中国壊滅

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198639761

作品紹介・あらすじ

2015年6月中旬から7月にかけて中国株が大暴落、中国政府はなりふり構わぬ株価維持政策に出ている。だが、やがてその矛盾が噴出し、経済も社会も大混乱に陥る! すでに土地バブルは崩壊、起死回生を狙ったAIIBや南シナ海支配も日本・アメリカの包囲網に叩き潰され、中国は衰退の道を余儀なくされる。欧州危機を的中させ、1年前の『ヤバイ中国』で経済危機を唱えた著者が、ついに訪れた中国崩壊の今後と世界経済への影響を完全分析!

感想・レビュー・書評

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  • この試合暑いし

  •  「中国で何が起きているのか?」というよりも「中国が何をしようとしているのか?」という部分に注目している。「爆買い」は日本のバブル、投資目的はマンション購入もリーマン・ショックと同じ現象であり、中国はすでにバブル崩壊状態である。そして株価操作やAIIBも最後の足掻きにすぎないことがよく分かる。ちょっと驚いたのがギリシア問題との関連。「新シルクロード」の終着点というだけでなくシェンゲン協定の穴を突いたEUの中国化を狙ったものであるとは思わなかった。結果的に潰えたが、もし実現していたらどうなっていたか想像するだけでも恐ろしい。

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著者プロフィール

1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。海外の経済情勢に精通すると同時に内外の経済・政治状況のリサーチと解析に定評があり、2009年に出版した「本当にヤバイ!欧州経済」(彩図社)で欧州危機を警告してベストセラーになる。
近著「山口組分裂と国際金融」「パナマ文書」(徳間書店)「トランプ! ~世界が変わる日本が動く」(ビジネス社)「貧者の一票」(扶桑社)など。

「2017年 『平和ボケ お花畑を論破するリアリストの思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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