ただのノートが100万冊売れた理由

  • 徳間書店 (2012年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198634094

感想・レビュー・書評

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  • キングジムのノートが100万冊売れたんだぁ、へぇ〜。
    最初はこれくらいの関心しかなかったけれど、読み終わった今は、キングジムという会社の面白さに正直驚いている。

    タイトルにもなっている100万冊売れたノート(「SHOT NOTE」というらしい)のことを、 そもそも知らなかった。
    この本で紹介されている8つのヒット商品のうち存在を知っていた商品は4つ。ちょうど半分。
    使ったことがある商品は2つ。
    これは少ないような気がするけれど、キングジムは「万人を対象にした商品ではなく、特定のユーザーから熱烈に支持される商品」を狙っているのだそう。
    機能を絞り込んで他の商品の隙間をつくような商品を作る。
    だから興味を持たない人も少なくない。
    テプラとか昔から家にはあったけれど、私はずっと魅力を感じなかった。
    テプラは社内で共有するファイルのラベルを印刷するというニーズに的を絞っていたのだから、自分の持ち物にポイントをつけたいなんて学生のニーズには応えてくれなくて当然だったのだ。

    狙いが明確なものづくりの姿勢と、開発者を支援する会社の体制がヒット商品を連発する秘密とのこと。
    開発当時の話を読んでいると、現場の楽しさが伝わってくる。
    キングジムってこんな会社なんだと驚くと同時に、次はどんなものを作るんだろう?と楽しみになった。

    • takanatsuさん
      「(実は携帯電話すら持たない猫です)」
      そうなんですか?nyancomaruさんは、最先端機器を駆使している方と思っていました。
      (スマート...
      「(実は携帯電話すら持たない猫です)」
      そうなんですか?nyancomaruさんは、最先端機器を駆使している方と思っていました。
      (スマートフォン?とか…)
      「KING JIMの雑貨ブランドToffy」
      実はこの本で初めて知りました(汗)。
      とてもオシャレな雑貨がたくさんあるみたいですね!気になります…。
      2012/09/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「最先端機器を駆使している方と」
      恥ずかしい、、、とことんアナログですが、仕事上1日中ネット画面を見ていますが、、、
      「とてもオシャレな雑貨...
      「最先端機器を駆使している方と」
      恥ずかしい、、、とことんアナログですが、仕事上1日中ネット画面を見ていますが、、、
      「とてもオシャレな雑貨がたくさん」
      このような場所に行くのは目の毒ですが、何となく好きです。。。東京に行っ時には伊東屋だけは寄るようにしています。
      2012/10/03
    • takanatsuさん
      「仕事上1日中ネット画面を見ていますが、、、」
      どんなお仕事なのか分かりませんが、1日ネットを見続けるというのは大変そうですね…。
      「東京に...
      「仕事上1日中ネット画面を見ていますが、、、」
      どんなお仕事なのか分かりませんが、1日ネットを見続けるというのは大変そうですね…。
      「東京に行っ時には伊東屋だけは寄るようにしています。 」
      そうなんですか!私も伊東屋は好きです♪
      なかなか余裕がなくて出来ませんが、1番上から順番にゆっくり見ていきたいなぁと思います。
      2012/10/04
  • 『ただのノートが100万冊売れた理由』
    全ページが、キングジムのヒット商品『SHOT NOTE』仕様のページになっていて、専用アプリを使って、スマホで撮影して、あとの活用は、ご自由に。「自炊」もツイートも、メール添付もOKというのが新鮮。
    キングジムの商品ごとに各章がコンパクトにまとめられている。
    積極的に開発者をメディアに登場させヒーローにさせる、そんな企業風土が、キングジムがヒット商品を連発できるヒミツの一つという筆者。
    ヒーローをもっとクローズアップして、各章ごとにインタビューとしてまとめたら、(商品を手に持った写真とかも入れて)もっとぐぐっと、くるような気がします。その辺が、ちょっと残念。
    と、感想は「ポメラ」で打ってみました。

  • 「キングジムの最近のデジタル文具を取り上げた書籍」
    カテゴリを文具・雑貨にしたけど、発想法の話かな?

  •  ポメラ欲しくなった(笑)

  • ビジネスブックマラソン

  • キングジムの製品がどうしてヒットするのかを探る。お客様が、その商品にグッとくるかどうかが決め手。ショットノート、ポメラ、マメモ、こはる、トフィー、レコロ、テプラと名前からしてユニークな商品が多い。

  • 文具好きなので、楽しく読めた。
    キングファイル最高!

