神去なあなあ夜話

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635060

作品紹介・あらすじ

辞書作りや、林業など地味な仕事を面白い小説に仕立てる天才・三浦しをんがふたたび神去村の日々を描く。 林業お仕事小説!

感想・レビュー・書評

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  • 前作『神去なあなあ日常』同様、主人公・勇気が神去村の自然を愛しているのがしっかりと伝わってきました。四季の美しさの表現がまたまた秀逸です。
    今作は『夜話』というだけあって、神去村に古くから伝わる神様の話が多く出てきます。
    居間でおばあちゃんが話す昔話をみんなで羊羹やみかんを食べながら聞くという形で。
    それも、初めて聞く話ではないのに、結末も知っているのになぜかみんな興味津々で『それから?それから?』と身を乗り出して聞くという‥‥。
    小さい時からずっと聞いてきたおじいちゃんおばあちゃんの昔話。山にも川にもどこにでも神様はいるということ。そして、それを迷信だと軽んじるのではなく、『神様は自分の中にいる』ということを村のみんなは分かっている。

    「神さまって、そういうものなのかもしれないね。遠い空の彼方にいるんじゃなく、俺たちの心のなかにいて、いつも見ている。言葉や行動、嘘や本当を。」

    と、まあ、こんな話を勇気の手記という形で面白おかしく読ませてくれるわけです。
    今作で一番ウケたのは、クリスマスツリーにみんなで、千代紙で作った星や七夕風の飾りやてるてる坊主を飾ったところ。これ、大人たちが大マジメでやってますから(笑)
    今回も笑わせてもらいました。

  • 勇気の成長が嬉しかったです。一年ですごく逞しくなり、神去村のみんなに愛されよかったです。

    ヨキと清一の過去をヨキが勇気に話している時は悲しくなりましたが感動もしました。ただ、失敗したのが通勤前に時間があったので、そこの部分を読んでしまった事です。仕事前に泣くわけにはいかないと涙をこらえて読んでたんですが、時間になって出掛けて昼休みに続きを読んだら、感動が半減してしまいました。なんで朝読んでしまったんだろうと後悔しかなかったです。

  • 神去村のみんなのなあなあな日々を
    柱の陰からこっそり覗き見ているかのような、この喜び!
    わずか1㎝角にも満たない犬のノコのイラストすらうれしくて
    「ノコ~!元気だった?!」と頬ずりする私。

    本の頁を開いて、自分が物語の世界へと入り込んでいくのに
    なぜだか「おかえりなさい」と言いたくなってしまうのが不思議です。
    これぞ神去村マジック♪

    横浜にいたころは、完全に名前負けのテキトー男子だった勇気。
    ケータイも満足に繋がらない神去村に無理やり送り込まれて1年半、
    めでたく中村林業(株)の正社員としてうれしそうに働いているのが微笑ましい。

    村の起源やヨキ夫婦のなれそめ、清一さんが高校生でおやかたさんとなった事情など、
    耳をそばだてずにはいられない神去村トリビアを交えながら
    都会から来たよそ者ではなく、村の仲間として
    山ですくすくと育っていく木々のようにしっかりと根付きたいと願う
    勇気の姿が温かく描かれます。

    まだ小学生の頃に、働き盛りの両親を一瞬にして亡くしたヨキが
    「俺が死んだら、きっとおまえも、山で俺の気配を感じるようになる」
    と勇気に語る場面が素晴らしくて。

    清一さんを崇拝し、ヨキやノコとじゃれ合い、山太を可愛がり
    直紀に恋い焦がれながら、
    いつか神去の山々とつながれる日を信じて、なあなあでがんばれ、勇気!

