ただいま!マラング村 タンザニアの男の子のお話

  • 徳間書店 (2013年9月1日発売)
3.78
  • (7)
  • (19)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 141
感想 : 21
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198636784

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ツソ君がどうなってしまうのかと心配しながら読んだけど、題名に、ただいま、とあるので大丈夫だろうとは思ったけど、ああ…よかった。途中で出会った犬のドーアとの交流が暖かい…大きくなったツソ君本人に、作者さんが会ったというのが、ツソ君16歳の時だそうで、何年もストリートチルドレンだったのだなと…胸が痛くなります。どうか世界のすべての子どもが平和に暮らせますよう…

  • 読書感想文でめちゃ使った。

  • おにいちゃんとツソがあえてうれしかった。
    ※図書館で借りた本

  • 書架でたまたま目にして手に取った本。
    アフリカの子どもの実情を書いた本で心が痛む。
    テレビを知らずに育ったり、ピーナツ一握りで幸せを感じたり、食事は1日1回が当たり前だと思っていたり…
    それでもどこか明るさも感じられるのはかわいい挿絵のせいか。

    この世界から貧困がなくなることはないのだろうか…

    2014年課題図書(中学年)だったようで、そのぐらいの年齢の子には読みやすいと思う。

    まだこういう問題を別世界のこととしか捉えられない子が多いけど、知らないよりはいいと信じたい。

  • まだまだ世界には、困窮している人々がたくさんいるのね…

  • アフリカの現状を知れる作品。

    この話の主人公のツソはお兄ちゃんと一緒におばさんと暮らしていました。

    だけど、その悪環境に耐えれなくて大きな町へ行きます。

    その途中でお兄ちゃんとはぐれたツソはストリートチルドレンとなってしまいました。

    しかし、偶然にも施設で暮らすことができるようになります。

    また教育を受けられることになりました。

    この偶然はラッキーでした。

    でも、このラッキーが訪れないまま生きているストリートチルドレンがアフリカにはいます。

    ストリートチルドレンの子ども達が衣食住の保障が受けられ、そして教育を受けれることが当たり前の社会になってほしいです。

    この作品を読んで子ども達は何を思うだろう。

    また読後に、どのような生活を送ろうとするのかな。

  • 彼のような悲しい想いをする子どもがいなくなればいいなって思いました。

  • 小学3年生の姪っ子の課題図書です。
    何冊か候補があるなか、彼女が選んだのがこの本でした。
    昨年までは絵本だったので、感想文もそれほど難しくなかったのですが、今年は難しかった。

    両親を亡くしておばさんの家で生活している主人公とお兄ちゃん。しかし貧しい生活のため、おばさんには厳しくされ、学校へも行けず、たった4歳で水汲みという重労働のお手伝いをして暮らしています。
    ある日、お兄ちゃんは弟を連れて家出をしました。
    しかし、混乱の中ふたりははぐれてしまい、主人公はひとりぼっちで路上生活をすることに・・・。
    主人公の明るい性格と、対応能力というものを感じました。それゆえ、その後寄宿舎で生活ができるようになり、のちにタンザニアへもどることになります。

    これは実話だそうで、末巻にモデルとなった少年の写真がありました。笑顔が印象的な16歳。

    大人としては色々考えさせられる部分も多いのですが、
    子供が一人で路上で生きるということが、どれほど大変であるかという部分がいまひとつ伝わってこない内容で、小学3年生には少し難しいかなと思いました。
    ただ、今もこのように路上で生活する子供たちが、この世界には沢山いるのだということを知り、考えることのきっかけになる良い機会だったと思います。


    実話だそうです。

  • 仕事で読んだ課題図書。こういうジャンルのものは自分では絶対選ばないんだけども、これは割と楽しめた。無邪気で元気で周りの人に助けられながら、忠犬に慕われながらスクスクと成長していくさまはほほえましかった。
    ただ、路上生活な子どもの過酷な現実はあまり伝わってこなかった。ので、重要なとこはそこじゃないんだろう。

  • 2014課題図書(中学年)
    本当にいる少年の話。日本とは違う世界の子供達の様子に気づくきっかけになりそう。
    つらい内容なのに、たんたんと書いてある事で小学生にも読みやすくなっていると思います。

  • 2014年課題図書(中学年)その1。

  • 一つの物語として物足りなさを感じます。
    もっとこう…意味のある「ただいま」なのかと思っていました。
    しっかり想像を働かせて読め!ということでしょうか。

  •  タンザニア。キリマンジャロのふもとの村にあるおばさんの家からおにいちゃんと家出した4歳のツン。バスターミナルのある前地で、お兄ちゃんとはぐれ、路上で暮らすことに…。

  • タンザニアの現実。たんたんと信じられないような現実をなんだか明るく描いていく。読みやすいけど、だからこそ周辺の情報がほしいな。感想文書くならちょっとプラス調べがあった方がいいかも。(moco)

  • アフリカの貧しい現状がわかる。
    子どもちには読みやすい本だし、国際理解や人権などを考えるツールとして使えると感じた。

  • 2014年度 青少年全国読書感想文コンクール 中学年課題図書。

    タンザニアのマラング村にすむ少年ツソは、
    お兄ちゃんといっしょにおばさんの家に暮らしている。
    そこでの扱いの酷さに耐えかねてお兄ちゃんと一緒に村を脱出するが、
    まもなくお兄ちゃんとはぐれてしまう。

    ツソはストリートチルドレンとなってしまい、
    何年かを路上で過ごす。
    しかし、あるとき一大決心をして、白人の車に忍び込み…

    実際に存在する少年ツソの物語。
    文章があまり良くないけれど、
    物語でひっぱられて読める。

    学ぶことの素晴らしさを知ってもらえれば、と思うけど、
    中学年には難しいかな?
    逆に素直に読むかしら?

  • 中学年向けの課題図書。実際にあった話がたぶんほぼそのまま書かれているのだと思います。タンザニアの貧しい少年の話ですが、アフリカだけでなくこのように路上生活を余儀なくされる幼い子ども達は世界中にいると思いますが、本書にも書かれている通り主人公の少年は運が良かったのだと思います。電気も水道もなく学校にも行けず家族もなく毎日ひもじい思いをして暮らしている自分たちとおない年の子どもたちがいるのだ、と気がつくきっかけになってほしい本ですね。

  • 課題図書(中学年) 第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2014年)

  • タンザニア、キリマンジャロ山のふもとのマラング村で、ツソは兄と二人、
    おばさんの家で世話になっていた。
    お腹はすくし、おばさんにつらくあたられるので、兄弟は村を脱出することにした。

    モシの町に行ってバスに乗れば、大きな町に行ける。
    小さなツソは、必死で兄の後について歩いた。

    やっとの思いでモシの町に着いたが、二人は食べものを買うお金を持っていなかった。

    そして、兄とはぐれてしまったツソは・・・。

    実在する少年ツソ君(現在20歳)のお話です。

全19件中 1 - 19件を表示

著者プロフィール

1959年アウグスブルク生まれ。ギリシャ語、ヘブライ語を学んだのち、出版社の営業の仕事をしながら、古代言語、文学、神学、音楽学などを修める。大学講師を12年間つとめた後、フリーの編集者およびノンフィクション作家、翻訳家として、社会的なテーマを中心に活躍。小学校での講演も精力的に行っている。

「2013年 『ただいま! マラング村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木田鶴子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×