  • 近年のキングジムの商品の素晴らしさときたら、
    どれも「あるようでなかった」または「あったけど手に取らなかった」
    商品を「欲しい!!」と思わせてくれる商品が多い。

    その一つがポメラだった。
    だが、ポメラはあまりにも機能がシンプルすぎるのと用途が自分に
    さほどマッチしなかったため、手放した。

    しかし、去年発売された最上位機種、DM100は欲しい。
    前回少し不満だった点がことごとく解消されている「ポメラ完全体」である。

    ポメラといえば、開発会議のプレゼンで役員10人のうち1人しか、GOサインがでなかった、
    という逸話がある。
    ただ、その1人は是が非でもこれを開発して使用したい、と熱意をもって伝えられたという。
    そのことから「10人に1人でもガッチリ心を掴むことができたらビジネスになる」という
    キングジムのビジネスの考え方となった。

    今回は、そのポメラをつくった会社がどのような風土でどんな社員がいるのか、
    非常に興味を持った。
    また、そこに目をつけ書籍化した美埼氏にも拍手を送りたい。

    【ココメモポイント】

    ・業界の常識をなるべく排除し、使い勝手を優先して商品を設計した

    ・ペンやノートを使うように、自然にポメラを使っている

    ・思い入れが生まれて開発が楽しくなり、商品自体にも作り手の魂が宿る
     P.53
     
    ・失言などのリスクを恐れず、成果の発表まで開発者自身に任せる、という社風が人を育てる
     P.55
     
    ・例えアイデアがあっても、それを具現する実行力がなければ商品は生まれない
     P.141
     
    ・できるだけ早く市場に出してユーザーの反応を見るほうが、手っ取り早い上に精度も高い
     P.181
     
    ・マーケティングの代わりに重要視しているのが、商品を細部まで作りこむこと

    ・三振してもいいから思い切り振れ。ハーフスイングはするな。
     P.189

  • 文房具やガジェット、仕事術での著書が多い美崎さんが、こういう視点でひとつの企業を取り上げ、実際の従業員にインタビューをしながら構成したこの本は非常に興味深いと思い、手にとってみました。

    この業界だからこそできることというのはあるかもしれませんが、そういうところから次のヒントを得る努力は常にしたいものです。


    ・社名や商品名は、3文字か5文字が覚えやすく成功する(創業者 宮本英太郎氏)
    ・「ポメラ」の成功は、機能を削ぎ落とす潔さ
     本来の機能に特化しそれを追求することで、大衆にはうけなくても、熱心なユーザーの支持を得る
     大手と正面切って戦うのではなく、研ぎ澄ませた単機能によって、すき間を埋めるという鉄則
    ・若いうちはプレゼンスキルを磨くこと
    ・「今、“ヒット商品”といわれるモノは、みんながそろって買うような商品ではないんです」(代表取締役 宮本彰)
     万人を対象にした商品ではなく、特定のユーザーから熱烈に支持される商品が、キングジムが狙うヒット商品
    ・ニーズとのマッチングや需要予測に時間をかけるより、できるだけ早く市場に出してユーザーの反応を見る方が手っ取り早い上に精度も高い
    ・ちょっとした工夫を重ね、使用感の精度を高めていくことで、ターゲットの満足度を上げていくことがヒット脳


    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・ニーズの多様化・高度化などと言われるが、本当にそれに対応した世の中になっているだろうかと考えてみる。
    ・業界によって、対応できること・できないことがあって当然だが、こういう発想は、見習うべきことは多い。
    ・今、電機メーカーで赤字を計上しているが、まさに学習すべき。
    ・文房具は今注目されており、デジタルとアナログの融合はますます進む。そういう時代に生み出せるものはまだ多いと思う。

    <目次>
    1 スマホノート「ショットノート」
    2 デジタルメモ「ポメラ」
    3 電子手書きメモ「マメモ」
    4 マスキングテーププリンター「こはる」
    5 雑貨ブランド「トフィー」
    6 インターバルレコーダー「レコロ」
    7 ラベルライター「テプラ」
    8 「キングファイル」とその他ファイリング製品
    9 社長のコトバから紐解くただのノートが100万冊売れた理由

  •  文具メーカーのキングジムが元気がいいらしい。そう言われてみれば、ショットノートもポメラも、キングジムのヒット商品だそうだ。そんなヒット商品を立て続けに出す会社には、どんな秘密があるのか。自身も大手化学メーカーに勤務していた経験のある著者が、取材を元にその秘密に迫る。