    • まろんさん
      あやこさん☆

      最初がダメダメなだけに、勇気の成長ぶりに目を細めてしまいますよね♪
      「神去」シリーズが一番すきという、あやこさんのお友達に
      ...
      あやこさん☆

      最初がダメダメなだけに、勇気の成長ぶりに目を細めてしまいますよね♪
      「神去」シリーズが一番すきという、あやこさんのお友達に
      「ぜひともお友達になってください!」と言いたい私です(笑)
      でもでも、しをんちゃんの作品でどれが一番すきかと訊かれたら
      私はやっぱり、ハイジがいるから「風が強く吹いている」かなぁ♪
      2013/05/18
    • HNGSKさん
      ああああ。まろんさんまろんさん。私も「かぜつよ」がいまだに一番好きです。
      ハイジー、カケルー好きだあー、と叫びたいです。
      ああああ。まろんさんまろんさん。私も「かぜつよ」がいまだに一番好きです。
      ハイジー、カケルー好きだあー、と叫びたいです。
      2013/05/25
    • まろんさん
      あやこさん☆

      おお、同志よ!
      あやこさんも「かぜつよ」が一番好きだなんて、うれしい♪
      やっぱりあの感動は忘れられませんよね!
      ハイジは永遠...
      あやこさん☆

      おお、同志よ!
      あやこさんも「かぜつよ」が一番好きだなんて、うれしい♪
      やっぱりあの感動は忘れられませんよね!
      ハイジは永遠に私の理想の青年です(*'-')フフ♪
      2013/05/25
  • 神去なあなあ日常の第二弾

    高校卒業後に担任と親に神去村に送り込まれてはや2年、林業に恋に頑張ってきた「勇気」

    神去村の仲間たちも相変わらずで「のんびりなあなあライフ」に読んでる私ものんびり癒されます。

    頭と心の休息にぴったりのシリーズです( ´ ▽ ` )


    やっぱ三太が可愛い(〃ω〃)

    • みんみんさん
      耳で聞くはダメなんだって〜
      聞いて想像してるうちに2ページくらい
      進みそう笑
      巻き戻す?テープじゃないし!
      紙が触りたい……紙、インク、本屋...
      耳で聞くはダメなんだって〜
      聞いて想像してるうちに2ページくらい
      進みそう笑
      巻き戻す?テープじゃないし!
      紙が触りたい……紙、インク、本屋…
      トイレ行きたくならない?わたしだけ?
      2022/11/13
    • 土瓶さん
      なる(笑)
      インクの匂いがなにかを催させるのかな?
      なる(笑)
      インクの匂いがなにかを催させるのかな?
      2022/11/13
    • ひまわりめろんさん
      ソワソワだからって無理したらいかんじゃないか!
      ガミガミガミガミ
      はい!尾野真千子!じゃなかったオノマトペ!
      ソワソワだからって無理したらいかんじゃないか!
      ガミガミガミガミ
      はい!尾野真千子!じゃなかったオノマトペ!
      2022/11/13
  • 勇気の幸せをお裾分けしてもらえる物語。

    主人公の勇気が架空の読者のみんなたち(この呼びかけが好き♪)に向けて書いた日々の記録。
    照れたり落ち込んだり、すごく素直な文章は読んでいてとても心地いい。
    こっちではたくさんの人が勇気のお話を楽しく読んでいるよと伝えたくなる。
    勇気の方では読者は架空の存在で、読者の方では勇気が架空の存在。
    でも本当はどっちもちゃんと存在しているのかもと考えると、これまた嬉しくてにこにこしてしまう。

    神去村で働き始めてから1年経って、勇気は中村林業株式会社の正社員になったらしい。
    村の人から信頼されているし、勇気も村の人達を大切にしているのが伝わってくる。村の一員になったんだなぁ‥と感じる。
    そして一員になったからこそ知ることが出来ることもあって、今回は村の過去についてもたくさん語られている。
    繁ばあちゃんが教えてくれる神去村の昔話も、二十年前に起きた事故のことも、今の勇気だから教えてもらえたんだろうし、受け止められたんだろうなと思う。
    そしていつか勇気が他の誰かに村のことや村での自分のことを話す日が来るんだろうなと考えて、その日のことも絶対記録してねと念を送っておいた。

