若桜鉄道うぐいす駅

  • 徳間書店 (2012年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198634704

みんなの感想まとめ

駅舎保存を巡る対立を背景に、村長選挙や家族の絆が描かれる物語が展開します。舞台は鳥取県の若桜鉄道、主人公は歴史を学ぶ大学院生の涼太。彼は村長の孫として、保存派と建て替え派の両方から圧力を受け、究極の選...

感想・レビュー・書評

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  • 文化財級のおんぼろ駅舎の保存建て替え問題に揺れる鳥取県の村を舞台に、村長選挙まで絡んできて……巻き込まれ担ぎ出される村長の孫(大学院生)が主人公。
    前の『おさがしの本は』の時も思ったけど、政治行政の絡め方があんまり好きじゃないな。
    原田マハ『本日はお日柄もよく』とか畠中恵『アコギなのかリッパなのか』とか、政治絡んでも面白い話はあるんだけど、門井さんのはあんまりすんなり読めないのよね……
    あと、主人公の男が微妙にめんどくさいのと恋愛描写がえぇ~なんで~?て所は石持浅海に似てるかも。

    装画 / 佐久間 真人
    装丁 / AFTERGLOW
    初出 / 『本とも』2011.5~9 Vol.46~50、『読楽』2012.1~4

  • 有名建築家の設計で立てられた、島根県のローカル線・若桜鉄道の田舎駅「うぐいす駅」(架空)の保存or建替を巡り、主人公(村長の孫息子)が奔走する話。

    やがて、殉職した活動家の息子との村長選挙に発展し、結局は主人公の案を公約にした息子が勝利――って、ご都合主義にも程があるだろう。
    保存派・建替派の間に挟まれる主人公の苦悩が面白かったのに、中盤から急展開過ぎてビックリ。
    彼女の裏切り(NTR)の件は、不要。
    性描写も、展開的に不自然に感じた。
    彼女に関しては、後味が悪過ぎる。

    序盤は本当に面白かっただけに、とっても残念な1冊でした。

  • お話半ば(第五章)までは、
    徐々に盛り上がって、期待も上がったけど…、
    第六章から180度反転の急転直下一直線…。
    後は、最後まで読むのも苦痛になった感じ…。

    別に、王道がいいとは言わなぃけど、
    王道でもよいお話をくずすのならば、
    キャラもお話も、しっかりと組み立てないと、
    不自然さだけが目立ち、興ざめになっちゃう。

    作者のご都合主義が甚だしぃ作品だったな~。
    途中で作者が変わっちゃたんじゃないかって。
    途中までよかっただけに、実にもったいなぃ。
    スゴ~く残念無念な作品でした。あぁ~あ…。

  • うーん終わり方が腑に落ちない。

  • あっという間に読めて面白かったけど、何かがオイラに残ったかというと残っていないなぁ。
    涼太の立場になってみると悠花はごめんだな。静男の立場だとウェルカムだけど。静男と悠花は運命の出会いだったんだろうね、電光石火の。
    そして涼太と静男は村長選で戦うわけだけど、その結果も経緯もちょっと説得力に欠けるなぁ。
    でもこれを読んで電車の旅をしたくなった。

  • 建築系の人間としては最初の方で要点が分かってしまった。ライトの名前もじってたら完全フィクションで信じれたかも。

  • 20160423読了
    #鉄道

  • 文化財としての「うぐいす駅」は残すべきか?
    小さな村がふたつにわれて大騒ぎ。

    さらっと終わってしまったが、大騒動だった。笑。
    選挙までいくとは思わなかった。
    建築史が詳しくないのでぴんときませんが。

  • ライトってそんな人だったの?という点では面白かった。駅存続はそれくらい考え付くのでは、と思うのでそれでひっくりかえるのはいまいち。

  • 一応駅の設計者を探すミステリになってます。
    なんとなく展開が読めてしまいました。

  • おんぼろ駅舎、存続or保存?
    村を二分にする騒動
    軽い調子で進んでいっておもしろかったです

    20130610

  • おんぼろ駅舎が文化財だって!?保存か、建て替えか?おまけに村長選挙まで!村をあげての大騒動に…。

  • どんどん展開していって、付いて行けない…。
    悠花と静男は酷すぎる。

  • いつもの門井さん…より軽めだけどやっぱりいつもの門井さん。

    何も考えず読んでたら意外な展開になっていって面白かった。


    ちょっと安易かなーと思う部分もあったけど、故郷とか家族とかそれにまつわる思い出とか、自分をかたちづくるものへのちょっと複雑だけど温かい思いが感じられるところが好きなので、楽しく読めた。