     実際に読んでみると、ショットノート、ポメラ、マメモあたりまでいいのだが、こはる、トフィー、レコロあたりになると、残念ながら私は知らなかった。しかし、キングジムの社長宮本氏の言葉を聞くと納得した。p.178「今、〝ヒット商品〟といわれるモノは、みんながそろって買うような商品ではないんです」確かに、私の身の周りを見ても、残念ながらポメラもマメモも、使っている人を見たことがない。ショットノートだけは、私が使っているが(^^;。

     では、ヒットするモノとはどういうモノなのか。常務の横田氏によれば、p.7「ヒットするかどうかは、その商品にお客様が〝グッとくる〟かどうかなんです」この本には、各商品のグッとくるポイントが紹介されている。

     私は、こういう本を読むと、そこで紹介されている消費品がほしくなってしまうタチなのだが、今回は、改めて「キングファイル」がほしくなった。ファイルなんて綴じられればいいと思っていたが、意外と奥が深い世界なのだ。その秘密は、ぜひ本書を手にとって確かめてほしい。

  • 美崎さんの本はとにかく即買いしてしまう自分ですが







    キングジムも僕がお気に入りの文具メーカーで




    テプラやスキットマンシリーズのファイルなども個人的に持っていたので




    この好きなもの同志のコラボ本はまたたまらない1冊になりました。







    文具やIT商品へのこだわりの強い美崎さんらしく実際に使われての感想だけに




    本当に参考になることが多く、さっそくマメモは購入を決定し、




    アマゾンで注文しました。

    KINGJIM 卓上メモ「mamemo(マメモ)」 ダークグリーン TM1ミト/キングジム
    ¥6,279 Amazon.co.jp

    キングジムの経営陣が商品化へGOを出す基準


    その商品にお客さんが“グッとくる”かどうか。




    実際に100人に1人が買っただけでも十分ヒット商品になり得る。




    9回三振してもいいから、本当に欲しがっているユーザーに

     1本が届くよう思いっきりバットを振れ!









    特に「SHOT NOTE」の開発秘話は最初に書かれていましたが、




    心を鷲掴みにされました




    1年の累計販売数100万冊は、これだけ多様化する世の中の中では驚異の数字。




    それだけ売り上げたわりには、製作者はそこまで肩に力が入っておらず




    必要なときに、用途が合う時に使ってもらえばよいという姿勢が




    とっても気持ちよかったです。




    これも、すぐに買って試したいノートですね。




    アプリはもうさっそくダウンロードして、この本自体が“SHOT NOTE”対応本に




    なっているという美崎さんの心憎い演出もあって




    さっそく試しちゃいました(*゚ー゚*)

  • 私自身、キングジムのデジタル文具のファンなので、キングジムの新商品はよくチェックしてます。
    本書は、キングジムの製品について、著者の使い方と当該商品の企画・開発者のインタビューで構成されており、キングジムの文具ファンにはたまらない一冊だと思います。
    また、著者のキングジム製品の使い方が非常に参考になります。
    マメモを私も持っているのですが、電話メモとしては、他人の電話をとった場合に情報は結局口頭で伝える必要があり、あまり使っていませんでした。しかし、本書を読んでパーソナル秘書としての使い方を知り、また使ってみようという気になりました。
    まぁ、オフィスでアラームならすほど、偉くはないので、自宅で使ってみようと思います。
    色々と気づきがあって大変面白い本です。

  • 他の文具メーカーとは異なり、"電子文具"と"ごく普通の文房具"、デジタルとアナログの両方でヒット商品を連発している『キングジム』。
    その『キングジム』のヒットのヒミツ "ヒット脳" を "美崎さんフィルター" をとおして紹介した一冊。

    「ヒットするかどうかは、その商品にお客様が "グッとくる" かどうか」

    理論ではなく心に響く商品。
    ついついキングジムの商品が欲しくなるはずです。
    私の心は"グッとつかまれていた"のですね。


    「メーカーの論理ではない、ユーザー目線の商品作り」

    ・開発者の"友だち"という外部脳
    ・一部のユーザーの"琴線をかき鳴らす"ような作り込みを推進する土壌
    ・使用感の精度を高めて、満足度を上げていく

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著者プロフィール

経営・商品開発コンサルタント、作家、講演家。大企業勤務時代は「スーパーサラリーマン」と呼ばれた、まさに仕事術の達人。『結果を出す人』シリーズなど、ヒット作多数。

「2015年 『「結果を出す人」は、エクセルをどう乗りこなしているのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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