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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198634155
みんなの感想まとめ
物語は、弟を探す民と出会った小鬼の切ない交流を描いています。小鬼は、禁断の過去見の術を使い、民に悲しい真実を見せることで、彼の運命を変えてしまいます。民は、身内に宿った「鬼の芽」によって、非道を働けば...
感想・レビュー・書評
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弟を探して森にやってきた民と会った小鬼。
黒鬼に頼み、禁断の過去見をして、民の弟の居なくなった時を見せた。
それは、悲しい現実であった。
それが元で、民は身内に『鬼の芽』を宿してしまった。
鬼の芽は、破裂し、非道を働けば地獄に落とされ、現世へは、二度と戻れない。
千年を地獄で暮らし、その果てに命は無に還される。
小鬼は、民を助ける為に、「生まれ変わる民にずっと張り付いて、悪さをしそうになったら止める」
と、天女に約束した。
千年の間、過去見の術を使って、鬼の芽を摘み続ける
それが、小鬼と、黒鬼に与えられた罰であった。
民は、何度か生まれ変わり、時は過ぎ、ようやく千年が過ぎようとしていたが… …
小鬼の墓場で、小鬼を生き返られる為、たとえ、千年かかってもと、赤い砂を拾い集める民。
思わず、ほろりとさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3匹の小鬼「過去見」によって過去を見せてもらう人々の短編連作かと思っていたら、5話目で繋がりが証され、タイトル『千年鬼』の意味も分かる。小鬼の一途さに、愛しさに泣いてしまう。
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アニメ化してないの…?
読み終わってから表紙絵みて泣くパターン
小鬼がいじらしくて切ねえ -
本を読んでて泣かなかったのは、だれも諦めてなかったから、かな。
帯に「ファンタジー」という文字があって、とても面白そうな小説だとは思っていたのだけれども、ずいぶん手に取るまでに時間がかかってしまいました。
※ファンタジーもの大好きなのですが、年々冒険的なガツガツ行くファンタジー(雰囲気だけ伝わって…)は気力がついていけず……なんてことも多かったので、こういう経緯になりました。
私がついに読み始めたとき、ほっとしたのが短編連載の形をとられていたこと。一つ一つのお話が短いスパンで切り替わって、謎を深めたり、キャラにより魅力を追加したりしてくれました。
後半はそういうわけにはいかず、切なくて苦しい状況が続きましたが、その前までに作り上げた千年鬼への信頼感・期待感が、ラストまでしっかり支えてくれます。
とても良かったです。
物足りないくらいがちょうどいい。良かったです。 -
ほっこりファンタジーかと思いきや、切ない。切ない。。。
「千年」、想像しようとしてもできないぐらい途方もない時間。たみの鬼の芽を摘み続ける小鬼もカッコイイし、支え続ける黒鬼もカッコイイ。
予定調和で終わらず、シビア。でもラストかすかな希望が見える。出会ってほしいと切に願う。 -
日本昔話風のファンタジー作品です。
鬼の芽がある人間は、悲しみや怒りなどで殺戮などをする悪しき人鬼になってしまう。
それを防ごうとする小鬼がいて、連作短編集なのかと思いきや、千年もの物語に連なって、やかて物語の悲しき真相が明らかになって・・・。
泣けました。
もし、私がアニメ業界の人間なら、全力で本作アニメ化の権利を取りに行きたいと思うであろう、そんな傑作でした。 -
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千年の間、人の中に生まれ成長する鬼の芽を摘み取る鬼の話。
鬼の目が成長しきり弾ければ、その人は人鬼となり、世に混乱と殺戮の嵐を産む。
一般に人間が言う“鬼“とはこれのこと。
という設定が面白いと思います。
個人的に好きな話は鬼姫さまですかね。
狂気であるようで冷静な目を持つ姫様がなんとも凄い。
ところで女の子に民なんて名前をつけないで欲しかったなと思う次第。
人の名前だとは思わず、自分の元にある人間と言う意味の民かと思って混乱しました。
まあそれはともかくとして、1000年経った頃が維新付近だとすると、そもそも出会った頃はどの年代なのだろうか。
800年頃だと思うけど、ええと、何時時代? -
無垢な心のままに罪を犯すと、鬼の芽が生じる。それがはじけると人鬼になる。小鬼と友達になった人の子。小鬼が過去を見せ、自分の罪に耐えられず、怒りと憎しみと後悔で人鬼になり、地獄へおちてしまいそうになる友達を助けようと、小鬼は過去見の力で、人の世に降り、千年かけて人々の鬼の芽を摘んでいく。
この「鬼の芽」という表現、過去を見る原理で光の原理を使ってるのが面白い。
話はきれいだけど悲しい。残酷など因果応報。でも、希望を残しているのが不思議。 -
小鬼は通常は鬼の姿が見えないはずなのに見える少女民(たみ)と出会い、禁忌を犯してしまう。民に新たな生が得られるよう命をかけた千年の旅に出る。
表紙や挿し絵がよかった。赤鬼が健気でかわいく、黒鬼のチャラい感じが物語を明るくしている気がしました。字も大きめでさくさく読めます。天女様が意外と厳しいと感じました。 -
2013/7/16 start → 2013/7/19 fin
きっかけ:書店の平積みで絵とタイトルに魅かれて。
世界観にひかれた。
人と鬼の成り立ち、関係。
死後の世界の決まり。
作者の別の作品も読みたくなった。
短編集かと思いきや、小鬼と少女の出会いがきっかけに
始まった千年に渡る物語だった。
時系列があえてばらばらに載っているが、
物語の全貌を理解して、時系列に並べてまたそれぞれの短編を
読んでみると、小鬼と同行者の黒鬼の言動や心情がまた変わって
読める。それがまた楽しかった。
ふと読み返してみたくなる良い物語でした。 -
童話のような雰囲気ですが、重い内容、可愛らしくて、可哀想で。切ない。
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読み終わって、思わずため息が出た。
小鬼と民のいじらしさが堪らない。
一見粗雑そうな黒鬼の優しさも滲み出てくる。
無駄やよどみのない、柔らかくて物悲しい文章。
物語の流れもよくて、希望と悲しみの調和がすごい。
子供にも大人にもおすすめしたい。 -
面白かったけど、少し子供向けかなと。
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