先生のお庭番

  • 徳間書店 (2012年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198634506

みんなの感想まとめ

歴史的背景と人間関係の複雑さが織り交ぜられた物語が展開され、読者は主人公の熊吉を通じてシーボルトとの絆や日本文化の魅力を感じ取ります。シーボルトは蘭学を広めた人物として描かれ、彼の庭師としての役割を担...

感想・レビュー・書評

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  • 「時の鐘」という絵本を読んだ時にみんみんお母さんに教えてもらった1冊。
    ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡

    シーボルトって何か聞いたことあるんだよなぁ…みんみんお母さんはお医者さんって言ってたけど…でも思い出せないんだよなぁと思って読んでいたら判明!鳴滝塾!
    保育士の試験勉強してた時に単語として言葉だけ覚えたやつだ!
    あの頃この本読めばもっと覚えやすかったのに!(Part 2⭐︎)
    Part 1は倉橋惣三物語読んだ時ね。
    なんで勉強終わったあとに出会うんだろうねぇ。

    さてスッキリしたところで本の感想に戻りましょうかね。
    熊吉がしぼると先生の専属になった時のくだり、すっごいスカッとした!
    なんなのコイツらってイライラしたもんね。

    しかし、しぼると先生結局何者だったんだろう…
    完全な善人でも悪人でもなさそう。
    残された奥方の気持ちも分からなくもない。
    蝶々夫人のようにならなくてよかったとさえ思ってしまう。
    だけどさ、シーボルト先生のために切腹までした人もいるっていうじゃない。
    奥方含めて善にも悪にも振り切れないこの読後感。
    どちらかに振り切れれば楽なのに。
    いねさんも複雑な心境でしょうに。
    熊吉は最後まで先生のお庭番として信じ続けた姿には胸に迫るものがあったわよね。
    しぼると先生が日本の文化や草花を愛してくれていたことも熊吉が先生を信じるに値する理由だったのかもしれないね。

    • みんみんさん
      朝井まかてさんの時代小説はよみやすかったでしょ
      さっそく読んでくれて嬉しい(●︎´艸`)
      朝井まかてさんの時代小説はよみやすかったでしょ
      さっそく読んでくれて嬉しい(●︎´艸`)
      2025/12/13
    • 翠さん
      面白かったです(*≧∀≦*)
      でも長崎弁に馴染むのがちょっと大変だったかもσ(^^;)
      面白かったです(*≧∀≦*)
      でも長崎弁に馴染むのがちょっと大変だったかもσ(^^;)
      2025/12/13
  • シーボルトに庭師として雇われた熊吉。慣れないながらも創意工夫をこらし、シーボルトの庭に草木を育てていく。シーボルトはオランダに移動する船に日本茶の種を安全に積むよう熊吉に依頼。見事成功した熊吉にシーボルトも信頼を置くようになる。

    シーボルトって、蘭学を広めた人だっけ くらいの知識しかなかったけど、一通り読んでなんとなく全貌を掴めたかんじ。ウィキペディアと同じこと書いてあった。熊吉はフィクションってことですかね。

    小さい島国に住む日本人は、自国の自然の豊かさや民族としての強さって気づかないものですね。シーボルトが熊吉に日本の素晴らしさを語るシーンが何度かありました。

    良い話だけど、ちょっと読みづらくて没入感はなかったです。

  • 鎖国中の長崎・出島に住むシーボルト先生のお家で、薬草園のお世話をするお庭番を勤めることになったコマキと、そこの住む人たちとも交流を描いたお話です。
    江戸時代の園芸ものではあるのですが、舞台が長崎ってことでいまいち馴染みもなく知識もなく、そもそもシーボルトって…?と曖昧なままで読んでしまったので、なんかあやふやなまま終わってしまいました。
    でも、シーボルトを調べたらネタバレになりそうでね。

    お話としては面白かったと思いますよ。
    シーボルト先生には親しみを覚えたりショックを受けたり、コマキと同じように複雑な気持ちになりましたけど。
    日本を愛してくれていたと思ってますよ。

  • シーボルトとお滝か。いや、主人公はお庭番たる熊吉なんだけれども。お滝の半生は関心があったから、読み応えあった。シーボルトが出島に滝と暮らしていた頃~追放までのあたりを、医者、本草学者として薬草やさまざまな植物を集めて研究していたシーボルトの庭を任された男の視点で描かれる。これなあ、イネ、高子の代まで描く続編ほしいけどな。シーボルトに関係した女性たちの半生をドキュメンタリータッチで紹介した文をまえ読んだのだけど、強烈だったもんな。そこを物語にしたやつを読みたい。イネも、その娘高子も、強姦されて私生児産んでるのよね、たしか。それに開国したあと再来日してともに暮らしてる間もシーボルトはお手伝いかなにかに手を出して私生児つくってる、昼ドラのような展開なのよね。そして孫娘高子は、銀河鉄道999のメーテルのモデルになったとされる美人。ググっても出て来るけど、きれいなひと。シーボルトは男前だったんだろうね。女性目線からしたら生き様は嫌いだけど。
    朝井さんの文章はほんとに、情緒豊かで匂いまで脳で妄想できるような表現力がすき。でも持ち味のほんわかした人の情でまとめるにはシーボルトという題材は難しかったんじゃないかな。日本人視点かもしれないけど、シーボルトって知るほどにあまり好きではなくなる要素が多いきがするのよね、、
    長崎に電車で旅して、車窓にゆられつつ、あるいは海を眺めて読むとさらに良いかもしれない。熊吉がお滝に連れ帰られる場面などはほろっとしたよ。私がシーボルト嫌いなだけで、当時の長崎に、鎖国~開国間際の時代に思いを馳せられるよい1冊だとおもいます。