    恋のお話もとっても可愛く、文章のテンションがぐちゃぐちゃになるのも面白い。にこにこ。

    夜話というタイトルだけど、夜って昼間とはまた違う時間なんだよな。
    晩ご飯を一緒に食べたり、お酒を飲んだり、パーティーをしたり、時には遭難したり(?)、夜を一緒に過ごすことでそれまでよりぐっと近付けるような気がする。
    夜のお話が多いこの本を読んで、私も前より神去村に近付けていたらいいなぁ‥なんて、片思いに似た気持ちになってしまった。

    • まろんさん
      takanatsuさん、こんにちは♪

      私も勇気に、幸せのお裾分けをしてほしくなってしまいました。
      図書館にはずいぶん前に予約したのですけれ...
      takanatsuさん、こんにちは♪

      私も勇気に、幸せのお裾分けをしてほしくなってしまいました。
      図書館にはずいぶん前に予約したのですけれど。。。

      「こっちではたくさんの人が勇気のお話を楽しく読んでいるよ」というところ、
      勇気にとっては私たちが架空の存在、私たちにとっては勇気が架空の存在だけど
      本当はどっちもちゃんと存在しているのかも、というところ。
      わあ、takanatsuさんだなぁ!素敵だなぁ♪
      と、読んでいて心があたたかくなりました。
      勇気をはじめ、神去村のみんなに早く会いたいです!
      2013/04/07
    • takanatsuさん
      まろんさん、コメントありがとうございます!
      三浦しをんさんの本は図書館でも大人気ですよね。
      好きな作家さんの本が大人気なのはもちろん嬉し...
      まろんさん、コメントありがとうございます!
      三浦しをんさんの本は図書館でも大人気ですよね。
      好きな作家さんの本が大人気なのはもちろん嬉しいんですけど・・・ね。
      「勇気をはじめ、神去村のみんなに早く会いたいです!」
      早くまろんさんの手元に本が届きますように!
      レビュとっても楽しみです。
      私は前作の記憶が曖昧になっていたのに読み返さなかったのですが、すぐに神去村に馴染めてしまいました。
      そうだったなぁ…なんてするすると記憶が甦ってきました。
      神去村はとってもいいところだなと思います♪
      これでお別れじゃ寂しいので、勇気に早く続きを書いてほしいです(笑)
      2013/04/07
  • 図書館での気の遠くなるよな予約番号。
    いつになったら読めるかな・・と思っていたけど、
    近所の本好きの友達から「買ったよ!次まわすね(*^^*)」となんとも素敵なお言葉。感謝感謝です!(^^)!

    友達のおかげで勇気のその後が見れました。
    成長したね~勇気くん。すっかり神去村にもなじんで、山の仕事にも慣れてきた感じで。前作では逃げ出そうとしていたのに、山の仕事がすっかり好きになってしまい、頼もしく感じた。
    今回は直紀との恋バナもあり、2人のその後が知れてよっかた。
    恋の話も多く、だから夜話なんかなぁと納得。

    日本昔話のような神去村
    前作以上に、そんな神去村の不思議な魅力が描かれていたように思う。

    前作から、清一派なんだけどヨキもなかなかいいね♫
    2人のつらい過去には涙・・・でした(T_T)

    • まろんさん
      さすがnoboさんのお友達!
      持つべきものは、本好きで優しい友人ですよね(*'-')フフ♪

      勇気の成長も、恋の進展も気になるけれど
      なんと...
      さすがnoboさんのお友達!
      持つべきものは、本好きで優しい友人ですよね(*'-')フフ♪

      勇気の成長も、恋の進展も気になるけれど
      なんと清一さん♪の過去が読めるんですね?!
      つらい過去とのことですが、好きな人のことは何でも知っておかないと!(笑)
      私のところの図書館でも、ため息が出るような予約数ですが
      noboさんのこのレビューを励みに、がんばって待ちます♪

