アメリカはいつまで日本を守るか (一般書)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198637088

作品紹介・あらすじ

シリア空爆に踏み切れなかったアメリカ。デフォルト危機を辛くも乗り切ったが、その覇権主義には翳りが見ている。戦えなくなった超大国の揺らぎは、国際社会のパワーバランスにどんな軋みを生じさせるか。中国、ロシアはこの事実に対して、どう動くのか。日米安保はどうなっていくか――。
今絶対に知らねばならないアメリカの実態、国際社会と日本の将来。最もアメリカを知り尽くしたジャーナリストによる緊急出版、現地からの詳細レポート!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったが、この方の本はいつも思うが目次を読んであとは飛ばし読みで十分のように思う。

    日本は対米隷属で居続け、いずれ米国から離れざるを得なくなるだろう。それは米国の衰退とともに、日本の東アジアでの中国との対立による。

    それまでは自立はできないだろうな・・・。

    星四つ。

  • オバマはプーチンの助け舟がなければ、破滅的な状況になった。
    アメリカは失業率を減らすためには中国に出て行った企業を呼び戻し、アメリカ人の手でより良い製品を作るべきだと考えている。アメリカのヒスパニックは真面目でよく働く、敬虔なクリスチャンだし。

    現代の中国経済では毛沢東の思想を必要としていない。

    アメリカの政治、特に国際政治の基本は力の均衡が原理である。つまりバランスオブパワーが国際政治の原則と考えている。アジアにおいては日本が軍事的にも強い国家であるために、弱い中国を助けることによってバランスを保とうとする。

    スターリンは北海道が欲しかった。

    北朝鮮が日本に核攻撃をした場合、キムジョンウンをはじめ北朝鮮の指導者がアメリカの核兵器による報復を受け、全員殺害される。この原則が貫かれなければ、核兵器による抑止力は意味を無くしてしまう。北朝鮮による日本や韓国に対する核攻撃は、戦争のエスカレーションという基本的な戦争拡大の原則からかけ離れているため、議論の対象になってこなかった。だが、アメリカだけでなく中国、ロシアにおいて指導者の権限が弱くなり、戦争権限が弱体化している中で、アメリカだえでなくロシアも中国も小国による核攻撃に対する基本原則を早急に確立しなければならないだろう。

  • ・アメリカは日本を積極的に守るという気概もないというより、財政赤字縮小のため、日本に軍事的分担の増大を求めていると言った方が良いと思う。
    ・オバマ大統領は,軍事同盟上は日米共同の仮想敵である筈の中国ときわめて友好的な姿勢をとっているが、中国は民主国家でなく、あくまで仮想敵である。
    ・そして尖閣を護る場合、中国との海戦がある.戦場はあくまで海に限定して中国海軍を破るということです.アメリカのいうオフ・ショア作戦を徹底して互いの本土に戦いを及ばせないこと鉄則とすれば、自衛隊に中国との海戦をやらせる必要がある。これまでの日米安保条約では十分ではないので、日本独自の戦力で中国海軍を殲滅する方法を考える必要があ。そのための新たな日米条約につくり変えなければならない。

    要はアメリカの国力の衰退を日本の軍事力でカバーしようというアメリカの戦略に乗れという日高のアジテートがこの本の中身でしょう。

  • もしアメリカが日本を守らなくなったら・・・。

    日米同盟がある限り、日本は平和である。
    日本人の多くはそう考えているが、果たして日本が他国から攻められたとき、アメリカは本当に守ってくれるのか?

    こう警鐘を鳴らすのは著者である、ジャーナリストの日高義樹だ。

    アメリカの政治や軍事、メディアに精通している彼によれば、米国が内向きに変質しつつあり、世界の警察官を辞めようとしていると感じられるそうだ。
    そしてオバマの登場によってそれは加速し、多くのアメリカ国民もそれを支持しているという記述に自分は戦慄した。

    一体どれだけ多くの日本国民がこの現実を知っているというのだろうか。

    人の心は自由だ。善を思うこともできれば、悪を考え実行することもできる。

    日本の近くに位置する国々の指導者が、常に心に善を思い浮かべているとは、限らない。

    怒り、憎しみ、恐れ、恐怖、憎悪、権力欲、支配欲、猜疑心、復讐・・・これらの感情に支配され悪政を行い、また他国を侵略をしようとした指導者は、歴史上少なからず存在する。

    日本もそろそろ幻想から覚め、リアルに自分達の置かれた状況に気づくべきだろう。
    日高氏はこう警告しているが、たしかに事態は切迫しているようにも見える。

    空母を次々と建造しようとしている、中国の最新の軍事情報も詳細に載っており、この本は日米中の将来を考える上で大変参考になると感じた。

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著者プロフィール

1935年、愛知県生まれ。東京大学英文科卒業。59年、NHKに入局。外信部、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長、米国総局長を歴任後、ハーバード大学客員教授に就任。現在はハドソン研究所客員研究員として日米関係の将来に関する調査、研究の責任者を務める。著書に、『アメリカは中国を破産させる』(悟空出版)、『米中時代の終焉』(PHP研究所)、『習近平の核攻撃』(かや書房)など多数。

「2022年 『破れたアメリカの「核の傘」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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