  • この作者の文体はこんなんだったかな?
    砕けた表現とコミカルな語りが特徴的。
    駅舎の文化財保護をかけての主人公が振り回される話。

    ラストの描写は好きだけど、ちょっと物足りなさを感じる。

  •  当てになるのかどうか。頭は、悪くはないが、最後はどっかにいってしまいがち。恋人とは、ハッピーエンドにはなりにくい。
     今回もそう。
     解く謎が、あまりに深みがないのが、星が少ない要因か。天井の高さとかの伏線もさほど効果的ではないし。

  • 門井らしい、政治と文化のコラボ。今回は、地方都市。センチメンタルな様でさばさばした終わりかたが、もうひとつかな?読みやすい文章で、一気に読了。今後もこのパターンか?

  • さらっと読めすぎてびっくり。これに1800円(税別)…。高いな^^; 間違いなく文庫で読むべし!!!! 小説としてはいろいろなところで、問題提起したい。一人称は私では無くて、僕でいい。自分のことを私と呼ぶのは、基本対外的な時だけじゃない?

  • 故郷のおんぼろ駅舎を保存か取り壊しかで、祖父と恩師て板挟みになり、あれよあれよというまに村長選挙に立候補?!…と途中までは結構楽しく読んでいたけど、その後は結末を追うだけになってしまった。なんだか苦手な一人称だった…

  • 最近、鉄分摂取してますか?

    僕はとんとご無沙汰です。

    毎朝の満員電車には、電車を嫌いにさせる負のエネルギーばかりがあって、「休日にまで電車に乗りたくないよ!」と思わせてしまうほど、鉄道会社的には乗車率は高いので売り上げはいいけど日本の一番の悪い点であるなあ、と思わせるほどに、電車離れ、もしくは、電車好きを蔑む気持ちを生んでしまう温床になっているのではないかと愚考する次第ですが、そもそも、満員電車に乗ってる人たちはみんな定期使ってるだろうから、大して売り上げよくないのかな。どうなんだろうな。

    電車って、僕は、すごいと思うのです。

    まず、自家用車と違って、自分で運転する必要がない。

    乗ったら、寝てるか本読んでるかTwitter見てるかだけしていればいい。

    そして、早い。

    関東の路線だと、1駅区間約2kmを、約2分で走る。つまり1km/1分。時速に直すと、60km/h。

    うん、そんじょそこらの車と同じだね。

    ……。

    信号待ちがない。

    各駅に停車したりするけど。

    ……。

    車窓からの景色がいい。

    朝はとても外を見る余裕などない満員っぷりで、夕方は夕焼けに対して瞬時にブラインドが降りてしまうので、何も見えない。そもそも、地下鉄って何よ。外見えないじゃん。暗闇じゃん。銀座線はどうして地下鉄なのに渋谷では遙か天空にホームがあるのさ。地下ちゃうやん。

    ローカル線って、魅力的ですよね。(*⌒▽⌒*)ニコッ

    -------------------------

    閑話休題。

    ※若桜鉄道は鳥取にある実在の路線だそうですが、うぐいす駅という駅は架空の駅です。

    まず装丁がいい。古びた駅名標。

    こんなかわいい表紙を出されたら、期待に胸を膨らませずにはいられない。

    本文の装画もかわいくていい。

    こころなしか、紙面そのものも若干うぐいす色に見えたり……。

    お話は、そんなに鉄分は強くないです。

    むしろ、ローカル線の寂れた駅の駅舎を壊すか保存するか、それを、解体派と保存派とに別れての、田舎の権力(?)争い、選挙活動という、まさかの展開。

    そして、話が進むにつれて、次第に明らかになってくる、「事実」。

    心地よく読めて、すんなり読み進められる。

    いつかこんな、のんびりとしたローカル線にゆっくり電車に揺られて訪れたい。

    なにもなくても。

    なにもないからこそ。

    電車が行き着くその先にこそ、人が、いるのですから。

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著者プロフィール

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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