神去なあなあ夜話

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 623
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635060

感想・レビュー・書評

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  • 安定のおもしろさ。安心の空気感いいなぁ。こんな暮らしがしたいなぁ。
    みきさんとか理想の暮らしだと思う。村に実家があって、大学だけちょっと都会に出るんだけどまた村に戻って専業主婦!いいないいなー
    最近自分的にホットな 愛 が的確に表現されていてさすが三浦さん!と膝を打つ。自分がもうすぐ死ぬとして、できるかぎりのことをその人にしてあげたいと思うこと。今回は全体を通して愛のはなしだったなぁ。あと神様の役割。みんなが信じているという空気を作ることで、それが本当になる。むかしのにほんは、よくできていたんだぬぁ。ほんとにいい、なあなあな空気感!

  • 図書館の新着図書コーナーで見つけた。
    前作、『日常』の存在すら知らずに読み始めたが、十分に楽しめた。
    『日常』は文庫化されているとのことなので、購入して読みたい。

    昔話にうるっときた。
    クリスマス話では、声を出して笑ってしまった。

    映像化するなら、映画より、テレビの方がいいな、と思う。
    こういう作品がきっかけで、都会の若者がどんどん地方に出てきてくれれば嬉しい。

  • あいもかわらず、勇気はめんこい。
    「なあなあ」の村の人々の、温かさも読んでいて気持ちが良い。

    今作は、林業に奮闘する勇気の話というより、タイトル通り「夜話」なので、村のルーツに、村の人のお話が読めて、神去村ワールド満載。特に、村の名前のお話には、ほろりと来てしまった。よくもまあ、こういった想像ができるものです、しをん女史。

    続編としてはとても面白い出来!今後もシリーズ化希望作品。

  • しをん作品8作目。

    夜話だけにやや「あだるとな話」の今作だが、途中から「しをんエッセイ風味」がチラチラと。ぷぷぷ、蛇的一部分ってw

    そして、相変わらずの「しをん節」から広がる神去村の風景。
    今作もひと時の山ぐらしを経験させてもらった感。

    身近な神々への信仰をずっと守り続けている神去村の人々。
    遠い過去から遠い未来へと繋げていく自然との仕事。
    「信頼と愛」がインプットされているから成せること。
    「100年後も、その先も、ずっとそうだったらいい」

    自分自身は自然を介して繋がっている日本人の一人であることを改めて気づかせてくれた。

    勇気、第3弾期待してるね。
    そうそう、繁ばあちゃんの改竄には気をつけて!

  • 三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、二十歳。神去村の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫ります。お仕事小説の旗手が贈る、林業エンタテインメント小説の傑作。
    「BOOK」データベース

    「BOOK」データベースのレビューはあっさりした感じだが、私的には静かに熱い!
    これこそ映画化してほしい.

  • なるほど、こういうお話だから「夜話」なのね。しをんちゃんは下ネタもサッパリしていていやみがない。楽しんで読んだ。これはシリーズ化されるのかなあ。映画かドラマになっても面白そうだけど、例の祭の再現が難しいかも。

  • 都会育ちの男の子・平野勇気が高卒後、意に反して山の中で林業をやる羽目になってしまった「神去なあなあ日常」に続く夜話。

    村にやってきて一年半。まだ半人前ながら正社員登録はしてもらえたし、恋だって…。


    何より、「夜話」っていうタイトルがいいよね。(*^_^*)

    落ち着いた灯りの傍で、ゆっくりと語られるあれこれ・・。
    そっか、勇気は神去村に来たばかりのころはあんなにジタバタしていたのに、すっかり腰を落ち着けて夜話を楽しむくらいになったのね・・・と。

