- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198634780
作品紹介・あらすじ
尖閣・竹島をめぐる領有権問題の裏を読め!アメリカと中国の影響力の代理人によって日本の政治は漂流し続けてきた。反米=親中、反中=親米というこれまでの呪縛の構図を打破し、自主独立の国家戦略を軸に日本の未来を構想する。
感想・レビュー・書評
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あるコミュニティから生まれた強い思想は伝染力をまとって外部にまで共感の輪を広げる。人々が「正しい」と認識し、心から納得すれば脳の構造まで変わる。つまり思考の枠組みに革命を起こすのだ。
http://sessendo.blogspot.jp/2014/12/blog-post_23.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容はいい。タイトルで損してる。
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元公安調査庁の視点から、米中韓を中心とした、政治問題、国際情勢を解説している。最近、書店の書棚には、この”系統”の日米関係の問題を指摘する書籍が増えてきていると思う。日本が意志を持てない国であること、太平洋戦争で敗れ、米国の属国となってしまうレールが敷かれてきたこと、ただその中でも流れに抗おうとする動きがあったことなどは、最近理解するようになった。
そして30を超えた自分もまたその時代の責を負う必要があることを感じる。何よりも自分の考えを持つことが大切だ。情報の出所にある”意志”は何かを常に意識しないと、新聞の社説なども鵜呑みにしてしまう。
この著述の内容は多岐に渡る。一つ一つの内容は浅い。しかし中国に関する記述などは、真新しく感じた。国際情勢を鑑みると、この国にも情報を統括する強い権限を持った省庁が必要だろう。戦前の”特高”を忌み嫌う風潮も分からないでは無いが、直面する現実に対応する割り切りは必要である。