  • 書き出しがぱっとせず、なかなか入り込めず。
    的はいいのだが、筆力不足。
    阿蘭陀おイネ編を待望。

  • シーボルトの薬草園で働くことになった植木職人熊吉のお話。草木への愛が伝わってくる。オタクサが良かった。シーボルトが日本の言葉や気候、自然の良さについて語るのを聞いて、なんだか嬉しくなった。

  • とても爽やかな読後感です!オランダ(本当はドイツ人だった》人のシーボルト先生と庭番 熊吉の信頼関係が国の違いを超えて人と人の魂の繋がりとなる。人をここまで尊敬できるとはあの鎖国の時代にあって神が引き合わせたかのような2人と回りの人達です。
    まかてさんの作品は3冊目ですが、どれも素晴らしいです。

  • 日本を愛してヨーロッパに紹介した、シーボルトに仕えた庭師のひたむきな姿が胸を打ちます。史実によればシーボルトはじつは・・・という一面も描かれますが、作者の視点はゆるがない。お滝との交流、草木をこよなく愛した姿、どれもシーボルトの一面だから。さわやかな作品でした。

  • ‘お庭番’って‘忍’のことかと思いました(笑)  本当に庭師、お庭番でした。 
    シーボルトという人は歴史で習ったことがあるというぐらいしか知らなかったのですが、園丁(お庭番)の熊吉からみたシーボルト先生がかっこよく見えました^^
    実際のところはわかりませんが、人間の真実なんて所詮他人にはわからないものだと思うので、熊吉が信じた先生で良いのではないかなぁと思います。熊吉の実直さやお滝の奔放さなど、人間臭くて良かったです。
    日本の自然に感謝したくなる本です。


  • 悪役令嬢は出てこない
    長崎の言葉がこぎみよい
    シーボルトの評価が難しく、日本に寄り添っているようにも見えるが、崇拝されすぎているため、まるで完璧なスパイのように振る舞っているのかわからない。

  • シーボルトの出島時代に園丁として仕えた熊吉。誠実に先生に仕える様に心が癒され、日本の自然、日本人の心、運命などの美しさを感じた。
    朝井まかてさんの人物描写、心情描写が柔らかい

  • 朝井まかてが書く人物は生々としていて一気読みだ。シーボルトの薬草園で庭師として務める熊吉の研究心と職人魂。剣より花を、自然との共存か打ち勝つか…と揺れる熊吉。 シーボルトが「フローラ・ヤポニカ」に紫陽花を"オタクサ"と名付けていた事にグッときた。

  • ボタニカより前の作品。
    朝井さんが植物の強さや美しさに惹かれたのは、ここから?と気になった。
    熊吉の目線がまっすぐで優しく、切ない。

  • 理不尽なことって今も昔も日常的に起きている。今は訴えることもできるけど、昔はできなかった。だからこそ、耐え忍んでいたのか。
    嘘を暴きたい気持ちと、暴いて真実を知った後の気持ち。
    日本人が西洋の人々に劣らない文化があったことは、やはり誇りに思う。

  • 地図がでてきてから…辛いわー.
    「剣より花を…」が本心であってほしい.
    オタクサと名付けた花の絵をみて、コマキは嬉しかっただろうけど…
    標本に名前を記せって言ってくれたんだからコマキの名前もどっかに載せてよねー.

    シーボルトに日本人の奥さんと娘がいたなんて知らなかったー!!!
    と…いうか、
    長崎 出島 医者 植物園 …って単語しか知らないわ…

  • 読後が爽快。

  • シーボルト先生の薬草園を管理することになった庭師さんの話。じゅ、十五でそんな腕って……天才なんじゃ。シーボルト先生は「なんかよーわからん阿蘭陀人」みたいな描かれ方で面白かった。そして奥さんのオタクサ(お滝さん)がいいかげんすぎる〜(笑)ひどい〜。シーボルトっていろんなことしてそうだよなー。

  • 序章のあったかくてやわらかな風景に惹き込まれて、一気に読めた。稲佐山での先生と馬に乗って走る場面も好き。日本語に日本の自然にもっともっと知りたい。

  • 書き下ろし

    シーボルトが出島に作った薬草園(和産植物標本圃場)の園丁として雇われた少年の目を通して、国外追放されるまでの4年間に見た、商館医としてよりも植物学者としてのシーボルトの日本観、日本理解、日本植物の紹介活動を描く。
    シーボルト事件の波紋の大きさ、周囲の人々への影響、その裏側のシーボルトの思惑への疑念も描かれていて面白い。

  • シーボルトの事は名前しか知らず、後半の展開にビックリした

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著者プロフィール

作家

「2023年 『朝星夜星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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