰めたキャラクターですが、今回の主人公は、彼ではなく、八角さんだなあ、と思いました。

    五條先生のキャラクター達の、感情より理想や目標を追求する姿には、にがじょっぱさを感じ、いつももどかしいような、何とも言えない気持ちになるのが常なのですが、今回、エピローグの方で、理想だけを追い求めない、もう一つの可能性が示唆されていて、八角さんは少し救われたかな、と思います。

    ROMESシリーズは五條瑛先生の本の中では比較的感情にも重心が置かれていると思いますが、そのシリーズ中では、感情に重きを置き過ぎず、かと言って理想をおろそかにせず、一番バランスよく終わったなあ、と思います。

  • 今回は序盤から話が見えてて前作よりは楽しめなかった。
    ただ思念をそこまで持ってるのはすごいなと思った。自分の命をも犠牲とは思はないくらい覚悟ができてるのはなかなか出来ないことで、ラストは少しそのすごさに涙が出そうになった。

  • 世界最先端の警備システム〈ROMES〉を擁した空港を舞台に、
    テロ・密輸を防ぐ空港関係者たちと
    その〈ROMES〉を手玉にとり、利用する密輸組織の人間たちとの攻防。
    そして、要は、ある国からやってきた志高き老人。
    様々な思惑や個性豊かな人間が絡んでお話が進むサスペンス。

    「ROMES」シリーズの第3弾。
    なのに、私ったら前作2作を読んでない。
    たまたま図書館で見かけて、何も考えずに借りてきちゃった。
    約13年前、号泣しながら読んだ「プラチナ・ビーズ」と「スリー・アゲーツ」以降、
    この著者の作品が出るのが楽しみで楽しみでしょうがなかった。
    なのに、ここしばらく読んでなかった。
    そして、この作品の感想は・・・ああ、やっぱりおもしろい!
    前作2作もすぐ読みたい。
    3年くらい前、関ジャニの大倉さん&安田さん主演で
    NHKのドラマ「ROMES」が中部国際空港(セントレア)で撮影されて、それを観た。
    おもしろかったから、原作読まなきゃって思ったことすら忘れてた・・・
    さっそく予約したので、読むのが楽しみ^^

  • どれだけシステムが高性能でも、どれだけ科学が進歩しても、どれだけ完璧な理論でも、世界から不幸の芽を摘むことはできないし、愚かで無力な人間を止めることはできない。
    愚かで無力で諦めない人間だけが、その芽を摘むことができる。
    自分の周りの芽だけで、さらに別の種子をばら撒くだろうが、システムが感知し得ない「可能性」に賭けるからこそ諦めない彼らを、誰が止めれよう。

    ロメス至上主義成嶋の変容が今後楽しみ。砂村は相変わらず哀れ。

  • 大国に蹂躙される国から密入国した男の復習劇。その執念たるや最後の最後まで目が離せません。私も月桃のお茶を飲みたくなりました。

  • 西日本国際空港に設置されている、最新型地上総合警備システム「ROMES」を駆使して日夜警備にあたる天才的システム運用者、成嶋優弥と警備員の物語でシリーズ物。
    これは何作目なのだろう。
    薬物の密輸、危険物の放置、ことごとく追跡、確保に導くROMESは今回も快調だったが、犯人の目的は別のところにあった。
    優秀なROMESも人間の執念、怨念にまでは及ばなかった。

    半島の時事、問題がテーマになる小説が多い作者だけれど、今回はチベット問題がキーワード。

    成嶋と犯人の手に汗握る攻防戦というのは無かったかわり、チベットの歴史にも考えさせられることは多いなぁと思った一冊。

  • 朝方まで夢中になって読みました。
    「もう寝ないと」と思いながら、頁を繰る手が止まらなかった。
    エピローグを読んで、語り手の心情を思うと涙が止まりませんでした。

    読んで良かったと素直に思えたし、買って良かったです。
    私は作品には興味を示しても、それを書いた作者に興味を持つことはあまりないのですが、この作品を書いた人のことが知りたいと、奥付を見ながら思いました。

  • 今回はチベット問題がテーマ。
    五條作品には国のため、民族のために命を懸ける人々がよく出てきますが、本作でも哀しいくらいの覚悟が描かれています。
    知らないことも、知らないふりをすることも、時には罪になる。

    あと成嶋さんが自分の先生について少年に語る姿が印象的。
    何だかんだでROMESと一緒に情というものを学びつつある成嶋さんはますます素敵に見えます…!

    砂村くんの不憫さは過去最高だったけれど、自分で気づいていないのが一番泣けました笑

  • ハルと遊ぶ成嶋さんにたまらなく大好きな人がかぶっちゃう。ROMESのすごさがわかるというよりは、今回特に人が描かれてたなぁ。予想通りの展開だけど、やっぱりこのラストを望んでしまう。物語の中だけは人間の執念や人生をかけてまで強く想うことが叶ってほしいと思ってしまうので。(いいか悪いかは別としてね)それにしても空港に行きたいっ!

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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