      2013/03/13
    • nobo0803さん
      まろんさん

      まろんさんも清一派でしたもんね!
      清一さんもさることながら今回はヨキにもフラッとくるかもしれないですよ(笑)
      まろんさん

      まろんさんも清一派でしたもんね!
      清一さんもさることながら今回はヨキにもフラッとくるかもしれないですよ(笑)
      2013/03/14
  • なにげに図書館で借りてきた1冊。
    「神去なあなあ日常」だと思っていたのですが帰宅して表紙をよく見ると「神去なあなあ夜話」ってある。続編のほうを勘違いして借りてきてしまいました。
    前作読んでないけど入り込めるかなぁと読み始めると、そういえばこんな感じの話し観たことあるのに気がついて「WOOD JOB!」って映画がちょうど前作にあたるんですねww(なんとなく覚えてました)
    三重県の山に登った時、ロケ地の看板みかけたことがあり、津市三杉町が神去村のモデルになった場所なんだとか知りました。

    ニートだった主人公の勇気も正社員になり、すっかり村に馴染んで溶け込んでいく様子が書かれていました。
    繁ばあさんの語る村の伝承を聴いたり、村人は何度か聞いてるみたいだけど、勇気ははじめて。
    勇気がどんな反応するのか、みんなが顔色うかがってる光景が浮かびました。池の主だった神様の蛇、村の娘に一目惚れして恋仲になって娘と交わって官能を知るとかww
    夜話だけに恋バナに盛上っちゃいますね。
    ガールフレンドの直紀さんとの仲もそこそこ順調でドライブに誘ったり、3回に1回はデートしてくれるとか。ある日、親世代の年齢層が少ないことが不思議に感じて直紀さんに尋ねると、はぐらかされて、お墓に行ってみたらってヒントだけもらう。そこで20年前の5月6日に16人もの人が亡くなってたことを知る。導入部分が終わって因習とか迷信とか村の呪いとかそんなドロリとしたミステリーホラーに巻き込まれるのかと思ってたら、意外にありそうな話で盛ってました。
    お稲荷さんの話も、願掛けると探し物が見つかるとか、本当は窃盗犯がいたのに、なあなあで解決するあたりがいいなぁ。犯人が誰なのか追及したり罰したりせずお稲荷さんが見つけてくれたんだという事で一件落着。炎上する速さはネットより凄いし犯人が特定されれば村にいづらくなるのは歴然だし慈悲深いお裁きで神様って悪くない存在だって感じました。
    山深い村落だからクリスマスも少し形を違えて伝播してるようで夜中に獅子舞の格好してプレゼント配ったとか傑作でしたっw
    繁ばあさんがパソコン習って勇気の日記の続きを勝手に創作して書いてるのも笑えましたっw
    なんだかんだで勇気と直紀さんの恋の行方を暖かく見守ってる村民達のなあなあぶりが心地よかったです。
    それと下ネタ表現が極端に面白くって、ガールフレンドから軽くキスされたことから、妄想が暴走して「俺、これだけで妊娠できるかもしれない」とか勇気がはしゃいでるあたり大爆笑でしたっw

    三浦しをんさんのエッセイが大好きで爆笑小ネタ集のような軽快さとセンシティブな切り口も異常な好奇心があり、この人は将来大物になると思ってたところに「まほろ駅前多田便利軒」を発表されすぐに手に入れて読みだしたのですがギャップからか眠くなり挫折、それっきりでした。(何を期待してたんだろう?)
    以後、私の読書ブームも終わってしまい。
    彼女の小説は手つかずでしたがよく映画やドラマになるので、映像化されたものでいいかなって思ってました。映画の「船を編む」なんか最高にときめきました。

    読書ブーム再燃を機に彼女の小説もボチボチ読んでみようかなって思いました。
    あっ、こんど三年半ぶりにエッセイ集だしたのでそっち先に読みますけどww
     

  • 「神去なあなあ日常」の続編。
    田舎の村の暮らしが、いまどきの若い者の視点と口調で楽しげに語られます。
    楽に呼吸できる気分で、読めますよ。

    高校を出てふらふらしていた平野勇気は、和歌山県の山奥の神去村に送り込まれて1年。
    林業にもだんだん慣れてきて、正社員に。

    小学校の先生で年上の直紀さんには告白してあるのだが、ドライブの誘いは3回に1回ぐらいしかオーケーしてもらえない恋人未満の状態。
    村中にその有様は、バレバレという。

