ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で

  • 徳間書店 (2013年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198636418

みんなの感想まとめ

物の声が聞こえる能力を持つ女の子が、友達と共に探偵団を結成し、様々な問題を解決していく物語です。引っ越しをきっかけに新たな世界に足を踏み入れた七子が、彼女の周りにいる物たちの意思を感じ取りながら成長し...

感想・レビュー・書評

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  • 装丁/木下容美子
    フォーマット/前田浩志、横濱順美

  • 2025.12.18

  • すごく地味な探偵さんだww
    引っ越した先でものの声が聞こえるようになった女の子と、もともと聞こえてた女の子が、ものの声を聞きながら問題を解決していく話。
    おいらはものに話しかける習慣がないから大丈夫だけど、周りのものに意思があって、こっちの話を聞いてるんだとしたら恥ずか死ぬなぁってฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

  • ぼんやり病の正体は。
    どんな物でも大切に扱うだけでなく、独り言を言い聞かせているからこそ沢山いたのかもしれないな。
    自らが現役で活躍するのは難しいと思っていたら、いくら冗談でも恐ろしい一言だったろうな。

  • ★トランクがはずかしそうに、ふふっと笑った。(p.242)

    【感想】これを読むとモノを棄てられなくなってえらいことになるんじゃなかろうか? そしてあたたかい気分になれるでしょう。

    【内容】魂の宿ったモノたちの声が聞こえる坂木町に引っ越してきた七子は同級生の鳥羽からものだま探偵助手に任命される。とりあえずは七子が暮らすことになった古い家で起こる不思議に挑戦。

    【一行目】なんて長い坂なんだ。

    ▼ものだま探偵団についての簡単なメモ

    【カサツボ】坂木町庭園にある、雨の日に傘を持っていない人のための傘を入れる壺。モノダマが宿っている。おじいさんっぽい。
    【北口商店街】鳥羽の家がある。小さな店がごたごたあって迷路のよう。
    【桐生七子/きりゅう・ななこ】→七子
    【佐保姫/さおひめ】鳥羽の母のカフェに初めて行ったとき出してくれたお菓子。名の由来は古事記かその辺だったと思う。神格化された佐保山のこと。
    【坂木町/さかきまち】七子が引っ越してきた、舞台となる町。東京の田舎。古い町。古代の遺跡が発見され博物館を作るということになってに七子の父が誘われた。
    【桜井鳥羽/さくらい・とば】→鳥羽
    【笹の便り】鳥羽の母がやってる日本茶と和菓子のカフェ。オリジナルのお菓子の名前でもある。
    【魂】《わたしは、いつわたしになったんだろう?》p.225
    【タマじい】七子の母の家に代々伝わる大福のような形の水晶に宿っているモノダマ。フクサをしてガンコでえらそうと言わしめる。
    【鳥羽/とば】桜井鳥羽。坂木町に一人で来ることになった七子を助けてくれた女の子。ショートカットで小柄だが七子と同じ歳のようだ。
    【鳥羽の家】北口商店街にある日本茶と和菓子のカフェ「笹の便り」の裏にある。
    【鳥羽の祖父】お茶の教室をやってたが引退。
    【鳥羽の父】サラリーマン。
    【鳥羽の母】佑布(ゆう)。「笹の便り」をやってる和菓子職人。鳥羽の祖父が鳥羽の母の実家のお菓子を使ってたので父と知り合い結婚した。
    【トランク】七子の母のトランク。一緒にドイツ旅行にも行った相棒で宝物。ガタがきていて鍵を掛けないとパカッと開いてしまうしキャスターのひとつが動かない。でも七子の大切なものを詰め込んでいる。モノダマが宿っている。
    【七子/ななこ】小学五年生。
    【七子の家】正確には桐生一家の家。前に住んでいた大学の先生がいなくなったので勧められた。古い家で七子は怖かったが父と母はなぜかとても気に入った。
    【七子の父】博物館の学芸員。
    【七子の母】百子(ももこ)。元図書館司書。ものを捨てたくないタイプ。祖父が転勤族だったので日本中引っ越してきた。その中に坂木町もあった。
    【ハシラ】七子の部屋の柱。モノダマが宿っている。
    【フクサ】鳥羽のフクサ。いつも持ち歩いている。モノダマが宿っている。ちょっと高飛車な物言いをする。
    【古川ツカサ】七子の新しいクラスの担任。人気があるようだ。
    【マレビト】《転校生っていうのは、子どもにとってのマレビトなんだな。》p.58
    【モノダマ】よく人から話しかけられるものに宿りキャラクタとなる。その話し声が聞こえる人は特別な人。少し聞こえるとか顔も見えるとか段階があるようだ。多くは大人になったら聞こえなくなり存在を信じなくなる。
    【ものだま探偵】たまに発生する荒ぶる(といってもそうたいしたことではないが)モノダマをしずめる人。特別なチカラは持たないので地道に原因となったモノダマを探しこんこんと説得する。
    【ランドセル】七子がずっと背負ってるランドセル。モノダマが宿っている。雰囲気的には小学一年生くらい。

