- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784198633844
感想・レビュー・書評
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日本人としての誇りを養わなくてはならない。その点で教育とマスコミは間違っている。誰が希望を抱かせてくれるのか。
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日本ではあまり有名ではないが、世界では有名な日本人を紹介している。日本人としての矜持を感じる。
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第1章 人のために尽くす日本人の無私
第2章 他国を救った日本人の真心
第3章 世界を驚かせた日本人の創造力
第4章 未知の世界に挑んだ日本の天才
第5章 世界を変えた日本人の文化力
教科書などでは取り上げられない、日本人でも知らない日本人。
高潔で慈悲深く、犠牲を厭わない先達に、心打たれ、頭が下がる。
隣国が戦火や災害、病苦などの危機に瀕すると、我がことのように憂い、一人の人間として奔走する日本人。
こうした先達達が流した血と汗のうえに築かれた礎があって、われわれは生きている。
先人達の多大な恩恵のうえに生きていることを忘れ、ことあるごとに日本を非難することに終始する隣国人がいることは、誠に残念で嘆かわしい。 -
あまり知られていないが、海外で評価された(されている)日本人の話を数ページ程度で紹介。タイトルにある「号泣」って、何をもって号泣させたのかが分からないまま。日本人をもち上げようというものなのか、それとも中国・韓国は大したことがないという趣旨なのか。台湾出身の著者のため、中国に対する反中意識が強いような印象を受けた。こういった成果に誇れる日本人がいたのは誇らしいが、そういった人々がなぜ現代日本で知られていないのか?そちらの方が知りたいと思った。
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信念によって大事をなしとげ、多くの人を感嘆させた先人達の事績。
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テレビや新聞を見て、日本や日本人は駄目だなあ、と思った時、この本を読むと、やっぱり日本や日本人は凄いなあ、と思い直せる本。
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ちょっとタイトルは盛りすぎだけど、中台韓で活躍した知られざる日本人を紹介している本です。ちょっと誇らしげな気持ちになる本です。
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日本と日本人が大好き(と推察される)台湾人が
力と気持ちを込めて書いた日本人万歳本。
色眼鏡は抜きにしても、
昔の日本人はかっこいいぜ!! 気骨があるぜ!!
まあ他の国にだってこういう人たちはいたと思うんだけど、
欧米諸国、いわゆる列強ってやつはそれ以前に
やってることが最低なので、あまりそっから先に行きたくない、
鼻につくしな。
ただ、この本を日本人じゃない人に書いてもらえるというのはありがたいんじゃないか。
船で働いているときに見えた国民性というのは確かにある。
正直、船に2000人の台湾人がいた時はいらいらした。
でもそれは文化の違いと本で知ったら、
無知から来るイライラよりも、文化の違いを肌で感じる面白さのほうが勝った。
台風の時も店を開ける夜店の人たち。
靴屋の店先で焼き肉をする店主家族。(子供は店の中で遊んでる)
暴風雨でもカッパなしでスクーターに乗る人々…
たとえば台湾人は、そのパワーがすごい。
日本統治時代を生きたおじいちゃん、おばあちゃんは、
今でも日本語がしゃべれるし、日本人が好きだ、と優しい。
店先にはたくさんの偽物日本語があふれ、
日本の雑誌が何十種類も取り揃えてある。
結構、台湾は好きになっちゃったのだ。
なによりもおいしいチャーハンがあるし♡
おっと、本の感想じゃないや、これ…
本はね、昔の日本人かっけーーー!!!です。
特に江戸末期、西洋文明が入ってきて、
西洋文化に「追いつこう」として張り切った日本人の
その頭の良さと、発想力と、手先の器用さが本当に素晴らしい。
逆にそのテクノロジーが進化しすぎて、この後は
どんどん衰えていくんじゃないかと個人的には思っているけど、
それでもその躍動感あふれる時代に生きた人は
相当面白かっただろうな~~~と思う。
今の時代は閉そく感が先だって、
これから先の未来を楽しくしようとか、明るくしようとか
あまり思えなくて、
これを作ったらみんなの暮らしが楽になる、ってものももうそろそろない。
かつての日本人が今の台湾人や、今の日本人の心をとらえるように
未来の日本人もその先の未来の人にかっけーーー!!
って言われるようにありたいけどね。
自鳴時計を作った人が個人的にすごいっす。
本当に頭のいい人って、本当にすごいんだね…
尊敬しかない… -
台湾生まれの黄文雄氏が、我々の諸先輩の中にいかに素晴らしい人がいたのかを紹介してくれています。
日本は「純と誠」の国であると彼は評していますが、その例として、落し物をしても返ってくることを挙げています。これについては一緒に働いている外国人も実際に経験して「奇跡!」と驚いていました。
最近では、昔の日本人は素晴らしかったが、いまの日本人は変わってしまった、と思われても仕方がないと思っていた私ですが、基本的には日本人の気質は殆ど変っていない、とこの本で述べられています。私もそのイメージを汚すことの無きように、責任をもって毎日を過ごす必要があると考えました。
特に、三国干渉の後にフランスが台湾に「台湾民主国」を造ったのに対して、日本軍がそれを阻止したという事実は初めて知りました(p47)、なぜ学校でその事実を学ばないのか残念に思いました。
以下は気になったポイントです。
・朝鮮半島における農業問題は、日韓合邦によって根源から解決し、さらに工への産業化を可能にした、そこには日本から朝鮮総督府予算の15-20%にあたるほどの資金援助、産業投資があったから(p32)
・日韓合邦以前の産米高は1000万石前後であったが、昭和時代になると常に2000万石を突破した、日本政府による朝鮮産米は逆ザヤ(買入:62.5円、売渡:43円)であった、それにより人口も1000万人を突破した(p37)
・三国干渉の後に、フランスが台湾を1億円で買い取る動きがあった、台湾民主国の総統は初戦に負けただけで中国大陸へ逃げ帰った(p47)
・中国における疫病流行による病死者の記録は、戦乱や内乱による死者の数十倍かそれ以上である、王朝滅亡の原因はそこにある(p67)
・南の揚子江の水を北にある水不足の黄河に給水する工事に不安の声が上がっているのは、B型肝炎が黄河流域に広がるのを恐れている(p68)
・中国では勝者のみが歴史を創作し、敗者はおとなしく学ぶ掟があるので、中国では歴史よりも小説が広く読まれる(p82)
・厦門の対岸にある金門島の戦争(中華人民共和国成立後)で、共産党軍が全滅した、国民党軍が勝った原因は、「古寧頭の戦い」を指揮して現在の台湾の独立に寄与した、根本博という元日本陸軍人のお蔭(p83)
・蒋介石は政府高官から難民まで、陸海空3軍の敗残兵60万人を含む総勢200万人に近い人間を引き連れて台湾に逃げてきた、これは中国歴代王朝の交代期にいつも見られる民族大移動をした(p93)
・高橋譲吉はアドレナリンを発見し、ホルモン化学の扉を開いた、会社は1年間の休暇を与えた、1913年に帰国して国民的化学研究所の創設を呼びかけ、その提言に賛同した渋沢栄一らとともに理化学研究所を創設した(p138)
・アメリカで生まれた「ナイロン」イギリスでは「テトロン」、日本では「ビニロン」が誕生した、ビニロンは吸湿性が3つの中であるために綿に似た性質をもち、強度が強く熱にも強い(p141)
・近代国民国家は一民族一国家が理想とされるが、日本・韓国・朝鮮・ポルトガル・アイスランド等を例外として、複数の言語をもった民族に分けられる(p195)
2012年6月2日作成
著者プロフィール
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