- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198636272
作品紹介・あらすじ
むかし、山の上のおしろに大おとこがすんでいて、ふもとの村の人たちと友だちになりたいとおもっていました。でも、わるいまほう使いのせいで、村人たちは大おとこをこわがって、家にかくれてしまうのでした。ところがある日、小さな女の子グエンドリンが、ぐうぜん、大おとこがこわくないことを知り…?世代を越えて愛されつづけている、アメリカのコールデコット賞受賞画家が贈る、心あたたまる幼年童話。小学校低・中学年〜。
感想・レビュー・書評
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ルイス・スロボドキンが描く絵が好きです。大おとこの目がとてもやさしくて。ちょこんとして愛らしい靴屋のおじいさんの孫娘グエンドリン。大おとこが村にやってくると、村人たちはみんなこわがって家にかくれてしまいますが、たまたま井戸に落ちてしまったグエンドリンが大おとこのやさしさに気づきます。その夜のこと。おじいさんがスープの鍋をかきまぜています。レンガ造りのかまどの火に照らされるおじいさん。その影は床に伸びています。「ねえ、おじいちゃん」おじいさんに話しかけるグエンドリン。「そりゃまた、どうしてじゃね?」グエンドリンの話から大男のやさしい心を知るおじいさん。おじいさんは村長にグエンドリンから聞いたことをぜんぶ伝えます。そして・・・。けっしてハラハラ・ドキドキするような展開はありませんが、心温まるストーリーと素敵な挿絵にほっこり癒されます。疲れたときにひとりだけの時間をつくってぼんやり眺めたい一冊です
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図書館本。人里から隔絶されて暮らす大男とずるい人、知恵がある人。女の子の知恵が大男と街を救います。
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アメリカ版、泣いた赤鬼!?でもないかな。
けど、人間と仲良くなりたいのに、見た目だけで怖がられるところは同じ。 -
山から来た大おとこは最初皆に、ビックリされて嫌われていた。
男が事件とかを解決したの。だから、町の人気者になった。町のみんなと仲良くなったところが、仲間が出来て良かった。 -
定番のネタですが。
意外と最後のほうまで誤解が解けないんで、ちょっとビビった。 -
山の上のお城にひとりで住む大男は、村の人たちと友だちになりたいと思っていますが、声が大きすぎて村人たちには何を言っているか分からず恐れられていました。悪い魔法使いはそれを利用して、大男からの要求だと言い村人から食べものをだまし取っていました。ある日、井戸に落ちた女の子グエンドリンは大男の言葉を正しく聞き取り、大男が本当はとても優しく、食べ物など要求していないことを知ります。グエンドリンはそのことを大人たちに伝えるのですが…。
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心優しい大男は、里の人間たちと友達になりたいのに、みんな怖がって大男の話を聞いてくれません。それを利用して、私腹を肥やす魔法使い。ところがある時、古井戸に落ちてしまった女の子が大男の真の願いと、魔法使いのウソに気が付き…。
めでたしめでたしの楽しいお話し。
小学校低学年に薦めたい。 -
心のやさしい大おとこ。体が大きな大おとこの声は、村人たちにはとどろくかみなりのように大きい。村人たちは耳をふさいでいるので、大おとこが何を言っているのか分からない。耳がとおいまほう使いが、そのことを利用する。