俺たちに偏差値はない。 ガチバカ高校リターンズ

  • 徳間書店 (2012年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198635237

みんなの感想まとめ

タイムスリップをテーマにした物語は、主人公が1979年の高校生活を父として体験するというユニークな設定で展開します。青年・悠太は、父の実家で見つけた地図から井戸に落ち、過去の世界に飛び込むことに。ヤン...

感想・レビュー・書評

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  • 16歳の青年が、タイムスリップするお話。

    百鬼悠太は、亡き父方の祖母が療養している北九州の病院を訪れる。

    泊まることになった父の実家で、父の部屋から謎の地図が書かれたノートを見つけ、その場所に行ってみることに。

    地図にかかれた井戸に誤って落ちてしまった悠太は、1979年へとタイムスリップし、父・剛志郎として生きる羽目に。

    ヤンキーばかりの底辺高校で、ギャップを感じつつ、恋をし、友情に生きる悠太の運命は!?


    福澤さんが、ファンタジーも書いていたことにびっくり。

    スピンオフで、父・剛志郎側の物語も読んでみたい。

  •  またタイムスリップ物だった・・が、また一気読みしてしまった。本作はまさに「あったあった」の世界を堪能させてくれるものだった。前読んだ萩原氏の小説よりは新しく、1979年という渋い設定。アイスの宝石箱、には泣きそうになった。
     逆にその視点以外は、ま、ふつうのものだったかも。これといった印象がなかった。それがちと残念。今、50歳前後の人々と話をするときに、盛り上がるのかもしれない。そういう場は結構多いので、今度本書を紹介してみたい。

  • 2016_09-17-0097

  • 主人公悠太は、父剛志郎の高校時代にタイムスリップして剛志郎としてその時代を過ごしますが、最後はまた未来に戻るという話です。

    悠太がタイムスリップした1979年は、ボクの生まれた年でもあり、ヤンキーという言葉すらないツッパリ全盛期のようですが、現在で言うところの、50歳くらいの世代ということでしょうか。
    社会が今より元気があった雰囲気は、単純に市況だけとは言えず、未来への希望をもって生活できるかという点が現在の日本とは大きく異なると思いました。
    日本があの時代に戻ることは不可能であっても、子供たちが失望しない社会にしたいと思いました。

  • 著者の東京難民は面白かったけど、正直この本にはさほど期待していなかった。が、なかなか良い本だった。この春から都内お坊ちゃん学校の高校生になる百鬼は、ひょんなことから昭和54年の北九州にタイムスリップする。そこから高校に通うことになってしまうが、そこはとんでもないツッパリ不良学校だった。男子生徒の殆どはリーゼントに長ラン・短ラン・ボンタンといういでたち。そんな中でも友人もできて、恋もして徐々に時代になじんでくる。元の時代にはもう戻れないのだろうか・・・。ラストの切ない感じも心に沁みる。その時代を知っている者としては、やはりある種の懐かしさを感じるし楽しいものだ。今の高校生が読んだらどう感じるのだろうか。

  • この人の作品ははずれが無い

  • 図書館で何気に選んだ本だったが、おもしろかった。
    なつかしい気持ちになった。

  • 高校生がタイムスリップする話。

    南雲せんせいの「友情は人生の酒だ」にぐっときた。

  • 普通の?ヤンキー高校生の話かと思っていたけど、私の知ってる時代の話でした!私にとっては「ザ・ベストテン」や「太陽にほえろ!」だの「ぶらさがり健康器」や「黒電話」なんて懐かしくてたまらないけど、私より先にこの本を読んだ息子や特に中学生の娘には何の事やらわからない話題も多かったのでは????でも私の気持ちまでタイムスリップしたみたいで、久しぶりに聞く名称がいっぱいで楽しめました。

  • 40歳を過ぎたが、「昔はよかった」なんて全く思わない。だって「昔」にはコンビニもなければスマホもない。この年になっても友達とLINEするのは楽しいし、SNSでコミュニケーションはどんどん広がっていく。
    だけどこの本を読んでいると、もやっとした寂しさが胸を覆うのだ。なんだろうこの寄る辺ない感じ…。

    さて、この物語は16歳の草食系男子が1979年にタイムスリップし、ヤンキーだらけの高校に通いながら男として成長していく青春小説だ。
    著者とは年齢が10歳近く離れているが、小生の田舎の中学校もこんな感じだったなあ。先生には殴られたし、ヤンキーは多いし、近所の学校との決闘なんてのもあったな。
    あの頃は確かにバカだった。思い出すと大声をだして頭を抱えたくなるほど。でもあの頃はバカだけどガチだったんだ。それが寂しさの理由かもしれない。

    「恥を知るには勇に近し、という言葉が中国の古典にあるが、恥をすなおに認めるには勇気がいる、自分の愚かさを知り、傲慢さを捨てることで人間は成長する、若いときに恥をかくのは男の財産だ」(P151)

    「暴力はいかん。しかし、仲間を見殺しにするのは、もっといかん」(P246)

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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