  • 思ったより田舎の古き良き…って雰囲気なんだな…

  • 【図書館】ものに魂が宿る!『ものだま』の声が聞こえる町に引っ越してきた七子。ハラハラしながら読みました。シリーズのようなので、続きも読みたいです!

  • 七子(ななこ)は小学5年生。お父さんの仕事の都合で、坂木町(さかきまち)にある古い一戸建てに引っ越して来た。引越し当日、手違いで捨てられそうになった、お母さんの古いトランクと七子の思い出の宝物を持って、悪戦苦闘している時、1人の女の子が助けてくれた。同い年の鳥羽(とば)は、誰もいないところで、何かと喋ってるみたいな変わった子。なんと、ものだま、という物に宿った魂と話しているのだ。
    実は坂木町ではものだまの声が聞こえやすい町。それでも、聞こえる人とそうでない人でない人がいる。七子は坂木町にきて、ふしぎな声を聞いたり、家の中でも、ちょっと奇妙な事が起きたりしているのが気になっている。
    そう、七子も聞こえる人なのだ。
    鳥羽はものだまの話を聞いて、ものだま達が荒ぶる事を解決するものだま探偵をしている。そして、
    七子のことも探偵見習いにならないかと誘うのだ。

  • ものについているたましい「ものだま」を手がかりに、フシギな事件を解決していきます。フツーの探偵ものではなく「ものだまのしわざ」というまったく新しい観点のお話なのでおもしろい。

  • 大切にされてきたものに宿るものだま。引っ越してきた町で突然その声が聞こえるようになった七子は、ものだまの声を聞いて彼らが起こす事件を解決する「ものだま探偵」の鳥羽に誘われ探偵見習いとしてさまざまなものだまたちと出会っていく

    付喪神とはちょっとちがう個性的なものだまたちが楽しいです
    続編も読みたい!

  •  お父さんの仕事の都合で坂木町に引っ越してきた七子は、新しい家(古い一戸建てだけれど…)で、夜中に不思議な声を聞く。
     転校先のクラスには、引っ越してきた日にトランクを運ぶのを手伝ってくれた鳥羽がいた。
     鳥羽は、『もの』についている魂、『ものだま』の声を聞くことが出来る、ものだま探偵だ。もの玉の起こす怪異現象をしずめるのが仕事。
     七子もものだまの声が聞こえると知り、助手(見習い?)にして、七子の家族に起こる『ぼんやり病』や開かない引き出しの謎を解く。
     子ども向けの、さっくりとしたストーリー。

