第3次世界大戦の罠―新たな国際秩序と地政学を読み解く

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198639723

作品紹介・あらすじ

IS、ギリシア問題、中国の海外膨張、ロシアの新たなる帝国主義――世界は新たな秩序に向かって動乱の時代に突入した。忌まわしき戦争の世紀が再びやってくるのか。中東イスラーム研究の泰斗と、インテリジェンスの第一人者が元外務省主任分析官が、文明の興亡、地政学の視座、それぞれの専門分野における肉感性ある知見をもって世界を斬る。

感想・レビュー・書評

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  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 高崎図書館にあり
    2016/04/30:
    一回借りた。40ページまで読む。時間なく返却

  • ISが世界情勢に与える影響とは??
    お二人の話しに難しいけれど引き込まれる。

  • スンニ派
     IS(イラクとシリアにまたがるシリア砂漠)
    シーア派
    アラウィー派
     12イマーム派(イラン)
     イラクのマリキ政権(治世失敗)
    イラン革命防衛隊 RG

    サウジアラビア対イラン
    スンニ対シーア
    アラブ対ペルシャ

    サイクス・ピコ協定 1916 第一次世界大戦時イギリス、フランス、ロシアがオスマン帝国の領土分割などをきめた密約

    ISの支配地域 トルコ(エルドアン)から入る、ウィーンのトルコの銀行からISへ送金 トルコ クルド問題

    イラン 原油埋蔵量の55%を占めるペルシャ湾の全体を支配 人口国家でない歴史的に重みと由緒ある歴史を誇る
    テヘランの知識人 グローバリゼーションはすでに我々が紀元前5世紀のペルシャ戦争以来やっていた

    ウサマ・ビンラディンのルーツはイエメン(アラビア語、スンナ5割、シーア4割)

    サウジアラビア ワッバーフ派

    オマーン イバード派 東京大学に寄付講座、海洋国家(船乗りシンドバッド)イランの別働隊

    カタール アル・ジャジーラ 反サウジ、IS(特にハマス)にみかじめ料、IS、アルカイダ系はカタールを標的としたテロを行わない

    IS シーア派を殲滅する路線を鮮明

    イラク バクダードの中央政府はシーア派 イラクの国防軍という以上に実はシーア派の中心の権力の私兵だった軍隊にたいして、鉄槌を卯建したのはスンナ派のIS

    イランという非アラブのシーア派国家がスンナ派のアラブのなかに楔を打ち込むためになりふり構わず、イスララーム革命防衛隊を派遣している

    スンナ派のイスラーム武装組織ISと、シーア派の重要な拠点イランの革命防衛隊の対立

    ノモンハン事件で日本軍がこまったのは蚊 ツンドラが溶けてどろどろになって、ぬかるんで、ボウフラが湧いて、蚊がでる

    チェチェン人の民族的慣習 男の子が生まれて、者午後ころがつくと、そのこに何をまず教えるのか。お父さん、おじいさん、ひいおじいさん、7代前までの男系の祖先の名前と、どこで生まれてどこで死んだかという場所の名前、あと墓の場所。殺害されている場合は、その仇がだれか?7代後までに敵討ちをしなくてはならいという血の復讐の掟がある 同胞意識が強い

    ギリシャの初代国王 オットー・フォン・ヴィッテルスバッハ バイエルンから送り込まれた オスマン帝国から独立した時から破綻国家 政治はつねに土着のギリシャ人と外来の王室との対立

    EU離脱でギリシャがISの拠点となる

    第一次オバマ政権の成果 ミャンマー軍事政権との国交正常化、南スーダンの独立(石油利権をおさえて、中国が入らないようにした)

    新疆ウイグル自治区がIS orアルカイダ現象になるのが、中国の悪夢

    新疆ウイグル ハナフィー派(スンニ)

    海保は荒っぽい

    フィリピン ミンダナオ モロ・イスラム解放戦線
    IS親和 インドネシアのジェマ・イスラミア、フィリピンのアブサヤフ

    真珠湾攻撃のあと 山口多聞 パナマ運河を攻撃するといった

    福島原発の事故のとき真っ先に逃げ出した大使館はドイツとフランス

    サウジ ワッハーブ派(スンニ)、アラビア語 アメリカの中東における最大の同盟友好国であったが、この構図が変わろうとしている
    イラン シーア派の主流の12イマーム派、ペルシャ語

    スンニ派有力国 トルコ、エジブト、パキスタン

    プルタルコス 政治家の大切な仕事は、どの外国に対しても、自国を必要以上に卑屈にさせず、足に枷をかけた上に首まで軛に差し出す事態を作らないこと

    イランの公然たる敵 イスラエル、隠然たる敵 サウジ

  • 山内昌弘教授と佐藤優氏の対談です。対談を編集した本は,さっと読みやすいものが多いのですが,相当中身の濃いものだと思いました。
    中東,中央アジア,ロシア,ヨーロッパを理解するための情報が整理されています。歴史や哲学なども踏まえた内容になっており,国際関係の基本的な知識を整理するのに,とても有用な本だと思いました。

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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