ハウルの動く城3 チャ―メインと魔法の家

  • 徳間書店
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本棚登録 : 541
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198636142

作品紹介・あらすじ

王室づき魔法使いが病気で不在のあいだ、留守番をすることになった本好きの少女チャーメインは、魔法の本のまじないを試してみたせいで、危険な山の魔物と遭遇してしまう。危なく難を逃れたけれど、魔法使いの家でも次々困ったことが起きる。魔法使いの弟子を名乗る少年がころがりこんできたり、かわいい小犬が巨大化したり、怒った青い小人の群れが押しかけてきたり…。魔法の家のドアは、王宮や小人の洞窟、謎の馬屋やプール、果ては過去にまでつながっているらしい。やがて、王宮の図書室で王様の手伝いをはじめたチャーメインは、王国の危機を救うために呼ばれた遠国インガリーの魔女ソフィーと、火の悪魔カルシファーに出会う。意外な姿に変身した魔法使いハウルもあらわれて…?「ハウルの動く城」シリーズ待望の完結編。10代〜。

感想・レビュー・書評

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  • はじめ、Charmainをチャーメインと訳すのに違和感を感じていましたが(発音はシャーメイン)ミス・チャーミングと呼ばれるためにはカタカナ表記ではこのほうがいいのだと気づきました。「超訳」ですね。まずは表紙をじっくりと。これまでになくごちゃごちゃとあらゆる場面が描きこまれているような。ジャケ買いする人はいるかしら?しかし物語を読んだ後にもう一度見ると「ふふふ」と笑いがこみあげてきます。ここはアレと逐一確認。ジャマールの犬が咥えているイカとか窓の外に一本見えているラボックの足とかが「ツボ」です。裏表紙がラボキンウサギ二匹とは意外。私はこの活字中毒の主人公が好きです。

    原書出版は2008年。その一年位前から体の変調を感じていたのかなと思ったりします。DWJのラボックの卵(肺がん)を取り出してくれるエルフがいてくれたらいいのにとのファンの願いもむなしく2011年3月に亡くなってしまいました。日本はちょうど大震災後の原発事故等で大変な時でした。
    病床で書いた中編と短編がありますが、この作品が最後の長編になります。次作の構想もあったとのことなのでとても残念です。

  • 2015/02読了。時間がないときに急いで読んだので、前半の話があまり咀嚼できていなかったけれど、最後の最後で一気に全部解決!読み終わってみれば、とてもユーモアあふれる楽しい話だった。

    でも、ラボック(でしたっけ)を殺しちゃうし、ワンちゃんは仔を産むことになるし、結構なまなましいなあ、と。

    ハウルは相変わらずでしたね。<キラキラ>がハウルとは思わず、驚きました。(家なしがハウルかな、と最初思ってました…)ソフィーも相変わらず素敵でした!

    著者が故人でこれがシリーズ最終巻というのは大変残念です。

  • ハウルの動く城、3巻が出ているとは知らなかった。

    今回もとても面白かった。
    相変わらず子供は可愛くないのに可愛いし、
    食べ物はとってもおいしそう。
    ごちゃごちゃわちゃわちゃしているのに
    何故か感じる爽快感。
    収束していくナゾそして種明かし。
    とっちらかっている中の大団円。

    うーんずっと読んでいたい…。

    最初に読んだ著者の作品が「魔法使いハウルと火の悪魔」でした。もう続きを読むことはできなくてもずっと大好きです。

  • (No.13-45) 児童書です。

    ジョーンズさんが「ハウルの動く城 3」を出していたとは、亡くなった時にはちっとも知りませんでした。
    もっと早く日本で出版してくれても良かったんじゃないの?という思いもありますが、今だから特別な思いで読めるという気持ちも・・・・。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『王室づき魔法使いが病気で不在のあいだ、留守番をすることになった本好きの少女チャーメインは、魔法の本のまじないを試してみたせいで、危険な山の魔物と遭遇してしまう。危なく難を逃れたけれど、魔法使いの家でも次々困ったことが起きる。魔法使いの弟子を名乗る少年がころがりこんできたり、かわいい子犬が巨大化したり、怒った青い小人の群れが押しかけてきたり・・・。
    魔法の家のドアは、王宮や小人の洞窟、謎の馬屋やプール、果ては過去にまでつながっているらしい。やがて王宮の図書室で王様の手伝いをはじめたチャーメインは、王国の危機を救うために呼ばれたインガリーの魔女ソフィーと、火の悪魔カルシファーに出会う。
    意外な姿に変身した魔法使いハウルもあらわれて・・・・?