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     ものの魂が喋るものだまは、何となく付喪神に似ていなくもないけれど、付喪神という言葉は出て来ないし、生まれて100年経つと付喪神になると言うけれど、ものだまはそんなに経っていなくても、喋るらしい。
     これ、ホントにものだまの声が聞こえたら、生活が超しんどそう。
     話すこともみんな聞かれてると思ったら、どこにいても気軽に話が出来ないし、行動も常に気を付けていなければならないから、落ち着く場所がないよね。

  • 小学5年生の女の子が主人公。引っ越しの日のバスの中で、なぜがお母さんの古いトランクを荷物にちゃんと積んだかどうかが気になる…
    結局バスを降りてトランクを取りに帰ることに。そして一人で新しい家に向かうバスの中で、突然トランクに「そりゃ、大変だったね」と話しかける女の子と出会う。
    ミステリーな展開でどんどん読みすすめられます。主人公は5年生だけど、中学年からおすすめ。ものだまのお話ならどっちかというと、『つくも神』伊藤遊著の方が好きだっかな。こちらも主人公は小学生の女の子。読み比べてみるのも面白いかも。

  • 読みやすくて初めて小学生がミステリーものを読むのにいい。

  •  小学5年生の七子。引っ越しの荷物を運ぶ時に、思い出の品物を入れていた古いトランクを忘れられてしまう。1人で前の家に取りに行き引っ越し先の駅まで来たものの携帯の充電が切れていて、親と連絡が取れない。歩いて新しい家に向かうことにしたが、その途中、同じ年頃の女の子に声をかけられ…。

  • ほしおさんの他の作品でも思ったけれど、ジ○リアニメとかになりそう…
    引っ越し中に困っていた七子を助けた名探偵?!少女、引っ越しした先の古い家、夜中に聞こえる話し声…
    ”ものだま”っておもしろい設定ですね。つくもがみともちょっと違うやさしい存在。(i44)

  • お父さんの仕事の都合で坂木町に引っ越してきた七子。引越し先の家は古い家で、夜中に声が聞こえるような気がするし、リビングのソファに座ってるといつの間にか時間が過ぎてるし…。そんな時、引っ越しの時に荷物運びで手助けしてくれた同級生の鳥羽にお礼を言おうと、後をついていったら…

    和風ファンタジー的な設定(ネタバレになるので書けない)を生かしつつも、主人公の心理描写は読み手の同年代の子どもたちに共感を呼びそう。しかし、小学生だけの視線に留まらず、設定を生かしてさらに一歩踏み込んだ深さを生んでいます(やはりネタバレて書けない)。文章もテンポ良く読めて、子どもたちに人気出そう。

  • ふしぎな声のする町で。は、とても、面白かったです。ものだまとお話ししてみたいなぁと思いました。!

  • 誤解をおそれずに言うと、女の子=女性ならでは作品だ。「ものだま」の不思議の謎解きをしながら、女の子(主人公)と女性(主人公の母親)の視点で、生活やモノや、それらにまつわる思い出が語られる。モノへの思い入れの質が男性と違うのかもしれない。生活と密着しているのだ。そこが何ともいい。
    くまおり純の絵もお話にぴったりと寄り添っている。

  • 続きが出そうな雰囲気。

    ものだま=つくもがみ、みたいな。大事にされてきたモノに魂が宿り、その声を聞き取れる少女2人が、モノにまつわる事件を解決するという流れ。
    日常系ミステリ。

    表紙の絵が好き。

  • 5年生の七子が引っ越してきた家では、聞きなれない声がきこえたり、眠ったつもりもないのに時間が飛んでしまったりといった不思議な出来事が続いていた。ある日七子は、クラスメイトの鳥羽が誰もいない公園で誰かと話しているのを目撃する。鳥羽はものに宿る「ものだま」と話せるというのだ。七子の家で聞こえる声ももしかして…?

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著者プロフィール

1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年から刊行された「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気となる。主な作品に「菓子屋横丁月光荘」シリーズ、『三ノ池植物園標本室(上・下)』など。

「2021年 『東京のぼる坂くだる坂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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