神去なあなあ夜話

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635060

作品紹介・あらすじ

辞書作りや、林業など地味な仕事を面白い小説に仕立てる天才・三浦しをんがふたたび神去村の日々を描く。 林業お仕事小説!

感想・レビュー・書評

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  • 田舎に住みたくなる。
    林業のお仕事の大変さとやりがいも感じられるし、高齢化が進む中でも若い世代が林業を紡ごうとする姿がかっこよかった。女性で林業に参画しているイメージが普及したら、もっと従事者が増えるのかなー!

  • 2024年3月2日
    山の仕事、キツイ、でも神去村を好きになった勇気。とってもいい‼️

  • 神去のディープな部分が分かって楽しかったです。こういう自然の中で人間も生かされていることを改めて確認できたお話でした。

  • 田舎特有のズレ…
    美点だけど煩わしくもある。

    人の繋がりは深いよね。
    お稲荷さんの立ち位置が秀逸!
    これも田舎の知恵なんやろなぁ。

    なあなあってことで。

  • 題名の通り、夜の話。
    悲しくも面白い。

  • 二十歳になって、神去村にますます溶け込んでいる勇気くん、いい男になってきました。村の起源となる神話、お稲荷さんの霊験、いかにも神去なクリスマスパーティー、エピソードが素敵ですね。

  • 神去なあなあ日常に引き続き、神去村の皆さんの「なあなあ」な暮らしぶりに癒やされます。ええなあ羨ましい。いやいや、
    お隣りさんの顔も名前も知ろうともせんアタシには出来ない生活ですけどね。勇気くんはホントに偉いわ。ええ子や。ぜひ神去村で幸せになってほしいです。

  • なにげに図書館で借りてきた1冊。
    「神去なあなあ日常」だと思っていたのですが帰宅して表紙をよく見ると「神去なあなあ夜話」ってある。続編のほうを勘違いして借りてきてしまいました。
    前作読んでないけど入り込めるかなぁと読み始めると、そういえばこんな感じの話し観たことあるのに気がついて「WOOD JOB!」って映画がちょうど前作にあたるんですねww(なんとなく覚えてました)
    三重県の山に登った時、ロケ地の看板みかけたことがあり、津市三杉町が神去村のモデルになった場所なんだとか知りました。

    ニートだった主人公の勇気も正社員になり、すっかり村に馴染んで溶け込んでいく様子が書かれていました。
    繁ばあさんの語る村の伝承を聴いたり、村人は何度か聞いてるみたいだけど、勇気ははじめて。
    勇気がどんな反応するのか、みんなが顔色うかがってる光景が浮かびました。池の主だった神様の蛇、村の娘に一目惚れして恋仲になって娘と交わって官能を知るとかww
    夜話だけに恋バナに盛上っちゃいますね。
    ガールフレンドの直紀さんとの仲もそこそこ順調でドライブに誘ったり、3回に1回はデートしてくれるとか。ある日、親世代の年齢層が少ないことが不思議に感じて直紀さんに尋ねると、はぐらかされて、お墓に行ってみたらってヒントだけもらう。そこで20年前の5月6日に16人もの人が亡くなってたことを知る。導入部分が終わって因習とか迷信とか村の呪いとかそんなドロリとしたミステリーホラーに巻き込まれるのかと思ってたら、意外にありそうな話で盛ってました。
    お稲荷さんの話も、願掛けると探し物が見つかるとか、本当は窃盗犯がいたのに、なあなあで解決するあたりがいいなぁ。犯人が誰なのか追及したり罰したりせずお稲荷さんが見つけてくれたんだという事で一件落着。炎上する速さはネットより凄いし犯人が特定されれば村にいづらくなるのは歴然だし慈悲深いお裁きで神様って悪くない存在だって感じました。
    山深い村落だからクリスマスも少し形を違えて伝播してるようで夜中に獅子舞の格好してプレゼント配ったとか傑作でしたっw
    繁ばあさんがパソコン習って勇気の日記の続きを勝手に創作して書いてるのも笑えましたっw
    なんだかんだで勇気と直紀さんの恋の行方を暖かく見守ってる村民達のなあなあぶりが心地よかったです。
    それと下ネタ表現が極端に面白くって、ガールフレンドから軽くキスされたことから、妄想が暴走して「俺、これだけで妊娠できるかもしれない」とか勇気がはしゃいでるあたり大爆笑でしたっw

    三浦しをんさんのエッセイが大好きで爆笑小ネタ集のような軽快さとセンシティブな切り口も異常な好奇心があり、この人は将来大物になると思ってたところに「まほろ駅前多田便利軒」を発表されすぐに手に入れて読みだしたのですがギャップからか眠くなり挫折、それっきりでした。(何を期待してたんだろう?)
    以後、私の読書ブームも終わってしまい。
    彼女の小説は手つかずでしたがよく映画やドラマになるので、映像化されたものでいいかなって思ってました。映画の「船を編む」なんか最高にときめきました。

    読書ブーム再燃を機に彼女の小説もボチボチ読んでみようかなって思いました。
    あっ、こんど三年半ぶりにエッセイ集だしたのでそっち先に読みますけどww
     

  • 神去なあなあ 第2弾

    神去村の起源 白蛇の恋
    ヨキとみきの恋愛
    清一の覚悟
    事故で両親を失った清一とヨキ
    お稲荷さんへの願い事
    クリスマス 清一の息子への帝王学
    勇気と尚紀の恋愛発展

    バスの事故は無理がある設定のように感じた

  • 2016年からの積読やから2023年で7年ぶりに手に取った。俺にとっての恋愛指南書。これを読むことで、ちょっとは俺も成長できたかなぁ。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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