人生に七味あり

著者 :
  • 徳間書店
3.59
  • (4)
  • (26)
  • (15)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 101
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198633059

作品紹介・あらすじ

私、樫村徹夫(44)の人生の一大事だった。営々と勤めてきた銀行が他行に吸収合併されたのだ。同僚たちの退行が始まった。送別会の帰途、私は辻占いの老女に七味とうがらしが待つと言われた。うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみが振りかかり、本当の人生が始まるという。私もついに飲食フランチャイズ会社のCFOに転身したが、隠蔽された百三十億円もの含み損が発覚、社は倒産の危機に…。CEOを押し付けられた私と社員が七転八倒の果てに見たものとは?人生と仕事に苦闘する、すべての働く人に贈る勇気と希望の一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2018.2 池井戸さんのストーリーには遠く及びませんな。

  • また読みたい

  • たまたま筆者の本を読んだので、小説も読んでみようと思って借りた1冊。病院の待合室でほぼ読めました。
    面白かったのですが、次もこの方の作品を読もうかどうかは少し迷っています。
    あまり仕事を扱った小説は読みたくないなぁという考えで、この方がどうのこうのという話ではありません。

  • 2016.10.21
    面白かった!経営者はやはり会社、否、社員を大事にしてる人でないとダメだね。それといかにして社員をやる気にさせるかだね!
    しかし、女性の部屋に行ってあれはないなあ•••。
    でも、七味はなるほどと思う。
    うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ。

  • 少し安っぽい企業再生かな?
    池井戸潤のほうがハラハラドキドキ感が強い感じがする。

  • 簿外債務を抱えた企業の再建に奔走する正直者の銀行マンの物語です。危ない誘惑を断ち切りながらよく頑張った。

  • 可もなく不可もないという感想。著者の「激情次長」が秀逸過ぎた故に霞んだ。ビジネスマンには、誠実さと明るさが何よりも大切と再認識できる。

    勤務先の役員が貸してくれた。彼が本書を好きと知り、少し嬉しくなった。

  • コテコテのハッピーエンドは好みじゃないけどまあアリなのかなと。思えば事件が解決するのもハッピーエンドと言えばそうなのかもしれないし。

  • 人生にはその名の通り、越えなくてはならない七つの味がある。うむ。勉強になった。

  • 半沢尚樹のような人物。

  • 銀行辞めたエリートが転身した飲食会社で奮闘。最後の伊藤忠と女の会社と企てたどんでん返しは心地よい。

  • 「人生に七味あり」というタイトルに、どんな七味があるというのだろうか...?が本書を手にしたきっかけ。

     『うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・ いやみ・ひがみ・やっかみ』だそうだ。
    なるほど,頷ける七つの味ですが、振り払いたいものであって、振りかけられるのは正直辛いものである。しかし、本書はこれらの七つの味が、人生に深みを与えるのだという。

     会社(銀行)の合併により関連会社へ出向を命ぜられた主人公の樫村徹夫であったが、辞職を決意し銀行の世界から全く違う飲食業の会社へと再就職する。その会社は創業者が資金繰りに困り、フランチャイズの権利を売却し、そのまま会社を去ってしまっていた。さらに調べていくと債務超過も甚だしい最悪の状態であるという。現社長もその状態に己の身のみを案じ社長職をそそくさと辞し、樫村が新社長として社員、従業員と一緒に再建を果たそうとする。

     容赦なく振りかけられる「○○み」に、時に怯みながらも果敢に挑む樫村の姿に、いつの間にか読み手も励まされ、己を応援し、樫村を応援し、クライマックスを共に喜び、ちょっぴり熱くなる作品でした。
     苦しい時こそ、ごまかさず、隠さずに誠実に歩み、振り掛かる七味をもって、人生の深みを出すものへと変えていく努力も貴いことですね。

  • WBJ銀行で順調に昇進していた樫村は,WBJ銀行が菱光銀行に吸収合併され,不本意な人事異動を命じられたのをきっかけに転職を決意する。投資会社を営む知り合いから頼まれて飲食店のフランチャイズ会社にCFOに就任するが,そこは思いのほか財政状態が悪いことが判明する。

    善玉と悪玉がはっきり分かれる,いかにもありがちな分かりやすい経済小説。
    銀行出身の人が多いのは著者が銀行出身だからだろうか。

  • 【人生に七味あり】 江上剛さん

    私、樫村徹夫の人生の一大事だった。営々と勤めてきた銀行が他行に吸収合併
    されたのだ。同僚たちの退行が始まった。送別会の帰途、私は辻占いの老女に
    七味とうがらしが待つと言われた。うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、
    ひがみ、やっかみが振りかかり、本当の人生が始まるという。わたしもついに
    飲食フランチャイズ会社のCFOに転身したが、隠蔽された130億円もの含み損が
    発覚、社は倒産の危機に・・CEOを押し付けられたわたしと社員が七転八倒の
    果てに見たものとは? 人生と仕事に苦闘する、すべての働く人に贈る
    勇気と希望の一冊(単行本裏表紙説明より)



    軽快なリズムで物語が進む、江上剛さん得意の金融小説。
    この方の本も池井戸さんと同じく、強者に弱く、弱者に強い支店長や頭取が
    出てきて、それらに抵抗する熱血社員の奮闘ぶりを描く物語が多いです。
    池井戸さんと比べると、物語の深みが少し足りないと感じるかもわかりませんが
    それは池井戸さんが別格なのであって、江上さんの本も十分に面白いです。

  • 和図書 913.6/E28
    資料ID 2011105334

  • 合併で関連会社に出向されてしまったエリート元銀行マンが転職。けれどその会社がとんでもない負債を抱え、無理やり社長職を押し付けられる羽目に。
    タイトルの“七味とは「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」なるほどね~と思いこの“七味”を見事に人生の味わいを深めることに成功した男の物語。
    男の妬みや僻みは女性よりすごいと聞くけれど、エリート意識を持った男たちなら尚更なんだろうなと。このようなサラリーマン小説は初めてだけれど、おもしろく読み終えました。

  • 江上剛氏の作品。江上作品で私は最高傑作かな、と。
    描かれている金融スキームなどは今までの江上作品には見られない作風かな、と。
    人情モノは相変わらずですが、例の日本振興銀行の騒動を経たからでしょうか、人情味が深まった気がします。

  • 某銀行を退職した主人公の新天地でのフィクションストーリー。
    転職経験のある人は、実際自分が今携わって
    いる仕事の大小関係無しに、主人公やその家族に
    感情移入出来るでしょう。
    また新天地を目指して、転職活動中の方も読まれて
    みることをお薦めします。
    人生良いことばかりじゃない、10あるうちの9が辛くて
    1が幸せだから、その1の幸せの価値が分かるという
    素晴らしい本です。

  • 人生には七つの味があるそうだ・・それはうらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみの七味とのこと。

    仕事や人生に対し、愚直に向き合う主人公の姿にはエールを送りたくなる。サラリーマンには一読の価値あり。
    転職を決めた主人公に対して、妻が言う言葉・・

    サラリーマンって、ぐずぐず言って暮らしても、きゃっきゃっ喜んでやっていても、出世しても、しなくてもあまり妻から見れば関係ないって言えば、悪いけど。あなたが何かにやりがいがあって、毎日が充実していれば、それでいいんじゃないかな」

    ・・これ、目からウロコでした。

全26件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

人生に七味ありのその他の作品

江上剛の作品

ツイートする