美男子美術館: 絵画に隠された物語 (徳間ポケット 22)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198636739

作品紹介・あらすじ

まったく似ていない自画像を描いたピカソ。何度裏切られても愛し続けた夫を描いたフリーダ・カーロ。筋骨隆々なキリストを描いたミケランジェロ。美男子たちは、なぜ描かれたのか――。性別を超えた恋、美しさゆえの不幸。端整な顔立ち、憂いをたたえた瞳に託した画家の想いとは。鑑賞する者を身悶えさせるほどの美しさがキャンヴァスに残されるまでの物語を、ご紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 美男子を描いた13作品を作家としての視線で探る。
    カラー口絵16ページ
    第一章 自らを描いた美男子たち・・・ゴーギャン、クールベ、
          ロセッテイ、ムンク、シーレ
    第二章 画家から愛された美男子たち・・・シュザンヌ・ヴァラドン、
         ピカソ、フリーダ・カーロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ
    第三章 物語から抜け出した美男子たち・・・グイド・レーニ、
    ミケランジェロ、ジロデ=トリオゾン、カラヴァッジョ
    主な参考文献有り。
    一筋縄ではいかない、美男子たちと画家の物語です。
    傲慢、戦う画家、エゴイスト、求める女難、自己探究の先、
    母と息子の愛憎、ギャップ・チャーム、愛の普遍的苦悩、
    完璧な美の追求、同性愛の守護聖人、弱き人間、
    美の永遠性、バッカス的人生と、作家の視点で解き明かす、
    思い入れたっぷりな美男子像と、エッセイ的な人物伝な感じ。
    文章に関連する絵の画像が一切無いのは残念だけど、
    美術への関心を導く、ユニークな側面があります。

  • アート本のテーマが、いろいろ面白くなってきました。。。

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    「まったく似ていない自画像を描いたピカソ。何度裏切られても愛し続けた夫を描いたフリーダ・カーロ。筋骨隆々なキリストを描いたミケランジェロ。美男子たちは、なぜ描かれたのか――。性別を超えた恋、美しさゆえの不幸。端整な顔立ち、憂いをたたえた瞳に託した画家の想いとは。鑑賞する者を身悶えさせるほどの美しさがキャンヴァスに残されるまでの物語を、ご紹介します。 」

  • この作者の品のある語り口は好みです。淡々としていながらなかなかお茶目なところも。内容は、まぁ美術入門編といったところですが、作者ならではの面白い視点もちらほらとして味があります。

  • 手元にスマホかタブレットを置いて、絵を検索しながら読むのをオススメしまし。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』。著者累計65万部を超える。
山口路子公式サイト
http://michikosalon.com/

「2023年 『彼女たちの20代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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