ペニーさんのサーカス

  • 徳間書店 (2014年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198638313

みんなの感想まとめ

動物たちの心の声を理解し、愛情をもって接するペニーさんの物語は、優しさと勇気にあふれています。サーカスから逃げ出したチンパンジーのスージーとクマのオラフが、冬の間の閉じ込めから解放されるためにペニーさ...

感想・レビュー・書評

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  • このペニーさんは、繊細な鉛筆画なのですねー。

    エッツは大好きなくせに、なんとなくスルーしていたペニーさんのシリーズ、ちゃんと向き合う時間を作ろうと読み始めました。

    なんて、楽しくて、心が優しくなれて、美しい絵本なんだろうと、膝の上でページをめくりながら、子どもの自分に帰っていくような心地を味わいました。

    サーカスから逃げ出してきたチンパンジーのスージーとくまのオラフ。ふたりはサーカス団でみんなの前で芸をするのは大好きだけど、冬の間閉じこめられることが我慢できなくて、逃げてきました。

    そこでペニーさんの動物たちは、どうしたらいいかペニーさんに相談しようと、家に連れて帰ります。

    正直者のペニーさんは、サーカス団からこのふたりを買い取らなくては家で暮らせないと、団長のところへあいさつに出かけます。

    はあ、さてここからは、やっぱりサーカス小屋でひと騒動やらかす動物たち。ヤギのスロップが、サーカス団のヤギに紛れ込みます。。

    ここから先は、正直で、勤勉なペニーさんならではの幸福がやってきます。動物たちのためにペニーさんは、よろこんで工場へ働きに行き、お金を稼ぐんですもの!
    なんて愛なんでしょう。

    そしてもちろん、ラストはまたお金を稼ぎに行かなくとも、家の庭仕事をして幸せに暮らせるようになるんです。

    こういう、シンプルでちよっぴりドキドキして、なんと言っても絵が美しい絵本、こういう絵本を作れる作家さん、いるんですかね?今の時代にも。

  • 動物好きな人には、かなわないわ⁉️

  • ある日、ペニーさんの農場にサーカスの猿と熊が逃げて来た。サーカスには鬼のような怖い団長がいて…というようなステレオタイプな展開はない。
    芸をするのは楽しいけど、冬の閑散期に工場の倉庫の檻に閉じ込められるのが嫌なんだと訴える猿と熊。彼らを農場に迎えるにも、芸を仕込まれた動物は特別で高価だからと、工場に働きに行くペニーさん。そしてサーカスでは…
    モノトーンの繊細で優しい筆致で描かれる絵も魅力的だし、嫌な人も動物も出て来ない世界観が魅力に溢れてる。
    図書館のを借りて読んだけど、思わず注文しちゃいました。

  • 二匹と一緒に暮らすために、まずは自分が働いてお金を稼ごうとするところにものすごく好感が持てる。分割払いの算段までして。
    普通に考えればそんなこと普通のことなんだけど、この普通のことを普通にしようとするお話なんてほとんどない。
    責任を持って動物たちの面倒を見る…いや、ペニーさんにとってそれは、一緒に暮らしたいってだけなんだろうけど…その姿が素晴らしい。

    でもベアハッグはきついね。
    手加減してあげて。


    絵本にしては結構長め。
    絵も地味。
    でもなかなかいい物語。

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著者プロフィール

兵庫県神戸市生まれ。大学卒業後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学んだ後、ボルチモアの公共図書館に勤める。帰国後、子どもの本の普及に努め翻訳、創作など多方面で活躍。

「2015年 『新・小学校国語の教科書に出てくる読み物セット 全11巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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