空海さんに聞いてみよう。 心がうれしくなる88のことばとアイデア

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 135
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198632366

作品紹介・あらすじ

『ボクは坊さん。』で話題の著者が"空海さん"と一緒に考える、毎日を心地よく生きるためのヒント。

感想・レビュー・書評

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  • ポップな表紙がいいですね

  • 当たり前のことにハッと気付かされる
    やってみよう!が面白い

  • 空海さん素敵です。筆者の文は途中であきてしまった。

  • 空海さんが好きなので、図書館で借りて読みました。
    ・・・・じんわり心にしみてくる。空海さんがもっと好きになりました!

  • 著者がかなり人間くさくてすごく好感が持てました。言葉も分かりやすくて入ってきやすかった!


    有名な人も、えらい人も人間で。
    みんな泣いたり悩んだりしてるんだよな…

  • 空海さんへの質問と回答、空海さんの実際の言葉、著者の感じたことという構成で88の言葉を紹介している。

    当たり前だけど、読んであらためてハッと気づくことの多い一冊でした。
    人の死についての空海さんの言葉、「悲しみの中の悲しみでした。」が印象に残りました。

  • 図書館
    読んでいて、優しい気持ちになれる本。
    読了後、空海ではなく、「空海さん」と呼びたくなる。
    買う

  • 本の構成としては、「空海さんの言葉の現代語訳」を中心に、その前に著者の創作したその空海さんの言葉をベースにした「問答」を、現代語訳のあとには著者が考えるその言葉の意味が書かれている。

    仏像というものには興味はあったが、仏教というものについてはよくわかっていないような人間には、その思想などをわかりやすく理解できるものとなっている。
    あくまで堅苦しくならないような構成で空海さんの思想が語られていて、またそれ自身が不安なことの多い世の中でちょっと心を楽にできるような生きるヒントとして活用できるような言葉なので、迷ったときに手にとってみる本としていいと思う。

  • 2012.09.24
    人が互いに理解しあうのは、
    対面して長時間語り合う必要があるとは限らない。
    心が通じれば、車の蓋(ほろ)を傾けて語りあう出会いとなる。
    (P120)

    2012.09.23
    詩を作る者は、古い形式を学ぶことを
    りっぱだと考えていますが、
    古詩をそのままうつすことをよしとはいたしません。
    書も同じく昔の人の意にならうことを
    いいことだと考えていますが、
    昔の人の書跡に似ていることを
    出来がいいとはいたしません。
    昔から能書家たちの書体が区別される理由です。
    (P116)

    2012.09.22
    物の盛んになること、
    すたれることは、
    必ず人による。
    (P144)

    2012.09.21
    もし病人に向かって、
    病理学や薬学の本をいくら読んで聞かせても、
    体内の奥深くにある病原を根治することはできません。
    必ずや病いに応じて薬を調合し、
    処方箋どおりに服用させるべきであって、
    このようにしてはじめて病気が消え去り、
    生命を保ちながらえることができるのです。
    (P156)

    2012.09.20
    そもそも、はげしい毒は自分で消すことができない。
    これを治療することができるのは名医である。
    宝珠はそれ自体が宝にするのではない。
    職人がこれを磨いて宝にする。
    名医と職人はどうして違いがあろうか。
    わが大師である仏はたとえていえば、
    その名医であり職人でもある。
    (P164)

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著者プロフィール

1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん。――57番札所24歳住職7転8起の日々。」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年10月映画化。他の著書に『坊さん、父になる。』(ミシマ社)、『空海さんに聞いてみよう。』(徳間文庫カレッジ)がある。

「2020年 『坊さん、ぼーっとする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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