神話がわかれば「日本人」がわかる 古事記は日本を強くする

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198633356

感想・レビュー・書評

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  • 日本人の原点は神話にありとして、その集大成である古事記を読み解くことでバブル崩壊以降自信を失った日本人に背骨を通し、しっかりしたアイデンティティを確立できると説く。神話(古事記)の理解は一朝一夕にはいかないな、もう少し関連書なども読んでみたい。既にあと二冊ポチ済みでもあるだ^^

  • 非常に勉強になったし、確かに国際的なコミュニケーションの上で、自国の史観はとても重要だと思う。日本の場合は皇国史観。海外との軋轢でナショナリズムが高まっている今こそ、日本神話の伝承活動が必要だ。
    また、天照大神と須佐之男命との軋轢の解釈も、天照大神が自分の非を感じ須佐之男命を責めず、また、それを反省し成長していくという、日本神話が神の成長記でもあるという視点が面白かった。

  • 古事記じっくりと読んでみたくなってきた。

  • 戦後、日本国民から神話を取り上げられたことによって、現代人は拠り所を失ってしまったことはとても残念だと思った。
    今、もう一度、皆が1つの大きな物語を持つのは無理な時代になってしまったけど、日本神話から今学ぶべきことは多いなぁと思った。

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著者プロフィール

1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学教授を歴任。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(1999年、2005年)受賞。専門は国際政治学、国際関係史、文明史。主な著書に『帝国としての中国――覇権の論理と現実』(東洋経済新報社)、『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)、『大英帝国衰亡史』(PHP文庫)、『なぜ国家は衰亡するのか』(PHP新書)、『国民の文明史』(扶桑社)。


<第2巻執筆者>
小山俊樹(帝京大学教授)
森田吉彦(大阪観光大学教授)
川島真(東京大学教授)
石 平(評論家)
平野聡(東京大学教授)
木村幹(神戸大学教授)
坂元一哉(大阪大学名誉教授)
佐々木正明(大和大学教授)

「2023年 『シリーズ日本人のための文明学2 外交と歴史から見る中国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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