    終始、勇気の一人語りで綴られる神去村での日常。
    純粋の都会っ子が、そんな簡単に厳しい自然の中の仕事や、なんのエンタメもない過疎の村に馴染めるはずもないでしょ、とは思いながら、柔らかい土を踏みしめるたびに感じる湿った甘い匂い、木々の梢から降ってくる鳥の声、皮膚に染み込みそうなほど透き通って冷たい沢の水、など、心そそられる林の表情や、個性的で魅力あふれる村の人々、そして、ファンタジーとしか思えない村に伝わる風習とその案外合理的な解説など、うん、こんなお話も楽しいなぁ、と思える筋運びに一気に読ませられてしまいました。

    そして、タイトルの「夜話」の意味には、あはは・・私が予想した以上の含みが持たせられていて、
    うんうん、なるほど、これは「夜」のお話だぁ~~と嬉しくなったり(*^_^*)
    また、全く別の方向から、うん、これも夜話、だね・・・となったり。

    いつものことながら、しをんちゃん、上手い!でしたよ。

    また、私の中では衰退産業としかとらえられていなかった林業が、今、この時代だからこそ、意外に展望が開けているんだよ、というお話は驚いたし、ホントに嬉しかった。
    そっか・・・・、いい話を聞けてよかったよ、しをんちゃん!(ゴメン、偉そうで。年上だから許して。)

    ただ、敢えて難を言わせてもらえば、
    勇気を始めとした登場人物たちに、もうちょっと奥行が欲しいかな。
    みんな、とってもいい人たちでいい村だなぁ、と微笑ましくなるんだけど、
    そして、私、意地悪な人の話はすっごくイヤなので、そんな話を望んでいるのではないんだけど。

    また、山の中に大きな「神」の存在を感じることができた前作に比べ、今回は、その神がちょっと卑近になりすぎたかな、とも。それだけ、山の神が村の人々にとっては親しみのあるものということなんだろうけど、ふっと遠くを見てしまいたくなるような畏れまで感じてしまった前作の中の神の描き方の方が私的には好きだった、ということです。

    これは映画になったら面白いと思います。
    誰の役でもいいから、私の好きな新井浩文をキャスティングしてほしいな。
    チェーンソーを持って木を切り倒す彼が見たいから。(*^_^*)

  • ほのぼの、楽しく、時に日本昔話的な、神去村の日々。
    続編というよりは、番外編のような印象。
    明かされた過去には、泣けた。
    今を知るからこそ、ぐっとくる。
    オリジナルのクリスマスが楽しい。
    純粋な山太が、ほほえましかった。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-6561.html

  •  2009年に出た「神去なあなあ日常」の続編。
     前作を読んでいないと、ちょっと分かりにくいかも。

     三重県の山間部、神去村に林業をするためにやってきた平野勇気。始めは弱っちくて林業の仕事もろくろくできなかったけれど、そんな勇気も見習いから正社員になって、うるさくてワイルドだけど仕事の腕は天下一品のヨキ、おやかたさんである清一さん、巌さんと三郎じいさんなど、仕事仲間に囲まれながら林業の仕事に励んでいます。

     その勇気が居候しているヨキの祖母、繁ばあちゃんに聞いた蛇神様の話、ヨキとその妻みきさんとのなれそめの話などが、勇気のパソコンに打ち込まれた日記の体で次々と展開しています。
     夜話というだけあって、繁ばあちゃんの言葉を借りれば「あだると」な話も。でも、全体として読むと、神去の人々の「なあなあ」な気質、神去の山々にある自然の厳しさ、などを感じます。
     また人間として「ちっちゃい」勇気の成長物語でもあるんですね。

     蛇神様や、お稲荷さんなどにあるような、まるで昔話の世界に入り込んだかのような神去村。のんびりとした牧歌的な部分にオイラ癒されます。

  • 今回は夜話なだけに、ちょっと“あだると”な感じ(*^^*)どの話も神去村の“なあなあ”感が◎(^^)♪神去村の人達はみんな好きだけど、やっぱり繁婆ちゃんが一番!できれば繁婆ちゃんの小説読みたい!!

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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