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Amazon.co.jp ・本 (664ページ) / ISBN・EAN: 9784198639211
作品紹介・あらすじ
歴史的大惨事となった脱線衝突事故から10年。このところ不可解な事件が相次いでいた。女性がカラスに襲われ失明。白昼の凄惨な殺人。不思議な能力(念動力)を持つ小学生・信悟の優しかった女先生も突然豹変し、彼を執拗に付けまわすようになった。いったい何が起きているのか。背後には太古から地球にいた謎の生命体のたくらみが。信悟は圧倒的力を持つ生命体にいかに立ち向かうか。昭和の下町を舞台に描く、直木賞作家渾身のノスタルジックホラー。
みんなの感想まとめ
テーマは、昭和の懐かしい風景を背景に展開するノスタルジックなSFホラーで、主人公の小学生・信悟が神秘的な生命体と対峙する姿が描かれています。660ページの大作ながら、読みやすい文体でスムーズに物語に引...
感想・レビュー・書評
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生死について考えさせられました
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2段組660ページの大作でしたが、読み易い文章でサクサク内容が頭に入って来ました。
タネ明かしの正体の設定についてはちょっとSF過ぎると感じましたが、まぁノスタルジックSFホラーとの事なので良しとしますか。
昭和の懐かしい風景を思い出させてもらいながら楽しめた作品でした。 -
昭和4.6年代、信じられない生命体がやってくる。まだ小学生の信悟と、無限のビイの戦いが始まる
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割と終盤の展開がコテコテだけどね、好きよ、こういうの。もうちょっとうまいやり方もあろうもん、ってのがお互いにあるけどね、そこは子どもを主人公に据えたところから薄々分かってたわけですよ。その歯がゆさに加えて、小学3年生の男子がこんなにできた子どもなんて!とショックを受け、それに比べてうちの子は・・という絶望を感じつつも、まぁでも小説だからねー、しゃあない、とごまかす。
しかし身体を乗っ取ることができても、その身体が受ける刺激も、食ったもんの美味さとか、その他にも楽しい事とか全然感じられない、っつーのは、設定的には酷い。これは生きてても楽しくない。やさぐれるのも無理はない。しかし目と耳の感覚は生きているらしいという展開はどうなのか。矛盾してないか。
と真面目に突っ込んでしまった。
後は最後の展開も好き。ヒナちゃんとリュウくん薄幸すぎ。 -
こんな不思議なものがいたとしても信じられないわな。
他人を信じることができなくても、自分を信じることができれば対処できるものか……。
自分だけは自分のことを好きでいて、最後まで見捨てない、そうありたい。 -
2016.4 最後はページをめくるのももどかしく、面白い!ただ読んでいるときキングのザ ドームがデジヤブのように頭を巡りました。
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「あした咲く蕾」「わくらば日記」「なごり歌」など、昭和の世界、摩訶不思議な世界を描く朱川湊人さん、今回、2015.3発行の「無限のビィ」を読みました。読後、静かな感動に浸りました! 1頁2段書きで、661頁の大作です。よくこんなに長い物語ができるものだと感心しつつ読み、読後、納得した次第です。半分読むのに3日、後半は1日で一気に読了しました。「タイトル」の意味がわかってからは、もう不思議な世界にのめりこんでしまいました。「限りある命」「無限の命」・・・、命があるからこその人生、そんなテーマでしょうか?!
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作者お得意の、昭和を舞台にした長編。
実態を持たず、大昔から生物に寄生して生き続けている無限のビィと、小学3年生の男の子との戦いを描いている。
確かに先は気になって読み進めたけれど、子ども向けとも思えるわかりやすい設定とストーリー運びで、少々物足りない。何より、男の子が小3というのは無理があり、言動からすれば6年生くらいが妥当。
この作者に関しては、同じ昭和でも、懐かしさと薄暗さと哀愁を帯びた、短編が最も冴えていて、味わい深い。 -
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優しいキングのITって感じ。
でも日本だからもっとリアリティーを感じて、感情移入できた。
主人公はどう考えても小3男子には思えないけど
いろいろ面白く、登場人物も好ましく読んだ。
最後がなんだかちょっと尻すぼみだったけど
抜けた人たちも帰ってこれて良かった。
とりあえずリュウとひなこと女子高生がかわいそうでした。 -
何度も最後のシーンを読み返してしまった。ちょっと悲しい最後もあったけど、無事に平和に終わってほっとした。
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どこにでもあった町
どこにでもあった路地
どこにでもあった商店街
どこにでもあった庶民の暮らし
そんな設定の中で
SFが描けてしまう
朱川さんは ほんとうに凄い
上下二段組、661頁に渡る長編
最後の最後まで
きちんと読ませてもらいました
もちろん フィクションなのですが
こんな人 いるよね
こんな事件 あるよね
こんな状況 あるよね
が
心憎いばかりに ちりばめられているのも
さすがだなぁ -
昭和時代が舞台のSF大作。
信悟が年の割にしっかりし過ぎている気がしないでもなかったけど、どんどん引き込まれ、ハラハラドキドキしながら読み進めた。
得体の知れない状況、悪意が増幅していく様にゾワゾワした。
みんな万々歳のラストでなかったのも余韻を残し、がっつりな長編でした。 -
太古の時代に地球にやってきた謎の生命体に立ち向かう小学生たちの運命は・・・奇想天外な想定だが、手に汗握る展開は読者を惹きつける。
一応は、ハッピーエンドなのだが、万々歳という終り方ではないところに、この作者特有のペーソスを感じる。
昭和という時代を描く小道具として、テレビ番組や歌謡曲などをうまく散りばめ、リアリティ性をうまく高めた作品に仕上がっている。 -
2015/6/27(土曜日)
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著者にしてはちょっと珍しい、直球ど真ん中ストライクのSF。600ページ超の大作ですが、一気読み必至。小学生の頃に読んだ子供向け翻訳SFを思い出しました。
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まさかの二段組660ページにちょっと怯んだのは内緒のお話(笑)
冒頭から100ページ過ぎるあたりまではなかなか入り込めずに進まなかったが、名前のなかった「私」が「無限のビィ」となってからはストーリーにぐいぐい引き込まれる結果に。
ビィが探し求めるエイの正体は中盤以降なんとなく予想はついていたが何故現状の姿になったのか、そして何故ビィはエイを求めるのかの理由が互いに犯した罪の結果とはいえ哀しすぎた。
生きてる人間以外が怖かったのは久しぶりかも(¯―¯٥) -
2015 6/15
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昭和46年に小さな町に現れた無時間生物との戦いのお話。
なんとなくビィが憎めなくなるのは朱川さんの人が1番偉いわけじゃない、という思いが反映された存在だからかな。
ビィがどこかに生き続けていることを想像します。
著者プロフィール
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