断固として進め

  • 徳間書店 (2013年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198636432

みんなの感想まとめ

企業の挑戦と変革の物語が描かれており、特に富士フィルムがフィルム事業から化粧品業界へ進出する過程が印象的です。従来の事業とは異なる分野への進出に際し、同社が培ったコア技術を基にした強い意志とチームワー...

感想・レビュー・書評

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  • 富士フィルムが化粧品に参入する際のことを描いた作品。

    結構サラッと書いてあったので小説らしい盛り上がりにはちょっと欠けるが、実際にこれをやったと思うとすごいと感じる。

    ウチの会社にはない人の使い方や凄さがあると思った。

  • 富士フィルムが主体のフィルム事業から化粧品業界へ参入し事業変革を成し遂げたストーリー。一見、これまでの事業と関係のない突拍子もない化粧品業界への進出であるが、そこにはフィルム製造で培ってきたコア技術の基盤があり、そうした技術をもった技術者が強い意志とチームワークで苦難に立ち向かっていく。「事業に寿命はあるが技術に寿命はない」この言葉が富士フィルムの華麗なる事業転換を物語っているように感じた。技術と事業を考えるうえで示唆に富む一冊。

  • 2016.10.17
    富士フイルムのお話。久々の企業小説でした。この本に出会う前もこの会社はすごいなと思ってました。社員の素晴らしさもあるけど企業はトップかなとも思います。しかし、一般の人には絶対にわからない微細な技術があったのだと改めて感じました。

  • テレビのCMで「アスタリフト」?なんで富士フィルムなの、と違和感があった。高価な商品とwifeから聞いても何故か解らなかった。納得いたしました。カネボウも頑張ってほしいな。

  • ノンフィクションの企業もの。
    富士フイルムの成功が分かっているので、物語が決まった結末にどう繋がるかだけ。
    安心して読める反面、面白みには欠けた。
    「化石」と言いながら、皆プロフェッショナルだった。
    モデルとなった実在の人物がいるから多少は持ち上げたのだろうか。
    企業名や商品名を少しもじるぐらいなら、完全なドキュメンタリーとして読みたかった。

  • 富士写真フィルムがフィルム会社から脱皮するまでのお話。化粧品事業の立ち上げまでのストーリでした。
    面白く一気読みでした。

  • コダックの象の墓場、
    フジの本書、対比小説 としてよんだ。

    フイルムが無くなり、写真の形が大転換する時に、コダックとフジはどう対応してきたのか?

    コダックは消滅し、フジは優良企業として存続している。

    小説としては、像の墓場の方が読み応えがあり、本書はお追蹤小説で読むのが辛い かな?

  • 富士フイルムの化粧品事業への参入の様子を描いたストーリー。どんどん読み進めたくなる本。

  • フィルム会社がリストラを期に化粧品を開発する話。ノンフィクションなんだと思うが実名でない部分もあり、まぁ宣伝として書いて貰ったのならドキュメンタリーで良かったのでは。
    この同じ次期に社長も『魂の経営』を出版してるけどまだ読んでない!

  • 池井戸氏と同じ銀行小説で知った作家さん。池井戸氏はバブル世代だけどこの人は団塊の世代。切り口の違いを感じる。流れているのは優しさなんだな。うまくいき過ぎているのも許そう(笑)

  • 技術の移り変わりはユーザにとってはありがたいことだけど、メーカーにとっては死活問題だ。デジカメは便利だけど、そのおかげてフィルムは買わなくなったし、プリントもしなくなった。
    で、フィルムメーカーは生き残りをかけて新たな分野に挑戦する。大変だけど民間企業は頑張ってるし、社員もやりがいがあるんだろうな。
    既得権にしがみついて声高に権利を主張するって事は出来ないもんね。

  • 父から回ってきて読了。化粧品を開発した某フィルム会社をモデルにした、企業小説。化粧品の開発の過程よりも、フィルムの技術の高さの話の方を興味深く読みました。フィルムにこれほどの技術が詰め込まれていて、これほどキッチリした管理の下で作られていたとは、しらなかった。その信頼ある技術を元に作られたというあの化粧品、すごく効きそう!と思っちゃいますね(笑)。

  •  フィルム屋、富士フィルムが化粧品開発による業態変革を成し遂げた経緯を描くビジネス小説。
     甲殻類やシャケなどが持つ色素であるアスタキサンチンの抗酸化力を利用した基礎化粧品――アスタリフトの開発の物語。
     松田聖子と小泉今日子の出演CMをイメージしながら、読み終えました。アスタリフトを試用してみたくなってしもうた。(^。^;)

  • 経済小説といぅと、やはり、
    金融業界を舞台にしたものや、事業会社を舞台にしても、
    M&Aや事業再生など、ファイナンスに係わるものが多いですが、
    これらは、経済活動の中では、ほんの一部の業界・事象に過ぎず、
    多数を占めるのは、日常生活に、直接的・間接的に係わってくる
    実体のあるモノやサービスを取り扱う事業会社が、ほとんどです。

    そして、バブル崩壊以降の10~20年間は、まさしく、
    イノベーション(技術革新)の時代でもあり、例えば、音楽では、
    レコードからCDへ、CDからダウンロードへと、形態は変化し、
    それに伴い…、
    CDメーカーはどぅなるの?、レコードメーカーはどぅなったの?
    となりましたが…、同じことは、他の製品にも様々にありました。

    本作品は、その一例…。
    フィルムカメラからデジタルカメラへと、市場が変化した中で、
    フィルムメーカーはどぅなったの?、といぅ素朴な疑問に対して、
    富士フィルムの、フィルム事業から化粧品事業への転換の様子を、
    現場視点・開発者視点で描いており、
    技術者の端くれを自負する者として、とても興味深ぃ題材でした。

    小説的には山場といぅか起伏の乏しぃお話となってしまっており、
    もっと激しかったであろぅ現場の緊迫感や登場人物の感情の波が、
    文章やお話から、あまり伝わってこなかった点が気になりますが、
    その点は、
    金融やファイナンス関連以外を題材にした企業経済小説の難しさ、
    といぅことにしておきまして…、及第点はあげられると思います。

    実際の、富士フィルムHDにおいても、
    本作の化粧品事業が属するメディカル・ライフサイエンス分野は、
    主要セグメントの柱の一つとなってきており、順調みたいですね。
    その一方で、連結売上高に占めるカラーフィルムの割合は、
    前期で、1%程度まで縮小しているといぅことですから…、
    一歩間違えば、企業が無くなっていた可能性もあるといぅこと…。

    確かに、マネーゲームは、小説的なネタであるとは思いますが…、
    日本経済を支えているのは、良くも悪くも「現場」なんですから、
    もっと、現場を舞台とした企業小説が増えてくるといいのにな~。

    っで…、「アスタリフト」って、実際のところは、どぅなの…??

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著者プロフィール

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』(新潮社)で作家デビュー。03年、49歳で同行を退職し、執筆生活に入る。その後、日本振興銀行の社長就任、破綻処理など波瀾万丈な50代を過ごす。現在は作家、コメンテーターとしても活躍。著書に『失格社員』(新潮文庫)、『ラストチャンス 再生請負人』(講談社文庫)、『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』(以上、PHP文芸文庫)、『50代の壁』(PHP文庫)など多数。

「2023年 『使える!貞観政要』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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