    物語の名手ジョーンズが贈る、読み出したらやめられない奇想天外なファンタジー。「ハウルの動く城」シリーズ待望の完結編。』

    そう、完結編。
    ソフィーやハウルに出会えて嬉しかったのですが、魔法使いのウィリアム大おじさんの家にあった不思議が回収されないままになってることがいっぱいあって・・・・。中途半端で名残惜しい気持ちです。
    ジョーンズさんのお年のせい?それともハウルのシリーズは元々おとなしい感じだったかな、登場人物の悪意は薄めです。
    でも私が好きな、万華鏡を動かしているようなキラキラした感じの物語展開は健在でした。

    チャーメインはほんとに良い子です。家事能力皆無といっても、全くその方面の教育をされたことがなかったのですから仕方ありませんよね。
    どちらかといえば一見しっかりしているように見えるピーターの方が破天荒。ハウルに通じるものをもってるんじゃない?
    ピーター視点が無いのが残念だわ。
    ロマンスは全く示唆されてなかったけど、このまま行けばピーターとチャーメインは、ハウルとソフィーのようになるかなあなんて思ってしまいました。

    この本はジョーンズさんが残してくれたプレゼントみたい。読めて嬉しかったです。

  • 前巻で登場したお姫様の一人の母国が舞台。てことでアブダラや<夜咲花>の再登場を楽しみにしていたのだが、そこはハウルシリーズということで彼らの出番はなかった。ま、お友達は出てきたけれども。今巻主役のチャーメインやピーターが、あとがきにあったような「現代っ子」を象徴する様な感じで少しイライラしたが、カルシファー大活躍の巻だった。

  • ハウルのシリーズの最終巻。魔法のかけらも触れたことのないチャーメインという本大好き眼鏡っ娘が、大叔父さんの魔法の家で留守番をすることになって……というお話から、ハウルたちも出てくるのでご安心を!ハウル……暴れまくりです……。子どもができても、ぜんっぜん自分が子供だな……。まーそれでこそのハウルですが。
    魔法の家がわっくわくな出来で、こーゆーアトラクションできてもいいんじゃね!?というくらい。今までの作品よりは低年齢向けですが、楽しく読めました。あー、もう新しい作品は読めないんだなあ……。

  • おもしろかった。
    前作を読んでから日が経ちすぎて前の話がわからないけど、少し関連しているらしい。

    チャーメインが親戚の魔法使いの家で留守番。
    迷路のような魔法の家の描写と同居人ピーター、宿なし(犬)とのやりとりがおもしろい。

    ラボック(昆虫の化け物?)は気味が悪かったな。

    ハイノーランドの王家と
    そこに招かれたハウル一家とカルシファー。
    息子のモーガンがいて驚いた。そういう設定だったのね。
    あとはキラキラ君。
    ヤンチャな子どもで中身は大人って。ソフィーのキレ具合も納得できるわ。

    エルフの宝の正体は最後まで気づかなかったな。

  • 2巻まで読み返して、買うまで我慢できずに先に図書館で借りて読破。
    今回も別の主人公で、2巻のラストに少し出た王国での話。
    ソフィーとハウルと息子が今回は早めに出てきて、出番も多めで良かった。
    息子はまだ2歳で、今後成長する姿を見たかったので、作者様が亡くなってしまったのが残念でならない。
    3巻も凄く可愛らしいお話で、気持ち良く読み終えた。

  •  前作は誰が誰やらわからないまま話が進んでいきましたが、ソフィーもカルシファーもハウルも出てきます。大活躍ですよ。
     登場人物が生き生きとして思わず引き込まれます。キラキラちゃんなんていかにもですね。

  • ハウルの動く城が好きなら、間違いなく楽しめるシリーズ。3作目があったことに今更気がついて、読んだ。
    主人公はシリーズ中、一番の良い子で言動も小気味いい。お馴染みのソフィー、ハウル、カルシファーも登場。ハウルは本当にめんどくさい男で、ソフィーのハウルへのキレ芸に磨きがかかっている。

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著者プロフィール

1934~2011。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く手がけ、英国を代表するファンタジー作家と評された。作品に<ハウルの動く城>シリーズ、<大魔法使いクレストマンシー>シリーズなど。生涯に40作を越える作品を遺し、26の言語で翻訳出版され、2007年にはその業績に対し世界幻想文学大賞の生涯功労賞を受賞した。

「2017年 『ビーおばさんとおでかけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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