    ヨキ夫婦の結婚のいきさつやら夫婦喧嘩やら。
    繁ばあちゃんのたくましさも笑えます。
    清一さんとヨキの家族に昔、起きたこと。
    山暮らしを舐めてはいけない厳しさ。
    どこか不思議な村の風習。

    清一さんの息子の山太とよく遊んでいる勇気は、クリスマスをやりたがる山太の気持ちを思い、皆で工夫することに。
    楽しいですね~。
    特別な濃さはないですが、人が生きているたくましさが何気なく伝わり、心地よく読めました。

  • 神去なあなあ日常続編やっと読めました!
    今回は林業よりも人物(主に勇気の恋)中心だった。相変わらずハチャメチャなヨキと、しっかりした清一さんのご両親の話は胸が痛くなった。みんな苦労を乗り越えてきているから人に本当に優しくできるんだね。他にもクリスマスの可愛い三太や、意外な繁ばあちゃんの行動に大笑いしたり、勇気のヘタレ具合に呆れたり。色々な人のエピソードが読めて良かった。ひっくるめて言える事は…神去村の面子はいい人ばっかりだ~!

  • 相変わらずゆったりと時間が流れていく神去村にずいぶんとなじんで、ようやく正社員として山の仕事に励む勇気くん。

    勇気が居候させてもらっている先輩、ヨキさん。
    ヨキの優しさも辛さもまるごと深い愛情で受け止める奥さん、みきさん。
    村の小学校の先生で、勇気が思いを寄せる直紀さん。

    みんな若いのに、しっかりしている。地に足がついている。
    自然と対峙して生きていく、生かせてもらっているとちゃんとわかっている。

    勇気くんは、横浜から1年ほど前に何の経験もなく、林業の世界に放り込まれた。手伝いや下働きを経て、ようやく正社員になったものの、経験も体力もまだまだ十分とはいえず、自信を持てそうになっても、時折ぺちゃんこに打ちのめされることもある。

    働くって、そういうことなんだと思う。
    歳をとって、先を見通してずいぶんうまく立ち回れるようになったはずなのに、未だに思わぬところからパンチを食らうこともあるもの。
    それでも、落ち込むようなことがあっても、そこから学んでいつまでも、成長できるはず。

    一見豪放なヨキさんのこと、神去村のまだ踏み入れてない場所も知りたい。勇気くんがますますたくましくなって、立派に仕事をする姿をまた見たい。
    ずうずうしいけれど、気持ちだけでも一緒に成長したいものです。

    • vilureefさん
      nico314さん

      コメントありがとうございました!

      これって、シリーズものなのですね。
      とりあえず前作から読んだ方がいいかな...
      nico314さん

      コメントありがとうございました!

      これって、シリーズものなのですね。
      とりあえず前作から読んだ方がいいかな・・・。
      林業とか地味なテーマに取り組んでる作品ていいですよね。
      三浦作品、読むべきものが多くて困った(^_^;)
      2013/01/07
    • nico314さん
      vilureefさん

      コメントありがとうございます!
      これだけ読んでも、楽しいと思いますが、
      途中で回想シーンもあるので、出来れば...
      vilureefさん

      コメントありがとうございます!
      これだけ読んでも、楽しいと思いますが、
      途中で回想シーンもあるので、出来れば前作からがよいと思われます。

      林業ってとても長いスパンの仕事で、人の代が何度も変わっても、木はまだ切られずに成長つづけていますよね。
      ご先祖が植えた木、自分が植えた木を何代も先の人が切って生かすなんて、我々の日常からは想像するのは難しい。
      そうした世界に触れることが出来るのも読書の楽しみの一つですね。
      また、こちらでvilureefさんをはじめ、多くの読書家のみなさんとお話し(?)できてさらに楽しみが増えています!!
      2013/01/07
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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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